しょくやすみ


◻︎ポリネシアンxxxxをする5スレ
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2〜3日目https://writening.net/page?XYw4Qh
4日目https://writening.net/page?VnFsY8
5日目(朝)https://writening.net/page?CGLvGu

スレッタとエランは仲の良い恋人同士である。かなりの自信を持って、スレッタはそう自負していた。いつも些細な仕草をかわいいと言ってくれるし、デートだけじゃなくちょっとした買い物にだって殆ど二人で行くし、キスは毎日するし、週にするセックスの回数だって付き合ったばかりの頃とさほど変わらない。
しかし、仲の良い恋人ならではの悩みもある。エランと肌を重ねる事は幸せには違いないのだが、毎度挿入したあたりからお互いにヒートアップした結果のぼせ上がって我を忘れてしまい、恥ずかしい言動をあられもなく晒している気がしてならない。それだけならいいが、朦朧としすぎて行為中エランから貰った愛情表現をつぶさに覚えていられないことが、スレッタは少し寂しかった。

いつもより、ゆっくり触れ合ってみたい。
ある日そんな気持ちを検索バーに打ち込んでみれば、今のスレッタにうってつけの記事が目に飛び込んできた。読むに、異国に伝わる夫婦の風習らしい。夢中で文字を追っていれば早速エランに見つかり、恥を忍んで打ち明ければあっさりする事が決まってしまった。そして心の準備ができないうちに、エランに押される形でその晩から例の行為を始めることになったのである。
挿入を伴わない分もどかしさはあるものの、強い性感を必要としない肌の触れ合いはひたすら心地のいいもので。スレッタに触れる手や眼差し、かけられる言葉がいっそう甘く感じられ、またそれを朝まで覚えていられる事がとても幸せだった。
日にちが経つにつれ少しずつ焦れていく感覚も新鮮だった。いつもなら少しおねだりすればたっぷり愛してもらえる場所に一切触れてもらえない事がもどかしく、一日ごとにエランを求める気持ちが高まっていくのが分かった。それはエランも同じらしい。スレッタに触れる手つきに少しずつ余裕のなさが滲み始めていた。最初に願った「いつもよりゆっくり触れ合いたい」が「早くエランと繋がりたい」に変化しているのは自明だった。
そうして迎えたのが五日目の今日である。

「はい、あーん」
「あーん…」
「おいしい?」
「おうひぃれふ」
あーんと開けた口の中に放り込まれたのは、今朝剥いたりんご。齧れば冷たく甘酸っぱい果汁が口いっぱいに広がって、寝起きで乾いた喉を潤してくれた。朝から一発と続けて抜かずの三発をした結果、疲れたので二人揃って少し朝寝をしたのだ。
下腹部に響く快感に起きれば昼前で、スレッタは起き抜けに差し出されるままエランからの給餌を受けていた。
「じゃあ、こっちは?」
エランの目が色っぽくスレッタに笑いかける。繋がっている腰を押しつけられて、思わず背が浮いてしまう。寝ている間に入れられたそれは、もう四回もしたと思えないくらい硬くて大きく、スレッタの中に居座っていた。
「すき?」
「ん、んっ、ふ、ひぃ…っ♡」
「かわいいね」
ぐしゃぐしゃに噛み砕いた果実が口の中で溢れた。つやつやと潤んだ唇の端で滴り落ちた果汁をエランの舌が舐めとる。その間も奥を揺する動きは止まらない。スレッタはお腹を押されて漏れ出る声の合間に必死に口の中のものを飲み込んで、唇の端にキスを繰り返しているそれに自分のを重ねた。りんごの汁の甘い味がした。
「んっ、ん、んっ」
回した手でエランの背を撫でていると、エランの手が掬うように胸を包む。少しこぼれるくらいの柔らかい肉が、エランの大きな手に揉まれ形を変えていく。離れた唇が下がって、ぽっちり主張している先端に吸いついた。
「あん…♡」
思ったよりわざとらしい声が出た。エランがかすかに笑う気配がして、恥ずかしくなって顔を隠そうと身を捩る。
「隠さないで」
エランが身体を起こしたと思うと、くびれを掴み、ぱん!と勢いよく腰を打った。
「あ"っ!」
お腹がぞくぞくして、足先から上がってきた気持ちよさが頭を突き抜けて、びくんと身体が跳ねる。
「あっ、ん"っ、んっ、あっ♡」
浸る暇もなく続けて打ち込まれ、叩けば鳴るおもちゃのように声が漏れるのを止められない。必死にエランを見上げれば少し眉を寄せて微笑んだ色っぽい表情で、スレッタの乱れ様をじっと見つめていた。
見られている。足がぴんとなって、胸も激しく揺れて、こんなにだらしのない顔をしたスレッタを。中も外も、全部丸裸にされてしまう感覚はとても恥ずかしくて、泣き出したいほど気持ちがよかった。
「んっ、すっごい、ぎゅうってなってる。久しぶりのおちんちん、気持ちいいね…♡」
「ひっ♡」
「あれ、もういっちゃう?」
「ぁ"ぁ〜…っ♡」
囁かれれば無意識に中が締まり、エランに絡みつく。打ち付ける腰は激しくて、言葉は意地悪なのに。のけぞって突き出した胸元を撫でる指が、声が優しい。好きで好きで堪らない。
「いっ、いく、あっ!も、もぉっ、いきます♡」
「いいよ。気持ちいい顔、よく見せて…っ」
「あっ、はひ♡みてっ♡みてくださ♡や"っ!しょこぉっ………!♡」
突然陰核を摘まれ頭が真っ白になって。ほんの一瞬、魂だけぽんと放り出されたように身体のいう事がきかなくなった。
その間も奥を揺さぶられ続けて、ずっと気持ちのいいところから帰って来れない。少しでも逃がそうと無意識にもがいた脚は小脇に抱えられてしまった。
「あ"、う、うぅ〜っ♡」
突かれながら皮ごと陰核を揉まれ続けるのにたまらず涙が出る。射精が近いのだろう。打ち付けるエランの動きが早くなる。
「ん、あ、…僕もいきそ……いく、い……っ♡」
上擦った甘い声がして、掴んだ腰を押しつけた後ぴたりと動きが止まる。
「はぁ、は…んっ、あ、あぁっ♡」
終わったと。甘い気だるさに浸ろうとすればもっと締めてというように突起を転がされる。赤くなった突起の下の穴から少量の潮が溢れた。
「……、はー…」
電池の切れたように、エランがずるずると重なるようにスレッタに倒れ込む。
汗とシャンプーと甘いエランの香りに包まれて、うっとりと身を寄せればキスが降ってくる。髪がさらさらとカーテンのように落ちてきて、スレッタの世界はたちまちエランでいっぱいになった。幸せだった。
「んー……あはは、べとべと」
頬擦りしながらエランが笑う。食べながらしたおかげで果汁が肌のあちこちについてしまって、口の周りや首元を汚していた。
「…だって、口にはいってるのにとんとんするの、やめてくれないから……あっ、も、舐めちゃだめです…」
エランが味見するようにスレッタの頬を舐める。飴玉のような目を悪戯っぽく細めるのもあいまって、大きな猫のようだった。
拭かないと後でかゆくなってしまう。そうは思っても中々重い腰は上がらず暫くだらだらとキスをしたり抱きついたり、中に入ったままのものを悪戯に締め付けたり、仕返しに首に噛み付いたりしていればまた火がついて。赤い耳に甘い意地悪を囁かれながら後ろから抱かれ、また揺さぶられた。

その後。結局二人の胃袋はりんごでは足りず。ぐちゃぐちゃのシーツから降りてきちんと昼をとったのは、おやつの時間に近くなってからだった。
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