ふかいキスまでだいじょうぶ


◻︎ポリネシアンxxxxをする5スレ
1日目https://writening.net/page?FNAusu

気まぐれに始めた夜の遊びも三日目に差し掛かっていた。
昨日と一昨日はキスまでしかできなかったので、ひと通り触れた後は抱き合って素肌の温もりだけを楽しんで、眠くなればお互い自然に眠りについた。スレッタも最初こそ恥じらい、欲しがるような目を向けてきたが、激しい触れ合いではないので次第に緊張感を無くし、無邪気に雑談などを始めるので、そのうちムードもへったくれもなくなった。その為裸であるという状態を除いて普段とさほど変わらない夜だった。
言い出しっぺのスレッタがこの調子なので、毎度律儀に反応してしまうエランとしては、一方的にお預けを食らっているようでおもしろくない。
せっかくなら、焦らしに焦らし、我慢できず涙ながらにかわいく強請るのをさらに焦らして泣かせたい…。正直なところそうしたくて仕方がなかった。エランは女に泣かれるのはあまり好きではない。泣かれてしまうとまともな話ができないので、涙に可愛げを見出すより先に面倒を覚えてしまうのだ。しかし好きな子に関しては別である。エランも恋する一人の男なのだ。

「今日からは、深いキスもいいんですよね…」
服を脱がそうと足元でふりふりと動くスレッタの尻を見つめていたエランが、ふと顔を上げる。
「そうだね。…全部にしてあげられないのが残念だけど…」
尻を見つめながら言えば、スレッタがぽっと顔を赤らめる。そして尻を手で慌てて隠した。
「こ、ここはだめです…」
「うん?別に僕はどことは言ってないけど」
「…」
「あはは、冗談さ。こっちおいで、キスしてあげる」
揶揄われてショックを受けた顔をした後むっつり黙ってしまったスレッタを抱き寄せてベッドに寝転ぶ。髪にキスを落とせば何も言わずに胸にぐりぐりと頭を押し付けてきた。かわいい。
「あまり意地悪、しないでください」
「ごめんね、ゆるして?…ん、なんか甘くていい匂いする」
唇を頭から滑らして首筋に鼻を寄せると、嗅ぎ慣れない甘い香りを感じた。花とは違う、ミルクのような、ハチミツのような。食べ物的な匂いに釣られてつい舐めてみる。匂いに反して無味だった。
「んっ、えっと、新しいボディクリームで…この前、お兄さんから頂いたんです」
「兄さんから?」
恐らく長兄のことだろう。たまたま出先が近かったからと、先週家に訪れたので夕食を一緒に取ったのを思い出す。
「はい。取引先から頂いたサンプル品だそうで、明らかに女性用だし使わないからって。今度お礼をしないと…確か、コーヒーが好きなんですよね。そういえば、最近駅ビルに新しいコーヒーショップが入りましたよね。よかったら、明日見に行きませんか?」
「ええ、でもどうせ兄さんのことだし。物を貰っても持て余すだけだから、お礼なんか気にしなくていいと思うよ」
「でも…ん、っ」
首筋に強く吸い付けば、ぴくんと身体が跳ねる。そのまま鎖骨や肩にいくつもキスをすれば、今度は喘ぐような呼吸と一緒に背が浮いた。そうしてお喋りな口を黙らせながら、ちらりとスレッタの顔を盗み見る。青い目はうっとりと潤んで、とろんとエランを見ていた。
ふっと笑いかけて、目を逸らさずにゆっくりと、天辺を避けた胸の柔らかいところを唇で食んでみる。
「食べちゃ、いやです」
「本当に嫌?」
そっぽを向いたので、軽く歯を立てる。
「ひゃあん」
間抜けな悲鳴と共に大袈裟に身体を縮こめたのがやけにかわいくて、覆い被さるように身体を起こして、食べるようにキスをした。
「ん…ん、ぅ」
スレッタの手が行き場を探すように惑って、エランの背に回される。肌をつ、と爪先でなぞるようにして、焦ったく伸びた指先が髪を掻き混ぜるのに、腰がじわじわと痺れてくる。
「舌、出して」
素直に出された舌を吸ってから、中に忍ばせた舌で上顎を擽る。スレッタはこれにめっぽう弱い。忽ち喉の奥から子猫の鳴き声じみた音が漏れて、背では指先が掻くような動きをしだしたので、そろそろかと小さな両耳を手で塞いでやる。
「ふ、ぁっ、んっ」
一度唇を離す。見下ろせば潤んだ目がエランを見上げていた。怯えと期待の混じった視線に知らないふりをして、また啄むように唇を合わせて、深く深く口付ける。昨日交わすことの許されなかった唾液はいつもより甘い気がした。
どれくらいそうしていたのか。好きなだけ貪り、満足して、ようやく離してからスレッタの顔を見る。かわいい顔は汗をかいて真っ赤になって、口は涎でべとべとで、目はのぼせてぐずぐずになっていた。もうエランのことしか頭になさそうな間抜けた表情は、とてもかわいく見える。
頬にキスをしてから、下へ下へと降り、肋骨や腹、腰骨の辺りに触れていく。唇が触れるたびに尻がもぞもぞと動くのを無視して、今度は持ち上げた足先に唇を落とす。
踝から甲、爪先へと、あますことなく愛でる。そうして、ゆっくりと膝を折りたたみ、そっと外に倒して、暴いた。
「…ぁ、」
思った通り、そこはしっとりと濡れていた。スレッタは酔っ払ったような熱っぽい目をして、外気に触れてひくつくそこを見つめる。触って欲しいのだろう。エランは笑った。そしていつもなら期待に応えてたっぷり愛でてやる割れ目と、膨らんだかわいい突起を避けて、脚の付け根の辺りに何度も唇を落とした。汗の混じった、甘い匂いが強くなる。
「あ、んっ、ん〜っ」
触れるたびに腰が揺れて、エランを受け入れるように脚がどんどん大きく開かれていく。割れ目はつやつやとピンク色に濡れて、薄ら濁った愛液が肛門の方まで垂れているのが見えた。
「気持ちいいね」
「ふぅ、ぅっ…」
「ねえ、ここ。欲しそうにしてる」
「ひぃっ、♡」
ふうと息を吹きかければ、一際大袈裟に腰が跳ね上がった。
「今触ったら、どうなっちゃうかな」
エラン自身もうすっかり昂っていた。正直なところ、もう十分焦らされて限界なのだ。叶うならこのまま突き入れて、スレッタに柔らかく熱く包まれたい。
「…欲しい?」
流し目で撫でるように手を滑らせ、脚を持ち上げる。内腿に口付け、さりげなく熱い腰を押し付ければ、触れ合った場所からいやらしい水音が立った。
潤んだ青い目がエランを見つめる。エランは待つ。ただ一言、欲しいと。エランを強請る、ぐずぐずに甘ったれた涙声を。
「…………す」
「なぁに」
「…まだ、だめです」
ゆったりと、伸びた腕がエランの首を引き寄せる。とろんとした夢見心地の表情でスレッタが微笑んだかと思えば、エランの頬を撫でて、ちゅうと頬にキスをした。
「がまん、できなくなっちゃいました?」
首を傾げるスレッタに、エランは目を丸くして暫し固まった。
「ふふ、おちんちん、おっきくなってます…」
腰のあたりに柔らかい手のひらが這う。ぞわぞわとした快感が走って、思わず息を詰めた。スレッタの場合これを意地悪ではなく無意識でやっているのだから、つくづく敵わない。
「……言うねえ」
「んんぅ」
エランは意地悪く笑うと、さっきから煽るような事ばかり言うかわいい唇を塞いでやった。
今日は意地でも挿れるもんか。エランはそう固く決めると、とりあえず先ほどの仕返しをしてやろうと、口の中で逃げる舌を捕まえる事に集中した。
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