そろそろうえてきた


◻︎ポリネシアンxxxxをする5スレ
1日目https://writening.net/page?FNAusu
2〜3日目https://writening.net/page?XYw4Qh

今日は次兄が家に訪れていた。
たまたま出先が近かったので顔を見に寄ったのだという。最近同じ理由で家に来た同じ顔の人間が思い浮かんだが、きっと偶然だろう。
「エランさん、ご飯のおかわりよそいましょうか?」
「ありがとう。いただくよ」
「はいっ」
「この魚の煮付け、おいしいね」
「えっ!本当ですか?」
「うん。身が柔らかくて味も染みてるし、生姜がよくきいてる」
「えへ、えへへぇ…」
でれでれとだらしなく笑うスレッタを横目に、エランは魚の小骨を奥歯で噛み砕く。スレッタはいそいそと米をよそいに席を立った。
次兄が来るといつもこうだ。大学でゼミの先輩後輩であった二人は、恋人であるエランとは別に付き合いがあり、そこそこ仲が良い(スレッタとの出会いも次兄の紹介がきっかけである)。スレッタときたら、敬愛する次兄が来るたびエランを放ってちやほやと構いだすので、エランとしてはどうにもおもしろくない。
「いつもながらよく食べるね。それ何杯目?」
物静かな次兄はこう見えてよく食べる。彼用に用意してある茶碗は小さめのどんぶりと同じサイズをしていた。
「三杯目かな。君の家の食事、いつもおいしいね。箸が進むよ」
皿の隅に綺麗に片付けられた骨の山を見るに、それはとても、よく進んでいることがわかる。
「それはいいけど。食べたら早く帰ってよねぇ」
「おまたせしました、おかわりどうぞ!」
その後また二回ほど米をおかわりし、お土産の苺の乗ったケーキをみんなで食べたあと、いつもの真顔を心なしか満足そうにして、次兄は帰っていった。

「今日もいっぱい食べていってくれましたね」
ベッドの上。いつものように足元でもぞもぞと動く尻を眺めていれば、弾んだ声が聞こえてくる。
「あいつ、魚は特に好きだからね」
「ふふ。お魚にして正解でした、んっ」
服を脱がせ終え戻ってきた身体を捕まえて、さっきから次兄のことばかり話すお喋りな唇を塞ぐ。
「あ、んっ」
歯列をなぞり、上顎を擽り、舌を吸って離れる。合間に覗いた目は既にとろんとしていた。どちらともなくまたすぐ重ね合わせ、シーツに雪崩れ込む。
「やぁ…」
上に乗せた柔らかい肌を撫でまわして尻をぐにぐにと揉めば、スレッタが恥ずかしそうに身じろいだ。同年代の友達と比べ、少し大きめなことを気にしているらしい。
「好きだよ」
「…おしりがですか?」
「うん」
「…」
えっち、とでも言いたげな目がエランをじっとりと見上げる。
「拗ねた?」
「む…拗ねてなんて…んんっ」
首筋に吸い付いて、続けてちゅっちゅと鎖骨の辺りへとキスを降らせる。
「んー…」
くったりと力が抜けた上半身を抱きしめ、髪を掻き上げて耳元に唇を寄せる。
「嘘。全部好き」
頭の中へと吹き込むように囁く。小さな耳たぶがじわじわと赤く染まるのがかわいかった。
「…私も、全部大好きです」
内緒話のような囁きの後、もぞもぞと頭が動いて、首筋に唇が押しつけられるのが分かった。唇はふにふにと肌に触れながら下へ降りていき、胸元で止まる。何をするのかと眺めていれば、かわいい唇の隙間から赤い舌が覗いた。
「……ん」
胸の先に濡れた粘膜が触れる。色素の薄い突起を舌先が押して、包んで、唇であむりと咥えた。拙い吸啜音と、皮膚の薄い場所を吸われる感覚。腰のあたりにじわじわと熱が溜まっていく。
「…気持ちいいよ」
窺うような視線に髪を撫でてやれば、嬉しそうに目が細められる。普段、そこは触れても擽ったいだけだ。可愛がるとよく反応するスレッタとは違って、特段性感帯ではないと思っていたのだが、今日は妙に気持ちがいい。これも焦れているせいなのだろうか。
小さな手が腹筋の溝を這い、鼠蹊の線をゆったりと撫でる。延長線上にある場所は緩やかに反応を示していた。
「明日、いっぱいなでなで、してあげますね…」
うっとりと熱い吐息が肌にかかる。下腹部を撫でる手つきに堪らなくなって、さっきから脇腹に押し付けられているかわいい突起を摘んでやった。
「ひゃあぅ」
「ふふ、ぷっくりしてる」
「あ、あっ」
指の腹ですりすりと圧しながら擦れば、甘えるように胸元に顔が押し付けられる。
「腕立てて、こっちについて」
脇に手を入れて身体を起こさせる。顔の横に腕をつくように姿勢を誘導すれば、天辺をかわいく尖らせたふくよかな胸が鼻先に迫った。中々の絶景である。
「ねえ、もっと近づけて」
恥ずかしがって中々姿勢を落とさないので、伸ばした舌先で掠めるように触れて催促する。そうしておずおずと降りてきた胸の先に、ちろりと舌で触れる。が、くすくすと密やかな笑い声と共にすぐに離れてしまう。
「ふふ、擽った…んんっ」
再び近づいたのを今度は口に含み、わざと音を立てて吸う。飴玉のように舐りながらころころと転がせば、子猫じみた甘え声が降ってくる。
「んっ、んぅ、やぁ」
背をなぞり、伸ばした両手で尻たぶを掴む。寄せたり開いたりと好きに揉みしだく。少し汗ばんだ肌はエランの手のひらにしっとりと吸いつくようで。次第に水の粘つくような、湿った音が聞こえだした。
「聞こえる?すごい音…」
「ひゃ、あっ♡いやぁ」
殆どエランの頭を掻き抱くようにして、スレッタがいやいやとかぶりを振る。エランは笑うと、尻たぶを左右に広げて上下にゆらゆらと揺らしてやった。
「んっ、ん、んっ」
触れてすらない。挿れてもないのに、もうすっかりそうしている気分になっているかのように、揺れに合わせてスレッタが短く喘ぐ。
腹に二、三、ぽたぽたと、汗とは違うものが滴り落ちる。ぽってり腫れた胸先を吸い、軽く歯を立てる。エランのものは痛いほど硬くなっていた。
「あ、だめ、も……っ」
あえかな声と共にかくんと、スレッタの腕が萎える。顔が柔らかなものいっぱいに包まれたかと思うと、体重と共に至福の圧が加わった。
「はぁ、は…んん…」
このまま窒息死するのも吝かではないエランだったが、まだ明日もやる事があるので、仕方なく脱力したスレッタの身体を抱えてころりと横に寝かした。真っ赤な顔でふうふうと息を整えているのが一生懸命でかわいかったので、キスで邪魔をしてみる。息苦しいのか鼻がぴーぴーと鳴って、スレッタはもっとかわいくなった。
「明日は掃除も洗濯も、お休みにしようか」
前髪を撫であげて、汗ばんだ鼻先を擦り合わせる。
「起きたらこうして、一日中たくさんキスをして、ずっと気持ちいい事をして過ごそう」
スレッタの青い目が更に潤んだようにしてきらめいて、エランを見上げた。エランはスレッタのこの目が好きだった。
「あさごはんは、食べてもいいですか」
スレッタが突然次兄の様なことを言うので、エランはきょとんとした後、声をあげて笑った。そして憎らしい唇に、思い切りキスをしてやるのだった。
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