調教記録・後編


 私のモノが再び硬くなったのを見るとウミカは後ろを向き、尻を高く掲げて来る。
「クゥーン」
 と鳴いて、私に潤んだ瞳を向けて来る。
 その姿が私の脳裏にウミカが調教された時の映像が鮮明に思い出させる。
 ――ウミカの初めての野外セックスはあの男とのものだ。
 男の精子を全て飲み込めなかった罰として、野外セックスを行われたのだ。
 挿入された時のウミカの困惑と恐怖、それに反して感じてしまう快楽の混じった表情。おそらくウミカはあくまで露出プレイまでだと思ってたのだろう。まさか野外でセックスすることになるとはまったく思っていなかった。
 深夜、人通りがないとはいえ、野外であることから必死に声を押し殺すウミカを容赦なく責める男はしかし、決して乱暴ではなく、巧みにウミカの性感を刺激して、ウミカを高みへと導いていた。
 次第にウミカから漏れる喘ぎ声は多くなっていたが、そのたびに犬らしく鳴かないとリードを引っ張られ、必死に犬を演じるウミカの姿は嗜虐心を掻き立てるものだった。
 段々と順応していたウミカだったが、彼女の誤算は犬型住人のセックスは私の物とは違うものだったことだろう。
 犬の陰茎には『亀頭球』という部位があり、交尾の際にはそれが膨張し、メスの膣から抜けないようにロックしてしまうのだ。
 男の陰茎もそれと同様であった。
 次第に自分の膣を中から押し広げ、がっつりとロックする陰茎にウミカの困惑はと快楽は頂点に達していた。
「なん、で……抜け、あっああぁっ!!」
 こうなればウミカも犬を演じる余裕も声を押し殺す恥じらいも無くなり、ただただ与えられる快楽に悶え、男に翻弄されるだけだった。
「ずっと出て……ああっ、引っ張らないで!」
 犬特有の尻結合の体勢になった男は興が乗ったのか、時々わざとその体勢のままウミカを引っ張っり、公園を練り歩く。その間もずっと射精を続けながらだ。
 犬の交尾、射精は非常に長い。
 その長さの分、ウミカは絶頂した後もすぐにまた絶頂させられる。
 深夜、公園を四つん這いで後ろ向きに歩かされながら、絶頂し、喘ぎ続けるウミカの姿は淫靡で背徳的で、この世のものとは思えないほど淫らなものだった。
 30分以上にも及ぶ結合が終わった時には息も絶え絶えで、意識も朦朧としながら地にその裸体を大胆に晒しているウミカと満足した男の姿のみが公園の静寂の中に残っていた。幸運にもあれだけ喘いでも人が来ることはなかった。
 ――あるいは遠くにまで聞こえて、逆に人は遠ざかったのかもしれない。
 男が出し終わった後の一物の掃除をさせようとウミカの口元に乗って行くと、無意識のままに咥えお掃除フェラをしており、それに男は満足して、この日のプレイは終わっていた。
 以降、連日にわたって、ウミカは深夜必ずここで男に抱かれていた。
 ウミカはその行為も私に上書きされる事を望んでいる。
 それならば抱かない理由はないだろう。
 男のような長い行為は私には出来ないが、その分は回数で補填しよう。
 挿入してあげると、私相手には最初からウミカは声を抑えることもなく、可愛く喘ぎ、私を煽り、可愛らしく甘えて来る。
 喘ぎながら、甘えた目で振り向いて来れば、その唇を埋め、舌を混じらわせながら、唾液を交換する。
 男との行為ではずっとバックだけであったが、私とであれば、立ちバックや正常位、時にはウミカが上になり、私にキスの雨を降らせながら腰を振ってくる。
「先生……先生、もっと……ここで先生としたところがないくらい一杯愛してください」
 そうして、公園の様々な場所で、遊具の上でウミカと幾度も交わった。

 ――後日、あの公園では深夜、いかがわしい行いをしているものがいるから近づいては行けない。もし近づけば、その行為に巻き込まれるとの噂が立っていることを聞いた。
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