掛け合い34【匿名コメントに現れる、荒らしの撃退法教えます】(男:1/女:1)


掛け合い【匿名コメントに現れる、荒らしの撃退法教えます】(男:1/女:1)






A:男性/B:女性







以下、声劇







A.「最近、面白い事 全然ないなぁ..。
はぁっ..。なんつーか..刺激が欲しい。」


B.「何それ?贅沢な悩み。
然(さ)り気無(げな)く喧嘩売ってる?どうなの?」


A.「?
やけに突っ掛かって来るねぇ..。
そう言うって事はどうしたのよ!?何か悩み事でもあるの?ねぇ?」


B.「いやぁ、別に悩み事って程の事でもないんだけどぉ~。
まぁ、何てゆーか、ちょっと面倒事に巻き込まれてるかなぁ..みたいな。うん。」


A.「お!?何それ、何それ!?
聞かせて!聞かせて!!俺っち暇だから何か手伝えるかも分かんないし!!」


B.「暇だから手伝うってそう宣言されても、何だかなぁ..。
う~ん..でも、あんまり人に話す事でもないし。」


A.「いいから、いいから!!全然気にしなくていいから話してみろって!!
泥舟に乗った気で構わないって!!な!?」


B.「お前が気にしなくていいって言うなよ!
私が気にする事なんだからさぁ!!
それに大船だろ!?バカ!!泥舟って何だよ!!一緒に沈める気か!?コラ!!」


A.「細かい事気にし過ぎ!
そういうツッコミとかはとりあえず置いといてだな..何があったんだぁ?
面倒事なんかは他人の意見で意外と簡単に解決する事もあるぞぉ~!さぁ、話してみたまえ!!」


B.「む~..。まぁ、そうか。そういう事もあるかもなぁ..。
ーーーーーーーよし、分かった。じゃぁ、まぁ、とりあえず概要だけでも話してみるか..。

実は..ーーーーーーーーーー。」



A.「は?
匿名コメントの書き込みに悩まされてる!?」


B.「..うん..そう。」


A.「キャスの?」


B.「キャスって言うか..それもあるけど..それ以外にも色々..。」


A.「ふ~ん。

実際、どんな書き込みされてるの?」


B.「どんなって..そうね。説明がちょっと難しいんだけど、分かり易くコメントを見てる人が【自分のアンチです】って分かる様な..内容..って感じかなぁ~。」


A.「ふん、ふん。
ーーーーーーーーーそれで?」


B.「それでって?」


A.「えっ!?
何か面倒な事があるんじゃないの?」


B.「え?ないわよ。
それだけよ。それだけ。」


A.「おっとぉ!?
マジかよ。え、本当にそれだけ?」


B.「何よ?しつこいわね!
それだけよ!!他人からするとそれだけかよって事かもだけど、当人からすると結構精神的にきついんだからね!!」


A.「それはどうして?」


B.「はぁ!?説明要る~?

だって、そういう匿名でわざわざコメントしてくる人っていうのは、その殆(ほとん)どが知り合いだったりするからよぉ!決まってるでしょ!!
元々は仲良くしてた知人や、本当(リアル)の友達なんかが私個人に向けて攻撃してくるのよ!?バレバレの匿名って頭に付けただけの皮を被ってぇ!!」


A.「へぇ。そんなに分かる物?」


B.「当たり前でしょ!?コメントの内容見れば速攻気が付くわよ!
こんな事知ってるのはアイツしかいないって分かるのに、わざとらしくコメントしてくるのよ!?
ウザイし、傷付くじゃない!!」


A.「お、お、落ち着け、落ち着け!
立ち上がんなって!ここ店だぞ!?
周りの皆、見てる!!」


B.「..あ。
ご、ごめんなさい。つい。」


A.「ふぅっ。ーーーーーーまぁ、大体の事は分かったよ。
元は知り合いだった奴が何かしらの事情で関係が拗(こじ)れて、匿名アカウントでちょっかいを出してくると。..そんな感じ?」


B.「そうね。そんな感じ。

ま、私が全く悪い訳じゃないとは思ってるけど、【まさかあの人がねぇ~】ってショックと、どう対処するのが正解なのかって事で悩んじゃう。」


A.「やっぱ悩んでるんじゃん。」


B.「はい、はい。そうですね、そうですね。すいませんでしたぁ。」


A.「いや、別にそこ責めてないから。ははっ。」


B.「とにかく!面倒なのよねぇ、今、枠開くと色々と。
向こうは暇なのか、粘着質なのか分からないけど、私が枠開くの張ってるから、通知なんか出さなくても何処からともなく現れるし。」


A.「そんで、匿名アカで、ある事ない事、好き勝手にやらかす訳か..。」


B.「そ。私の印象が悪くなる事ばかりを書いてコメント欄埋め尽くすから、何も知らずに来てくれたリスナーにも余計な気を使わせちゃって..。」


A.「あぁね。事情を知らない人からしたら、何事かとは思うよね。」


B.「それよ、それ。..正直、参ってるわ。文句があるなら直接言ってくれた方がいいんだけど..向こうは荒らす事が目的だから、そうはしてこないじゃない?
だから、より一層質(たち)が悪いのよねぇ。」


A.「ほうほう。なるほど、なるほど。
では、この問題をどうにかして解決したいと..?」


B.「出来る事ならそうしたいわぁ。
魔法でもあれば迷う事なく使うとこだけど!
あぁ~!!マジで面倒臭いぃぃいい!!」


A.「OK!じゃ、分かった。
魔法じゃないけど、解決させてあげるよ。」


B.「はぁ?

ふぅ。いいわよ、無理しなくったって。どうせあんたなんかには何も期待なんてしてないんだから。」


A.「あぁ!?何だ、その酷い言い草は!?」


B.「てゆーか、あんたにまで余計な気使わせちゃったみたいね。ありがとう、大丈夫よ。自分で何とかするわ。」


A.「おいおい、いいのかい?
話だけでも聞いときゃ良かったって、その内 後悔する事になるぜぃ?」


B.「何よ?随分とまた強気ねぇ。
いいのよ。どうせまたこっちも同じ匿名アカでやり返すとか、そんなんじゃないの!?
アタシ、そういう陰湿なやり方って大嫌いなの!!これ以上不毛なやり取りなんてしたくないわ!」


A.「あははは!違う違う!!
同じ事なんかしちゃダメだよ。
てゆーか、何かこっちからする事自体 有り得ないから!」


B.「んんん!?
じゃぁ、一体、この問題をどう解決させるって言うのよ?」


A.「そうでしょ?気になるよねぇ?その方法について。」


B.「ちょっとぉ!勿体振ってないで教えなさいよ!!そんな言い方されたら気になるに決まってんでしょ!!」


A.「あははは!分かりました!
では、何をどうするかお答えしましょう。」


B.「よしきた!」


A.「する事は先ず..相手に対して何かアクションを起こすのではなくーーー。」


B.「起こすのではなく~~?」


A.「自分の心をちょっと変えるのです。」


B.「..。

聞いて損した..!あんたまさか悟りを開いたお坊さんみたいに【大人になれ!】なんて言うんじゃないでしょうね?」


A.「違います、不正解!
大人にならなくても平気。こっちが階段を無理矢理に登る必要もないよ、こんな事。」


B.「えぇ!?
じゃぁ、一体何よ?何なのよ!?」


A.「さっきのは言い方が少し伝わり辛かったな。
要するに、相手が今行ってる【匿名アカウントでのコメント書き込み行為】..まぁ、平たく言えば【誹謗中傷行為】について別の角度から見てみる。って感じかな?」


B.「は?
..それしてどうなんの?」


A.「どうなる..って、そうだなぁ..。

言い換えれば、誹謗中傷という行為自体を正しく認識するって事なんだけど。そうする事で見えてくる物があるんだな、これが。」


B.「ぜんっぜん、分かんない!!
今のところ、あんたの言ってる事、1ミリ足りと理解出来てないわ!!
それやって意味あんの、本当に!?
もう少し分かる様に説明しなさいよね!!」


A.「はいはい。しますよー。ちゃんとするから着いてきてねー。

つまりはこういう事!

相手は◯◯に対して、匿名で誹謗中傷をしてる訳だ。
相手からすると、嫌いな相手が..◯◯。

でも、その◯◯の事が嫌いであるのに、嫌いであるが故に、どうにかして精神的にダメージを与えてやろうと、恐らくはある程度の時間を使って思考を巡らせた後に行動をしている訳だね。」


B.「うんうん。そうでしょうね。」


A.「はい。先ずこれね!」


B.「え?どれ?」


A.「相手方は、嫌いな人間の為に人生の貴重な時間を割いてる。」


B.「!」


A.「それもマイナスの方向にね。

分かるかい?
他人の足を引っ張る為に行動を起こそうとしているんだ。
これはプラスか?ーーーーーいいや違う。
仮に何かコメントをした事で相手が傷付いたとしても、それで本人の心はしてやったりと思うのかも知れないが、しかしながら本人のレベルアップには繋がらないのさ。
周りからそれで評価される訳ではない。
良くて現状維持。他人への嫌がらせをして喜んでいる事がもし明るみに出れば、それは寧(むし)ろマイナスを呼ぶ事だろう。」


B.「まぁ、確かにそうね。
自分の知り合いが匿名で特定の誰かを誹謗中傷なんてしてたら、有無も言わさず引くわよね。大概はそう思うと思う。」


A.「その通り。
この事で僕が言いたいのは、相手を傷付けても自分が上がる訳ではないと言う事。
相手の足を引っ張って上手く行ったら心が晴れる。この心持ち自体も相当歪んでいるけど、ポイントはそこではないんだ。」


B.「どこなの?ポイント。」


A.「さっきも言ったけど、嫌いな相手の事で当の本人は頭を悩ませ、ストレスを感じつつ、時間をそれなりに割いてる。この事実。

これは既に◯◯の勝利を意味してる。」


B.「えっ!?そうなの?
アタシ勝ってるの?」


A.「当然じゃないか。明確に勝利だ。

想像してみろよ。その相手は苛立ってるからその苛立ちを解消したいが為に貴重な時間を使わざるを得ない訳さ。

方や君はどうだ?
その相手以上に、相手の事ばかりを考えているか?
SNSや、配信ツールに張り付いて、動きを敏感に察知しているか?」


B.「いや全く。来たら嫌だなって思うけど、それ以外で特には。たまに思い出してイラつく事はあるけど..その程度だわ。」


A.「なら、比率で比べれば一目瞭然だね。
向こうは嫌いな相手の為に時間を費やすし、同時に相応のストレスも感じているはずだ。
これはもう君の方が優位性から言っても、完膚なきまでの勝利を収めていると言っていいだろう。」


B.「なるほどー。言われればそう思えなくもないわね。うんうん。」


A.「肝心なのは、【一度きりの人生で嫌いな相手の為に自分の貴重な時間を垂れ流している】と言う事実なんだよ。
まともな考えを持った人間なら その無益さに自らが気が付いて、こんな事で時間を使ってはダメだと思うだろうね。
でも、それを選べない人も中には居る。」


B.「そうね。考えが至らず、ずっと付きまとう人っているわぁ。
そうかぁ。そういう人って、完全に嫌いな相手に時間を奪われてるって事にすら気付けてないのかぁ。
そりゃ確かに残念だわ。アタシならしたくないなぁ。
嫌いな人の事を自分から考えてイラつくのはゴメンだし、その為に費やした時間は無駄に感じちゃう!
何かもっと有意義で楽しい事に使いたい!!そう思う!」


A.「そりゃ当然。
つまりはそういう人は、始まりから負けの位置に居るよって話さ。
自分で選んでいる様で選ばされてるんだよ。
指定のベンチ入りからも外れたスタジアムの外の席に。
同じ土俵には上がれない。
もし何かで勝負してて負けた事、もしくは自分が相手に対し、負けている、劣っていると感じている事があるのなら、それで正々堂々勝負して勝利を収めればいい。それが本来の勝ちの場所さ。でも、選手として戦えない位置でヤジを飛ばす事しか出来ない。そういう事だろ?」


B.「なるほどぉ!あんたにしては中々上手い事言ってるじゃないの!ちょっとだけ見直したわ!」


A.「ははっ、そりゃどーも。

でも、まだまだ終わりじゃない。」


B.「そうなの?」


A.「当たり前!
言ったでしょ?誹謗中傷という行為自体を正しく認識するって。

それは今述べた事だけだと、不完全だよ。
もっとちゃんと様々な角度から見つめる。これが大切!」


B.「うっし!いいじゃないの!
続けなさい!次はどんな角度から切り込むって言うの?」


A.「何故に上から?はははっ。まぁ、いいけどさ。

では、次は少し冷静になって見てみようか?
誹謗中傷を行ってる瞬間の相手の姿を。
よくよく想像してみて欲しい。」


B.「ふんふん。想像すればいいのね?」


A.「相手の足を引っ張る為にスマホや、PCのキーボードを叩いたり、タップしているその様子..。

ーーーーーーーーーそれって、どう見える?」


B.「..そうね。
率直に暗い..わね。」


A.「まぁ、そだね。正解かな。
暗いわな。とても明るい行動をしているとは表現出来ない。日陰、陰湿、根暗、不健康。
色々と比喩出来る。マイナスイメージの言葉で。」


B.「そうね。見事にマイナスなイメージしか浮かばない。」


A.「単純に、これが勝っている人間の姿か?」


B.「いいやぁ、絶対に違うでしょ!」


A.「そうなの。確実に負けている人..即(すなわ)ち、敗者の姿なの。
だから、匿名でコメントしに現れたとしても恐れない。ストレスすら感じる必要なくない?

だって、スタートがマイナスなんだよ。
明らかに負けと分かる位置で、負けている人が選ぶ行動をしにわざわざ現れてしまったんだ。

もう見守ろう。見守ってあげて、その哀れな姿を。
何ならちょっとくらい応援してあげた方がいいかも。」


B.「あはは。まぁ、応援は流石に出来ないけど、何か見掛けても落ち着いて流せる様にはなったかなー..。

何かアタシに対して一矢(いっし)報いる為に、必死に痛みに耐えて漸(ようや)くそのチャンスにまで辿り着いたとなると..あれ?やだ..応援したくなっちゃう!?」


A.「だろ?ははっ。
そうなのよ、ずっと立場的には相手の方が苦しいんだよ。
相手の事ばかり意識してる時間は確実長いんだから。

でもね、ここでもう一つ違う価値観で見て欲しい。」


B.「と、言いますと?」


A.「そいつがまた誹謗中傷のコメントするだろ?」


B.「うんうん。」


A.「ずっとそのままし続けて欲しいなって思える?」


B.「うえ?
そ、その心は?」


A.「何故なら、その行為を重ねるって事は、自分を省(かえり)みず、成長もせずにそこに居続けるって事なんだよ。」


B.「あ!つまりは、こういう事ね!
アタシを見返したいなら、本来、自分を磨く為に時間を有効に使うのが正しい道筋なのに..相手を貶(おとし)める為に敢えて成長出来ない選択をしてる訳だから..その価値観に気付かずにそこで足踏みでもしてろ!!って話か!!」


A.「そんな酷い言い方はするつもりはないけどな。
まぁ、要約するならほぼほぼ正解だ。」


B.「うぉっしゃぁ!!」


A.「勇ましいな、お前..。

それはさておき、捕捉するならーーーーーー他人がどれだけ下がっても、当の本人が上がる事はないって事かな。さっきも違う言い方で説明したけど。」


B.「そうね。仮に上手く相手を傷付けたとしても..その人のレベルアップには繋がらないって言ってたっけ。
今ならさっきの言葉の意味がより一層理解出来るわね。」


A.「この考えは同時に他人の成功を喜べない人にも当てはまる。」


B.「へぇ?」


A.「他人がどれだけ成功をしても、僕自身が何か下がった事には繋がらないだろ?」


B.「そうね。アタシの周りが上がったところでアタシも一緒に上がった事にはならないからね。」


A.「そうさ。知り合いに何か良い事が起きた時、【良かったじゃん!】って言葉を掛けられない人がたまに居る。
それは心が貧しいのだと僕は思う。」


B.「そうねぇ~..。居るわぁ、アタシの周りにも。
他人の成功を心の底から喜べない奴!
絶対に誉めたりしたくない!って価値観の子!!

アタシ、そういう人も嫌いー!!
【せいぜい頑張って。遠くから応援してるわ】とか捨て台詞吐くのって、悔しさが全面に滲み出てると思わないのかしら!?ねぇ!?」


A.「まぁ、そんな事もあるさ。
いいじゃないの。そんなのはサッと流して、心の中で見切り付けてしまえば。
あ、こういう価値観の人なんだぁってね。
僕の周りにはそういう人ばかりだったよ。」


B.「あら?アタシはあんたが羨ましいなんて思った事、只の一度もなくってよ!オホホホ!!」


A.「何故に御嬢様キャラ?

ま、いいとして。
僕がこの件でよく思うのは、【別に誰彼が成功した友人を褒め称えても、自分の財布から金が飛ぶ訳じゃないんだし、一緒に喜びを分かち合ってやれよ!】って感じだね。
僕なら、友達の成功を知ったら、絶対に一番に【おめでとう!お前ならやれるって信じてたよー!!】って言いたいかな。
頑張る人を応援しない。そんな不義理はないと思ってる。」


B.「それに関しては完全に同意ね!
たった一言、良かったねが言えない。そんなプライドなら捨てた方がマシだわ!
そんな自分自身なら、自分で自分を愛せない。
そう思うもの。」


A.「話が少し脱線したな。
そんな訳で..誹謗中傷と一言に言っても、一番の被害者は何かしらの原因で傷付いた当人だ。
それは間違いない。」


B.「うっ..!急な方向転換ね。」


A.「仕方ない事だけど、関係が拗(こじ)れた原因をちゃんと考える事も必要だ。
向こうが常識外れな行動に出たからといって、全く自分サイドに非がないとは言い切れないからね。」


B.「ぐっ..!こ、こやつ。せ、正論を言いやがる..!」


A.「だから真摯に起点となった出来事を探る努力はすべきだろう。
そこなくして、相手だけを非難するのはフェアじゃない。僕はそう思う。」


B.「は、はい。返す言葉も御座いませんです。」


A.「でも、繰り返しにはなるけど、一番は卑屈な手段で攻撃をする相手が悪いのは確かだからね?
そこを間違っちゃいけない。あくまで、当事者同士の事実確認は互いの仕事だって話さ。」


B.「それはそうね。よく分かったわ。
アタシももう一度、こうなってしまった原因は何処かちゃんと考えてみる!うん!」


A.「うん。

で、最終フェイズにこれから移るけど..いいかい?」


B.「?
何よ?何でそんな確認が必要なの!?」


A.「うん。最終フェイズは少々、捉え様によっては怖い物となる可能性があるんでね..。その確認さ..。」


B.「え?なになに?何なの?
ちょっと、そう構えられると怖い。やめて。変な空気出すのやめてよ。ねぇ!?」


A.「いや、そうしたいのは山々だけど..こればっかりは致し方無い事なんだよ。

まぁ、どっちかって言うと、これを読んでしまってる【貴方】に対して僕、話してます。」


B.「!?

ちょ!ちょ!ちょ!!メタ発言みたいなのやめぃ!!
急にどうした?お前!?」


A.「すいませんねぇ。ここまで読ませてしまって。
ここから先は注意が必要です。
何故なら、もしも仮に貴方が誰かに対して誹謗中傷行為を行っている。いたとしたのなら!!

この先はそんな貴方を縛る事になるだろうからね。
ウフフフ。」


B.「あーーーー!もう何なのよぉ!!

もういいから話せ!!マジで面倒だから話しちまえよ!!」


A.「じゃぁ、御言葉に甘えて..。

人を呪わば穴二つ。この言葉を御存知ですか?」


B.「口調..!
なんか突然キャラが変わったみたいだけど、いいわ!
その言葉、アタシは知ってるわ!有名な言葉じゃない。」


A.「そうですね。知ってますよね、大体、普通に生きてれば。

これは、人を害すると、密かにやったつもりであっても、同じ仕打ちにあうことを覚悟すべきであるという事
他人を呪う言葉は、巡り巡って自分自身にも還ってきますよ。って意味ですよね?」


B.「そうね。アタシ、地獄少女で学んだわ!!」


A.「そこ自慢気に言うなし!

これから多分僕、貴方に呪いを掛けちゃいます。」


B.「いきなしだな!おい!」


A.「そう、いきなりだよ。当たり前でしょ。
だって、醜い言葉で醜い行為、行動を取ってるの貴方でしょ?
つまりそれって、呪われる覚悟出来てるって話だよねぇ?そうでしょ?」


B.「闇病(やみや)みキャラブースト発動!?」


A.「だったら責任取りなよ。
いいか?よく聞け。

心が醜いお前は、相手に対して最悪の選択を取った。だから、この先のお前の行動を僕は文字通り言葉で縛る..!

この先もずっと付き纏(まと)う呪いとなる言葉だ!
引き返せないぞ。覚悟しろよ..!


この積み上げられたロジックを聞いて、お前は何を思った?


【恥を上塗るつもりで、まだ浅ましい姿を晒しに沸いて出るか?】

【それとも、反省し諦めて自分の人生を全うに生きるか?】


選択は二つに一つだ。選べよ。
いいぞ?好きな方を選べ。


だが言っておく!

これは俺が与えた選択だ。
お前は俺の選んだ道筋しか選べない。

どちらにしても嗤われる。
どちらを選んでも俺の作った道の上..。

お前は一生、この選択を忘れられない。
お前は俺に選ばされた。

このロジックを読んでしまったが故に、呪われた。

逃げられない。決して逃がれられない選択だ。


こうなってしまった原因は何だ?

それはお前の心の執着だ。

他人を蹴落として快楽を得たいと願った醜い心だ..。


さぁ、選べよ。

情けないのを知った上でまた目の前に現れるのもいいぜ。その場合、強がって生きろよ。
お前の選択なんか選んでない!私は私の意志でここに居るって叫べよ!

だけど残念だなぁ。
それは俺と言う存在を忘れた人間の言葉だ。
俺と言う存在を..この言霊を忘れられない以上、お前は無理をしなくちゃならない。
大丈夫な振りをしなくちゃならない。

俺の存在を否定し続けなくちゃならない。
一生な。一生。


反省して消え失せるのもありだぜ?

だけどな、俺を完全に忘れるのはもう無理だ。
常に心の何処かで今後もお前は俺の言葉によって縛られる。

自分自身の成功を掴みたいなら掴めよ。
俺は頑張る人なら応援するスタンスだ。
嘘じゃない。頑張るという人間を心から応援しない道理は持ち合わせていない。これは本心だ。

だが、忘れるな。

お前は一時でも道を踏み外した。
他人を舐めた態度でバカにする選択を取った。

その落とし前は持っていけ。


背負わせてやるよ。一生。


お前は俺の選んだ二択のどちらか片方を..」



B.「ーーーーーーもうやめろ!!!


..とてもじゃないが聞いてられない。
冗談にしては悪質過ぎるぞ。

もう十分だろ?
もう伝えきったろ?

この辺で終わりしろよ。

見ていたくねぇよ。そんなお前の姿。」



A.「..。

そうか。分かった。

◯◯..すまなかったな。お前まで巻き込んだな。すまん..。」


B.「いや、別に。
アタシはいいよ。アタシから話振ったんだから。そこは別に謝る事じゃないから..平気。」


A.「..そうか。」


B.「でも、謝れよ。」


A.「!?

誰に?..って、決まってるな。
そうか..。そうだよな。」


B.「そうだよ、決まってる。
分かってるだろ?」


A.「あぁ。

分かった。お前の言う通りにしよう。
謝ろう。

同時に解こう。
呪いとなる言葉の効力を..な。」


B.「あぁ。それが正しい..と、思う。
アタシはお前にまでそんな嫌な事を背負わせたくない。」


A.「..うん。ありがとう。

では..ーーーーーーー。

【言葉によって傷付けられた心は言葉によって癒される。】」


B.「誰の言葉だ?」


A.「誰のでもない。僕の言葉だ。
よく似た言葉がネットの各所にも落ちてる。」


B.「そっか。どんな願いを込めたんだ?」


A.「正しい気持ちで発した言葉なら、呪いに打ち勝ち、正しい結果を導ける..そんな感じさ。」


B.「呪い返しだな。そりゃ。」


A.「あぁ。というより、僕に他人を呪う力なんて初めからありゃしないって話さ。」


B.「フフ。それもそうね。当たり前か!あはは!」


A.「そ。
全部はただの芝居の台本。フィクションの中のフィクションだよ。」


B.「さてとーーー。随分長く くっちゃべってたな。
もう暗くなってるぞ、外。」


A.「そんじゃ、そろそろお開きかなぁ~。」


B.「それにしてもあんたって何者?
何かよくもまぁ、誹謗中傷してくる相手を撃退するとか難しい事をやってのけるね?」


A.「別にー。こんなの大した事じゃないよ。
状況を客観的に見て、言語としてアウトプットしただけだからね。

よくよく考えると愚かだなって。両方の立場の人に気付いて欲しいだけさ。

言葉は言霊。発すれば、ある種、呪いを生む。
その責任の一端は互いが握ってる。だから、その行為によって自分自身も傷付く。
その事をよく理解して臨(のぞ)むべき物。
そんな感じかなぁ~。ふぁ~~..っと。」


B.「やぁねぇ、大きな欠伸(あくび)なんかして。
全然、緊張感なく喋ってたの?」


A.「所詮、他人事だよ。これだって単なる暇潰しさ。
まぁ、退屈するよりかは面白可笑しく話が出来て良かったよ。あははは。」


B.「こっわ!!
何か、やっぱりあんたって普段から一番呪いを発してそう。」


A.「ちょ!どういう意味だよ!それ!」


B.「あははは!自分で考えなさいよね!それくらい!

でもーーーー正直、助かったわ、ありがとう。」


A.「!

ーーーーーーお、おうよ。
な、なら、良かったよ。へへ。」


B.「お!?何だ、その珍しい反応!?

さては..したな?このアタシに胸キュンしちゃったな!?」


A.「バッ!バカ言うなし!!
してねぇし!する訳ねぇし!!」


B.「怪しい..完全に怪しい。
素直になんなさいよ。客観的に自分が見れてないわよ?」


A.「あっ!てめっ!!さっき言った言葉、上手く使いやがって!!」


B.「悔しい?呪う?呪っちゃう?」


A.「アホかっ!!ったく、あははは!!

ま、とにかく..一件落着って感じで。
んじゃま、これにてこの件は解決済みっと!!」


B.「そうね、これでおしまいおしまい。めでたし、めでたし。ちゃんちゃんっと!」
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