振り回されるという事は


注意⚠️
・競走🐎擬人化cp幻覚ssです
・文が下手
・解釈違いあったらすみません

付き合っている🥈×ibです



「……重いんですけど。降りろよ。」
「罰ゲームってことで」
「意味分からん」
ベットの上で早朝から、何の罪で裁かれているかも分からない罰ゲームを受けている。勝手に家押しかけられたからってこんなやつと一緒に寝るんじゃなかった。でもベットは2つもないからしょうがない。
俺の上に無断で乗ってるやつ、長い睫毛と白い髪が陽の光に照らされて無駄に綺麗だな。体は華奢だし声は高め。(何がとは言わないが、やっぱりコイツが下で俺が上だよなぁ)
うん、可愛いな。口開けなければ。ところが残念、布団の中でもぞもぞした後、白いのがまた口を開く。
「お腹すいたからアイバの耳食べて良い?」
「これ何て返すのが正解なんだっって…痛い痛い!寝ぼけんのも良い加減にしろよ!」
絶対俺が犯した罪よりアンタの罪の方が重いだろ。アンタへの罰ゲームはどこにあるんだよ。何度振り回せば気が済むんだよ。
でも俺は抵抗してない。何故か自分でも分からない。

そんな事考えてたらアイツは顔を近づけてきてこう言った。急だった。
「……アイバの唇、美味しそうだし食べて良い?」
「は?」
「……んっはぁ……………」





「…痛っ!!!何すんだよ!」
寝ぼけてるとはいえ本当に食べるのは無いだろ。この重賞2勝バは頭悪いんじゃなかろうかと心配になる
「ごめんね〜何も言わないし良いのかなって」
「良い訳があるかあってたまるか!普通唇を食べたいって比喩的な表現だと思うじゃんか思うよな!?」
……なんか言っちゃいけない事口走った気がする。


「へぇ……どんな事されると思っちゃった?」
うわぁ悪い笑顔。俺は今追い詰められてるのねなるほど。
「わかんないから教えてくれないかなあwww」
こうやっていっつも煽って俺に言わせようとする。ていうかさっきまで寝ぼけてたとは思えないほど生き生きしてるな。
「ひゆひょーげん?」
分かってるだろアンタ頭は良いんだから。いやさっき心の中で頭悪いって言ったこと謝るからさ。
「んっ……もし言えたら、してあげてもいいよ?」

………っこういうトコだよほんとに。アンタのせいで朝なのに顔真っ赤だよ。
「狡いにもほどがあるだろ…!」


アンタはふふって笑ってから、
「涙目になっちゃって……可愛いね」
なんて囁いた。
怒りの感情が湧いてこないのは多分欲しいと思ってしまっている自分がいるからだ。

「キス、されるかと、思った。」
「やぁっと言えたねえ〜えらいえらい」




「………ご褒美ね。よくできましたぁ。」
そう言ってアイツの睫毛が俺の肌に触れた。




「そういえば俺は何の罪だったんだよ」
朝ごはんの準備をしながら気になったので聞いてみる。してあげてもいいよなんて発言しておいて結局、お腹すいちゃったからあとでね!とか言ったアンタの罪が1番重いですけどね。焦らされる俺の気持ちは尊重してくれないんですね。
「うーんそういえば何の罰ダッタカナー」
「流石にそろそろ放り投げるよ?」
「嘘だよ!昨日アイバが他のやつらと喋りすぎだったのが気に食わなかったの!だからお仕置きしたんですーっ!!」
「………もうちょっと。おれのこと見てくれてもいいんじゃない?」
ため息つこうかなとも思ったけどつかなかった。多分少しだけ、ほんの少しだけ、アンタに振り回わされるのが嬉しいと思ってしまっている自分がいるからだ。
アンタに振り回されるという事は愛されているということで良いんだろうか。
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