供養【myスぺトレ】経歴と担当との関係


 元々実家の花火職人継ぐはずだったけどパフォーマーの夢を追ってその家を出た父と、同じ道を歩んでたけど育児復帰を終えてすぐで疲労の残るまま仕事したせいで事故死した母の間に生まれた片親の息子で、家自体は裕福だったけど父が多忙過ぎて食事代とゲームしか与えてくれなかったので情緒が十分には育ちきれず学校では無キャラ同然で友達も居ず、小2くらいになって「リセットボタンを押す」感覚で赤信号を渡り跳ねられて大けがを負い病院に搬送。
 祖父が激怒して父親との「お話」の末祖父の家で面倒を見てもらうことになる。
祖父母や叔父叔母の愛情や年下のいとことの交流を受けてなんとか情緒が一定ラインまで育つが、この過去から「夢」もっと言えば「活きる理由」(生きるではない)に忌避感を抱き、別の意味で無キャラとなってしまう。

無キャラの時期は勉学の傍ら祖父の仕事を手伝ったりもしていたので「祖父の稼業継ぐんだろな」くらいにしか考えず日々をぼーっと過ごすが、中学3年くらいの頃に祖父からその生活態度を見抜かれ、「少なくとも今の状態で継がせることは出来ん」と言われてしまい、どうすればいいのかわからなくなる。(「…どうしようかな」くらいの感覚)
 そんな中、祖父と北海道旅行につれてかれた際に吹雪で立ち往生してしまいスぺの実家に数日お世話になる。
目上の人や世話になってる人の前での礼節はしっかりしながら中身は虚無だったが、唯一心が動いたのがスぺの実家のテレビで見たレース中継で、初めての感覚に戸惑ってると幼いスぺがいつの間にか隣に座ってレース中継を見ていて、距離感もなしに「日本一のウマ娘になる」と語ってくれたことで夢で自分のなりたいものを見つける。
…が、”夢”への忌避感から決意しきれずにいたところで吹雪が止み、帰る前に見せてもらったスぺの楽しそうに走る様で控えめだが、決意を固める。(「夢のために巻き込んでしまう大切な人は絶対に作らない」という決意と一緒に)

その後は早いもので、吹雪の中出会った幼いウマ娘が灯してくれた小さな火に従い猛勉強の末大学ルートで中央トレーナーになる
(最終面接の際は、理事長の「トレーナーになって何を成したいか」という問いにテンプレートな回答を返そうとして理事長に「君自身の夢を教えてくれ」と釘を刺された末に「日本一のウマ娘を育てたい」と答えた)

 担当になるスぺは虚無だった自分に”夢”という火を灯し、水晶の如き透き通った表面を作ってくれた唯一の子であるが故に、隠しきってこそいるが重く湿っぽいクソデカ矢印を向けていると同時に、スぺが「自分と過去にすでに出会っていること」=「水晶としての表面すらない虚無だった自分」を思い出すことを何よりも恐れている。
 スぺは素がスぺッとしてる+当時幼過ぎた上に今のスぺトレと当時のスぺトレが何もかもかけ離れ過ぎて思い出せてない。
それはそれとして、お父ちゃんのような「余裕を持ち、聞き上手で情熱的な頼りになる大人」としてスぺトレを見ている。
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