平安男子は性別関係なく好きになった奴を抱く


※設定等無為転変しておりますゆえご注意ください

肌に合わない場合は記憶から消してブラバした後美味しいお菓子でも食べて悪い夢でも見たと思ってください




「小僧、床入りするぞ」

「なんて?」

結婚の儀を終えたその日の夜の生得領域にて。

夫である宿儺の唐突な一声に悠仁は思わず素っ頓狂な声を上げてしまった。

「む。そうか、この時代だと初夜と言ったほうがいいのか」

「しょや」

「目合い、交合、小僧が見ていた春画で言うならセッ◯スだな」

「ブフォ!?セッッッッッッ!?!?」

「何を今更。不本意ではあるが婚前交渉もした仲だろうに」

「あっ、あれは俺が勘違いしてたからで!ていうかオマエ今不本意って言ったろ!?無理してこんな筋肉ダルマ抱かんでいいって!!」

明け透けに「これから性行為をします」と言われて顔を赤らめ慌てる悠仁。
AVを見るのと実際に行為に及ぶのでは羞恥心に大きな差があった。
なんとか茶化してこの場を乗り切ろうとするが、魂を同居させている伴侶にそんなことが通じるはずもなく。
逃さないとでも言うように顎を緩く掴まれ、悠仁の黄玉と宿儺の紅玉がかち合った。

「俺が不本意だと言ったのは小僧の処女を雑に奪うことになったことに対してだ」

「へ…」

「あの時は流石の俺も斯様な事になるとは思わなかったのでな、流されるまま軽はずみにオマエの尻穴を拓いたことを悔いている」

「ワァ…」

「故に今宵はオマエを妹背…妻として初めて抱く」

宿儺の赤がギラギラと輝き悠仁を貫く。

そこまで熱烈に言われてしまったらさしもの悠仁も「男なんだけどオマエ俺で勃つの?」などとは言えなくなってしまったのだった。

「………ご無沙汰だから優しくして、クダサイ」

なにより、あの他人に満たしてもらおうなどとは今まで一切思っていなかったような男が今自分をこの上なく求めているという状況に、同性ながらとてつもなくときめいてしまったのだから自分も相手のことを言えないなと苦笑するしかなかった。

「……………善処はする」

「めちゃくちゃ溜めたじゃん…」

「少し黙っていろ」

「な、ぁ…ん、ちゅ……んむ…は、んぅ…」

顎が掴まれたままだったので宿儺からの口吸いを避けることなど悠仁には不可能であった。

口内の気持ちいいところを分厚い舌が蹂躙していく。

「ん、ふ、はぁ…はっ、はあ…」

「ケヒッ、口吸いだけで蕩けるか」

愛い、と宿儺の手が悠仁の頭を撫でる。

口を合わせるだけでスイッチが入ってしまった若い身体は、それすらも快楽と見なしてしまう。

「あ、ちょ、すくなっ…それ、ぞわぞわする…♡」

「そう言われて止まる男などおらん」

「え、あ、すく、んんぅ〜っ!?」

今度は耳を塞がれて口内を掻き回される。

唾液の絡み合う音が脳内に直接叩き込まれ、緩い快楽を受け続けた悠仁の股間は緩く兆し始めていた。

「良い、良い。久方ぶりの交合ゆえ時間がかかるかと思っていたが、杞憂だったな」

勃起を目敏く見抜かれ、行為に上気していた悠仁の顔は更に赤くなった。

「うっ…せーなぁ!!仕方ねーだろ!!」

「恥じることなど何もあるまい。番に愛撫されて感じたのだろう?むしろ愛い」

「………そういうもん?」

「そういうものだ。男冥利に尽きるな」

「…なら…いいけど」

「良し良し、では次はここを触るぞ」

「うん………あッ♡」

ズボンの上から膨らんだ股間をするりと指でなぞられ、悠仁は思わず甘い声を上げる。

そしてビクリと身体が強張った瞬間を見計らい、宿儺は悠仁の陰茎を露出させた。

既に尿道からは我慢汁が分泌されており、その滑りを借りつつぬちゅぬちゅと淫猥な音を立てて竿を扱き上げる。

「あ"っ!?♡すくな、それ強い♡も、我慢無理ィっ♡出ちゃう♡」

「何を耐える必要がある、気持ち良くしているのだから当然だ。そら、イけ♡」

「ん、あぁあああ"あ〜♡」

扱かれながら陰茎の先を軽く引っ掻かれ、悠仁は大量の白濁を吐き出した。

ふー、ふーと獣のように呼吸を荒げる悠仁が息を整える間もなく宿儺は悠仁の衣服を脱がせていく。

あっという間に産まれたままの姿にされた悠仁は、己の痴態を目の当たりにして股間を膨らませた宿儺が自らも衣服を脱ぎ捨てていく様子を蕩けた顔で見つめていた。

「……解すぞ。痛みがあれば言え」

「…ん、分かった…♡」

悠仁の吐き出した体液を絡ませた宿儺の指が悠仁の少し縦に割れた尻穴の入口に充てられる。

滑りを刷り込むように尻穴をなぞられると、身体は契りを結ぶ前に抱かれた時のことを思い出して期待してしまう。

初めはつぷりと指が一本挿入れられ、続けて二本、三本と丁寧に穴が拡げられていく頃には肉筒が番を求めてひくひくと収縮するまでに至った。

「こんなところか」

「あ……もう……ほしい…♡ちょーだい…♡」

「そう急かさずともくれてやる。俺ももう待てん」

これ以上無い程に屹立した宿儺の陰茎。

それが今、悠仁の胎内に入ろうとしている。

切っ先が媚肉の入口に充てがわれ、ゆっくりと形を覚え込ませるように奥へ突き込まれる。

「ん"♡っぅ〜~~~~~♡」

悠仁の尖端から白濁が力無く漏れ出る。

最奥に口付けるように腰を送られ、脳天まで駆け抜けるような快楽に屈してしまう。

「おお、挿入れられただけで極めたか。愛いぞ…ッ♡」

胎内の屹立が大きさを増したのを感じた悠仁だったが、犬が鳴くような甘い声を上げることしか出来ず、宿儺から与えられる快楽をただひたすらに享受する。

「慣れるまではゆっくりと動くからな…っく、締まる…♡」

「あ♡あ♡すくなに抱かれんの久しぶりなのに♡俺のからだ♡すくなの抱き方おぼえてる♡」

「あー…俺の番がこれ以上無い程に愛い…♡」

「あっ♡っん♡もう、大丈夫だから♡もっとパンパンしてぇ…っ♡すくなも俺で気持ちよくなって…♡」

トン♡トン♡と優しく突かれていた奥が、悠仁のその言葉によって荒々しく苛め抜かれる。

「っぐぅ…!!同じ男ならばそれを言ってどうなるかぐらい分かるだろうに…!!」

「あ"♡あは♡パンパンキたぁ♡すくなの気持ちいい♡あ♡あっ♡すくなは?♡すくなも気持ちいー…?♡」

「ああ、悦いぞ…っ♡」

互いに限界が近づき、絶頂の為の貪欲な動きに変わっていく。

「小僧、小僧…っ♡」

「すくなっ、すくなぁっ♡好きっ♡大好きぃっ♡」

「は、戯けめ」

「…?♡」

「俺は"愛している"ぞ………悠仁」

「〜~~~~~~~ッ"ッ"♡」

愛を囁かれ、悠仁の脳裏で白い閃光が幾度も弾けた。

遠くなる意識の端で、肚の中がじんわりと温かくなる感覚に宿儺の吐精を知る。

「は…♡は…っ♡気持ち、良かったぁ…♡…ぁ…♡」



結果として、その日の悠仁は生得領域で過ごすことになった。

行為の後の身体を清められ、どこからか引っ張り出されて来た夫婦布団に寝かしつけられ、眠るまでかつての宿儺が吐くとは思えない程の甘い言葉を聞かされ続けた。


(爺ちゃん、俺、新しい家族が出来たよ。兄ちゃんだけじゃなくて、旦那さんも)


夫の以前との変わり様に苦笑しつつ、悠仁は幸せを噛み締める。


この後羂索の「孫の顔が見たいな〜、二人の子供ならきっと可愛いよ…え?悠仁に妊娠は無理だろうって?舐めてもらっちゃ困るね、私はプロだよ?」の一声で子作りに励むことになるのだが、今の夫婦には知る由もないことである。
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