ノーカット版インタビュー:動画未使用部分要約


押井守作品における新左翼活動の影響
→BLOOD THE LAST VAMPIREの小説版

ニューロマンサー、サイバーパンクと日本
→循環する日米の影響関係

日本に行ったときの話
→プロダクションIGを訪ねた時、押井守はイノセンスの制作中だったが、体調悪化で熱海に帰ってしまい、結局会うことができなかった
→非政治性=反都市性と熱海に住んでいること
→コメディセンスへの影響
→海外イベントでのインタビューで見られるユーモア

神山健治への影響 Reサイボーグ

夜のヤッターマンでの押井オマージュ
→押井がキャリア初期にヤッターマンに参加していることを思い出させる

ミニパトに見られる乾いたユーモアセンス
→TOONAMIで放送予定の短編でも見られる

現在の日本では押井守の新作の資金獲得が難しそうだ、ということと、トゥナミ短編やガルムウォーズが海外出資であることの対比
→押井守の日本での影響の小ささと海外での持ち上げられ方の温度差
→イノセンスの日本語タイトルに攻殻機動隊を付けなかった判断
→バブル崩壊により、かつてのOVA制作のような資金繰りが難しくなったことの影響
→天使のたまごや、最も押井守らしい作品「御先祖様万歳」は、そうした一昔前の経済的状況に支えられていたと言える

普通の映画ファンになら攻殻機動隊かP2を勧める
シネフィルなら御先祖様万歳か天使のたまごを勧める
→ただし現状、後者は視聴方法がファンサブくらいしか無い

イノセンスは好きだけどバトーのポニーテールは好きじゃない

イノセンスやP2のような作品にも押井守のユーモアセンスが発揮されている

押井作品における動物 魚、鳥、犬
→ガルムウォーズにも出てくるモチーフ

イノセンス前日譚の小説でも引用された犬へのこだわり

押井守はバセットハウンドに自己投影しているのだろうか?
→ある程度はしていると思う
→それもあって自著のタイトルを「アニメ界の野良犬」にしたが、タイトルで示した通り、ペット的というより野良犬的な自己投影だと思う

押井守の警察・権威嫌いについて
→学生時代の新左翼活動が影響している
→ただし、かつてスタジオジブリをクレムリンに例えて批判したように、左翼・マルキストに見られる権威主義も、押井は嫌っている

P2で見られたような、日本の管理社会への批判は押井の軸の一つ
→「紅い眼鏡」でも、集団としての人間と、個=野良犬としての人間の対比が見られる

「犬」というメタファーは通常、集団に従属的な意味を持ち、「一匹狼」と対照的だという点を考えると、そういう押井のモチーフは興味深いが?
→その点は、個人に可能な事についての押井の現実的な認識が抑えになってると思う
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