アイロニ。※主の解釈あります

「まーふーゆっ！」
「ひゃ！」
「も〜、急に飛びつかないでって何回も言ってるでしょ？」
……疲れた。
……人生って、何でこんなに長いんだろう。
代わり映えもしない道を、ただ真っ直ぐに進むだけ。
………。

「あーもーなんなの！！」
「ぜんっぜん描けないんですけど！！！」
＿ピロンッ。
「＿＿うるさいっ！！！」
こんなので、認められても……。
………いつか、ニーゴに合う絵を、描かないと……ッ……。

「ここは、こうして……」
絶対に、作らないと……。
まふゆを、救うために……曲を……。
でも……少し、休ませて……よ……。

「暁山ってさ＿＿＿」
……うるさい。聞こえてるっての。
……何でこんな中途半端なのかなあ……。
いっそ、ドン底へ突き落としてよ。

「いつか、“絶対”救ってみせるから」
そんな事言われたって、信じられない
絶対は信じられない。
…………何も変わらないから。

ボクだけじゃない、分かってるよ……。
じゃあ、どうすればいいの？
その気持ち分かるよって？言う？
そんなの、その人のためにならないよ。

笑って誤魔化すの？それで済ませるの？
違うでしょ……。
分かんないよ！！！

『夢』も『希望』も『生きる理由』も
＿＿そんなの知らない
必要ない
私達には要らない！！
分からない、知らない、要らない、もう言わないで！！
それなら思い切り泣ける場所を探してよ。
……見つかる前に、泣きつかれちゃったよ

期待するのも、疲れた
絶対も信じられない
だって、全部中途半端だから
だから＿＿＿＿＿＿＿＿












いっそ、ドン底へ突き落としてよ












＿＿「地獄の底でハッピーエンドを」
「「「「ふふっ」」」」