小説


__雨に唄えば、?__


昔っから私は雨に唄えばが好きだ

同級生でも知っている人は一人も見たことのない、
かなり古いミュージカル

だが、傘を差してレインコートに身を包み
満面の笑みで踊っている様子を無心で見ていた。

その時間は何かに包まれているような感覚がした。

やさしい
なにかに、


いつも、
いつも。

-----------プロローグ-----------
ピピピッ

無機質な電子音を奏でる目覚まし時計の音が部屋に響く

「うぅ、、」

その音に起こされた私は重い頭を押さえながら起き上がる

バシンッ
目覚まし時計を止めようとしたその手が目標物ではないものに当たった。

「痛った、、。ん、?」

高校2年生の春、梅雨の暮れに

私の人生は終焉を迎える。

これは確定した未来だ。


それまでの物語をいま紡ぎ出す。

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