避難訓練だったはずが本当に不審者が来た件


避難訓練していたら、窓に、不審者らしき影が見えたのですが、先生でした。

そんなときに思いついた小説です。

個人的には苦手な、学校ものです。

ぜひお楽しみください。

                            *

休み時間。小学生たちの『憩い』の時間だ。そんな時間をつぶす、避難訓練。

前までは邪魔でしかない。と思っていたが、今回改めて、大事だということを知らされた。

先生「本日の昼休み、避難訓練を行います」

全員「え~~」

クラスが、暗く一瞬で染まった。

俺(田中蒼)だけではなく、みんなも、休み時間が刈り取られる、避難訓練が大嫌いだ。

蒼「ダル~ マジで嫌味www」

先生「蒼! やりたくなければらなければいい」

蒼「はーい……」

本当に嫌いだ。だから、こんな気の抜けた挨拶になるんだ。

このときは、まだ軽く考えていた。

蒼「おい! 塔馬(朝倉)。大富豪しよーぜ!」

塔馬「おけ」

こいつは、『朝倉 塔馬』。

メガネをかけている、ごく普通の友達だ、最近は大富豪(トランプのゲーム)を一緒にやってる。

そこから、少し飛ばし、昼休み。

思いがけないことが起こる

『ピンポーンパーンポーン!』学校中に放送を告げる、チャイムが鳴り響く。

『青井先生は、職員室にお戻りください』

謎の放送がなった。

この学校にはそもそも、青井先生はいない。

これは、不審者が来たことを伝える暗号の一つだ。

青井先生は、男の不審者。

赤井先生は、女の不審者。

赤井と青井の名字は、昔あった、事件の犯人の名から取られている。

先生「静かに! 黙って放送を聞け」

だが、今回の避難訓練は、少し違和感があった。

1つ。いつもなら『訓練です』というのに言っていない。

2つ。放送のときの声が、少し焦っていた。

蒼「おかしい……」

違和感を唱えていたが、その違和感が確定になることが起こった。

『ガッシャーン』

一階の放送室から、ガラスの割れた音が鳴り響いた。

男「殺してやる……」

知らない男の人の声と、ただ事ではない言葉。

蒼「確定だ……」

というと俺は、この違和感を、教室の端っこにいる先生に小声で話した。

蒼「……って感じです。窓閉めたほうがいいと思いますがね……」

先生「確かにそれなら、出来事につじつまが合う」

というと先生は、すぐに行動に移した。

ドアに鍵を締め、外を見に行った。

塔馬「おい……なんかヤバそう」

冷や汗をかき、震えている塔馬にさっきのことを話した。

男「この学校をぶっ壊しに来た。これの元わかるかー? なぁ、田中蒼」

蒼「やっぱあいつか」

つい先日、俺は、ヤンキーに絡まれ、ヤンキーたちをボコした。

こいつ(犯人)はそのヤンキーのリーダーだ。

男が始めた、校内放送に俺の名が出てきたせいか、みんな俺の方を向いてきた。

蒼「ごめん……こいつの仲間ボコりました」

周りは『やっぱり』というような顔をして、俺に殴りかかろうとしてきた。

塔馬「お前……なにしてんのwww」

塔馬が狂ったのか、こっちを見て、笑いながら話してきた。

蒼「みんな……俺、楽しかった! 悪くなかった! 俺が今から一人で、落とし前つけてくる。その後は……よろしく」

塔馬「ほんとに行くのか」

クラスメイト「やめとけよ」

蒼「いや、俺がやらねえと犯人は止まらねえ。終わらせる」

と俺は言うと、クラスメイトの言葉を振り切って、ドアを出た。

蒼「一階の放送室……」

階段を降り、曲がる。

誰のかはわからないけど、血が垂れていた。

職員室の前に、物体があった。

原型はとどめていなかったけど、人だ。

蒼「先生……」

顔を見た瞬間、先生の顔が見えた。

俺は、先生を、廊下の隅にはけた。

男「来たか……」

蒼「あぁ犯人。いや、父さん」

目の前には、昔とは目つきが変わったお父さんがこちらを見つめてきた。

父「お前は、失敗作だ、消す」

蒼「本望」

父さんは、右腕を思いっきり、振り上げ、俺のみぞおちに拳を当てた。

蒼「っ……」

みぞおちを殴られたせいか、立てなかった。

蒼「父さん……どうして? 俺を捨てた? ヤンキーになった? この学校も潰す?」

父「黙れ」

父さんは、俺に近づき、ナイフを取り出し、俺のからだに突き刺した。

蒼「くっ」

傷は浅かったので命こそは助かったが、立てもしなかった。

蒼「と……父さん。ありがとう」

父「……黙れ」

その途端、外から、ほんのり、パトカーのサイレンの音がした。

塔馬「そ…蒼!警察に電話したけれど、大丈夫か?」

そう聞いてきたが、父さんは、容赦なく俺を殺しに来た。

『パン! 』

発砲音が聞こえ、俺の頭に血が滴る。

警察は、父さんに発砲し、殺したのだ。

また同じ時に、俺は、意識をなくし、心肺も停止していた。

                             *

あの事件から一年。学校側は、学校の整備を厳重に固めた。

先生は、大怪我だったが、今は仕事にも復帰した。

だが、俺と父さんは、亡くなった。

事件の三日後、安らかに眠るように、死んだんだ。

結果、死者二名。怪我人一名を出した事件として、残り続けた。

END 

この物語はフィクションです。