[オイルマッサージ編・ウミカ視点]


「結構、小さい……透けてないよね?」
 今、私はオイルマッサージを受けるための着衣に着替えている。
 下着にオイルがついてしまうため、施術を受けるためにはこの使い捨てのペーパーブラとペーパーショーツを着用しなければならないらしい。
 ペーパーブラはに肩紐はなく、胸の部分のみを隠すようになっていて、あえていえばスポーツブラに近いだろうか。
 ペーパーショーツの方は横の部分が紐になっていて、生地が簡単にズラせるようになっている。施術を受ける前に読ませて貰った本によると、脱がなくてもVライン・Iライン、ヒップラインの施術がしやすいようにこのような構造になっているらしい。
 施術を受けるための水着のようなものだと聞いたが、夏に私が選ぶ水着よりもよほど露出が多くて結構、恥ずかしい。
 先生に提案されたマッサージ体験。
 紹介されたマッサージさんは先生とは真逆な体系をされた方で最初はちょっと警戒していました。でも初めのマッサージで肩や手、少し恥ずかしいですか足をほぐして貰いながら世間話をすると中々面白い方ですし、私の肩や足の凝りや張りから「お仕事頑張ってるんだね」と言って貰えたのはちょっと嬉しかったです。
 そこから百夜堂や委員会のお話、それにお祭りの話で盛り上がって、『外』のお祭りのことも聞くことが出来ました。話をしているうちにすっかり打ち解けた雰囲気になって、私も緊張が解けてマッサージを気持ちよく受けられました。
 足のマッサージも終わりに近づいたところで、マッサージ師さんから他のマッサージも受けて見ないかと提案されました。
 身体のマッサージと聞いて、躊躇ったのですが、美容にも良いと聞いて……誘惑に負けてしまいました。そして今、私は全身オイルマッサージを受けるための着替えを終えた。
 こんなに肌を露出した姿を先生以外の男の人に見せるのは……初めてではないけれど、あれはそういうプレイのためですから、今とはかなり違うし、やはり緊張するし、恥ずかしいです。ですがマッサージを受けると返事したのは私ですし、いつまでも恥ずかしがってはいられません。

「最初は緊張してたみたいだけど、大分リラックスしてきましたね」
「そう……でしょうか」
 たしかにほとんど裸に近いような衣服で素肌を露出している状態でのマッサージは緊張していました。でも身体にはタオルをかけてくれましたし、部屋に焚かれている香りのよいアロマとぬるぬると気持ちの良いオイルで私はすっかり身体から力が抜けていました。
 オイルの効果で少しホカホカして、なんだか温泉に浸かっているかのようないるかのような心地良さ。
 それにマッサージも顔や肩から腕、足などでいやらしさはありません。太腿に手がかかった時は流石に緊張しましたが、あくまでも足全体を行う上のことでしたし、それもすぐに心地良さに変わりました。
 逆に変にこちらが意識してしまって、申し訳なくなってしまいました。
「うん、身体にへんに力も入っていないしね」
「すいません……」
「気にしないで。若い女の子なら緊張して当たり前なんだから」
 マッサージ師のおじさまはそう優しく笑ってくれます。
 先生のとも、以前抱かれた二人とも違う手が与えてくれる感触に私はだんだんと癖になってきていました。
「そこで提案なんだけど、もっと効果的な美容マッサージも受けてみないかな」
「美容……ですか?」
「先生にも喜んで欲しいでしょ。モチモチの肌」
「なっ……う、うぅ。……はい」
 気づかれてるんだろうなと思ってましたが、やはり気づかれてました。
「……お願いします」
 先生にマッサージの後に抱かれることを期待して、私は提案を受け入れました。受け入れてしまいました。
 ここからは今、タオルで隠している部分もマッサージされることになる。ショーツの形、構造を思い出す。そこもここからするのだろうか……。
「一度、タオル取りますね」
 私の返事を待たずに仰向けで横たわる身体を隠しているタオルが取られてしまう。これで私の身体を隠すのは小さなペーパーブラとペーパーショーツのみとなる。
 恥ずかしいが、更なる施術を受けることを承諾した以上、恥ずかしさを表に出すのは失礼だと思い。顔には出さないようにする。
「上から順に行きますね」
 そう言って鎖骨周辺にオイルが追加され、ブラにも垂れる。
 先ほどは肩回りだけであったが、首元から鎖骨へ、ギリギリ胸に触らないように胸の上から脇下、ブラの上から胸横までと順々におじさまの手がマッサージして行きます。
 オイルとマッサージの気持ち良さが上半身に広がり、身体がポカポカするのにその感覚から胸のみが包まれないことに逆に違和感を覚えてしまう。
 さらにオイルが追加され、次は胸下、お腹周りと腰とマッサージされて行く。決して太ってはいませんが、やはり男の人にお腹周りを揉まれるのは恥ずかしいですが、これで張りや締まりが良くなると聞けば受け入れられます。
 それでも下腹から腰回りをする際にショーツに少し指がかかると緊張してしまいます。
「少し押しますが痛かったら言って下さいね」
 今度はお腹の下、臍下あたりを重点的に揉み、指で押して来ます。位置を変えながら押し、時々そのまま指を揺らして行きます。
「――あっ!」
「痛かったですか」
「い、いえ、大丈夫です……」
 つい高い声が出てしまいますが、今のは痛いというよりは……。
「では続けますね」
「……はい」
 気持ちいい。マッサージの心地良さから来る気持ち良さとは別の、お腹の奥が疼くような感覚。
 次第に私の口からは吐息が漏れて、声が上がってしまいます。
「声は我慢しなくても大丈夫ですよ。皆さん、マッサージしていると出てしまうものですから。――リラックスして」
 恥ずかしさから声を抑えようと口元に手が行った私を見て、そうおじさまが言います。その言葉にそういうものなのだと、エッチなことではないのだと信じて……力が抜けます。
 いつの間にか、私は自分のアソコの奥から濡れているのに気づきます。……すでにショーツにもオイルは垂れて濡れているので、違うものが混じっているのは気づかれてないと思います。
 私自身も今のはそれに気づかないふりをして、このマッサージを受け続けたいと思っていました。
「さて、次は背中側をしますのでうつ伏せになって下さい」
 段々とぼーっとしていた私は、その言葉にこの気持ち良さは終わりで次に行ってしまうのだということに若干の残念さを感じながら指示に従います。
 背中にもオイルを垂らされ、背中全体に塗られ、「少し失礼しますね」という言葉と同時にブラの下にも手が入り、塗られて行きます。
 背中側と言うこともあり、特に抵抗なく受け入れました。
 背中全体を塗られ、揉まれ、押されて、心地良さがどんどん広がります。時たま、指が乳房の横を撫でたりもしましたが、それも気になりませんでした。
「次はそのまま膝を立てて、そう次は尻尾とその周りもマッサージして行くからね」
 おじさまの指示に躊躇うことなくもなく、従うようになっていました。
 うつ伏せから膝を立てると当然、お尻を突き出したような格好になりますが、その恥ずかしさよりも次のマッサージが与えてくれる気持ち良さを期待していました。
 尻尾にもたっぷりとオイルが塗り込まれて行き、付け根から先端まで丹念に撫でられ揉まれて行きます。
「んっ、ああっ……んぁっ」
 もう隠しようのない喘ぎ声でした。マッサージを続けるうちに、私は声を素直に出して行くようになっていました。
 気持ちいい。気持ちいい。
 マッサージとは違う心地良さも素直に受け入れていました。
 だから、次におじさまが無言でショーツをずらしてヒップラインを揉みこんで行く時も抵抗出来なくなっていました。
 ヒップラインからそのまま股関節、そしてVラインへと指が撫でて行きます。
「ほら、もっと足開いて」
 おじさまの口調が変わった気がしますが、私はその言葉に従うだけです。そうすればさらに気持ち良くして貰えると身体が理解してしまったから。
 VラインからIラインへ。私はすでに脱毛していたので、指の感触をはっきりと感じてしまいます。
 そんなところまで触られては、オイルに違う雫が混じっていることには気づかれてしまったでしょう。
「ここの張り艶も重要だからね。良いね?」
 片手はIラインを撫でながら、もう片手で胸回りを再びマッサージしながら言われ、何を言われてるのか理解しながら私はコクンっと頷いてしまいました。
 ブラがずらされて、おあずけを食らっていた気分だった胸にたっぷりとオイルを塗りたくられます。
 ――とっくに乳首は立っていました。
 胸を揉まれて、今日一番の高い声を上げてしまいます。
「気持ちいいかい?」
「んくっ、あっあっ……ああぁぁぁっ!」
 背中から伸し掛かるようにしながら、おじさまは両手で丹念に、丁寧に、乳房全体を撫で、揉み解してくる。その刺激から身体が反射的に逃げようとしても、大きな身体で背中から固定されて身動き一つ出来ずに快楽を受け止めることしか出来ない。
「ちゃんと答えて」
「あっくぅぅ!」
 答えられずにいるとキュッと乳首を抓られる。
「き、気持ち……いい。いいです」
「ちゃんと答えられて良い子だね。そうやって言葉に出すと身体にも良いからね。――こっちも気持ち良くなろうか」
 胸から手が離れて、ホッと一息したのも束の間、シュルッとショーツが脱がされてしまう。
 いや、ダメという言葉が口から出ようとした瞬間、ツプッとおじさまの指が突き刺され――
「あっ――ああぁっ♡」
 それだけで私はイッてしまいました。
「中からも解して行くと女性フェロモンの分泌も増えるからね。このままもう一回行こうか」
「そこっやらぁ…っ! ひっ♡ んぁ……あっ♡♡」」
 指を抜き差ししながら、中の気持ちの良いところをグイグイと押しつぶされて、私はまた昇り詰めそうになる。
「ほら、イク時はなんて言うの。ちゃんと言いなさい」
「い、イクっ!  イキま……! ふぁ、あ゛あっ――あっ!」
 足をピンッと突っ張って、お尻を高く掲げるようにして私はおもらしするみたいに潮を大量に吹きながらイッてしまいました。
 イキ終わり、足の力が抜けて、四肢を投げ出すようにして脱力する私の身体をおじさまがひっくり返します。
 ブラはたくし上げられ、ショーツも脱がされて、もうおじさまに対して隠すところのない姿を晒しながらも私は快楽の強さから身体を動かすことが出来ません。
「このマッサージも気に入ってくれたようだね。でもまだ終わりじゃないよ」
 マッサージ。これはマッサージなんでしょうか?
 当然の疑問が浮かぶも、まだ脱力したままの私はおじさまにされるがままです。
 おじさまは私のお腹、臍下あたりに手を置いて、さすり、指を押し込み、揺らします。何故か、最初にされた時よりもアソコが疼いて、「はっはっ」とか「へっへっ」と犬のような吐息が口から漏れ出て、目がチカチカします。
「体外式ポルチオマッサージと言うんだよ。まだこれだけではイケないだろうけど……同時に中からもしてあげると」
 臍下をマッサージしながら、またアソコに指が奥まで入れられ……奥の方を中と外から挟み込むようにされる。
「おっあ゛ぁっ?」
 またすぐにイキ、ピュッピュッと潮を吹いてしまうが、今度はおじさまは手を止めてくれず……イクのが止まらない。戻ってこれない。怖い。気持ちいい。気持ちいい。
「ここはそんなに開発されてなかったみたいだね。ちゃんと教えてあげるからね」
 おじさまの声が遠く感じる。意識が朦朧とする。目の奥がチカチカして、勝手に身体が暴れる。なのにおじさまの手から、快楽から逃げられない。気持ちいい、キモチイイ。

 ――どれぐらい経っただろう。どれぐらいイッてたのだろう。
 いつのまにか涙まで流れて、顔をくしゃくしゃにして私はイキまくっていたようです。
「さて、ウミカちゃん。これが欲しくないかな?」
 おじさまがいつの間にか、大きなオチンチンを取り出して、私のアソコに宛がうように聞いてくる。
 赤黒く、今まで見た中で一番大きく、ビキビキと血管の浮き出たグロテスクで……魅力的なオチンチン。私が答えたら、おじさまはそれを入れて来るつもりだ。
 最初からそのつもりだった? 騙された?
 酷いと思う。こんな頭がクラクラした状態で聞いてくるのは卑怯だ。
 それでも――
「だ、ダメ。ダメです……」
「そう? こんなにヒクヒクして物欲しそうにしてるのに……ほら」
「――あっ♡」
 くちゅとおちんちんの先端を少しだけ、アソコに埋めて来る。本当にほんの少しだけ。でもそれだけでも気持ちいい……。
「今、これを生で入れたら凄い気持ちいいよ」
「♡ …… ん、うぅ~」
 私は――
お知らせ
実務でも趣味でも役に立つ多機能Webツールサイト【無限ツールズ】で、日常をちょっと便利にしちゃいましょう!
無限ツールズ

 
writening