生前安万侶とレムキャス(カルデアネタあり)


大前提として生前レムキャスは神秘が好きだったということになっています。

元々は現実主義だった安万侶は古事記編纂のメンバーに任ぜられるも、正直(でも神話なんて本当にあったのか分からないし朧げじゃん)とか思っていた。しかし、稗田阿礼に出会い、彼が語る日ノ本の神話に魅了されてしまったのだ。____神秘が、そしてそれを一言一句丁寧に紡ぐ阿礼が美しいと思ってしまったのだ。普段はちょっと皮肉っぽい性格なのに神話を語るときだけは本当に楽しそうで……………はっきり言って安万侶は彼に人生を狂わされた。最初は気乗りしていなかった古事記編纂事業もなんと4ヶ月という凄まじい速さで終わらせてしまったのだ(このスピードには阿礼も「さすがに休め」と心配した)。このことがきっかけで安万侶の悲願は「神秘をこの目で見ること」となったのだ。

以下カルデアに2人ともいる時空(先にレムキャスが召喚されてる)
カルデアに来た安万侶は「ここなら神秘をいっぱい見れそうだしなんなら阿礼にも会えるかもしれないぞ〜!やった〜!!!」と内心ワクワクしていた。しかし、神秘を見れたのはいいものの、生前の同僚は自分が見知った姿、性格とはいささか違った。
確かに生前から色白だとは思っていたがそれにしても病的に白すぎる肌。幽霊のような朧げな見た目。誰に対しても高圧的な性格。そしてなにより____神秘を嫌い、現実に執着しているのだ。これを見た安万侶は(えっ………あいつ、どう見ても阿礼のはずなのに別人のように見える……………なんでだ?)と困惑してしまう。とりあえず話しかけてみることに。話しかけられた彼は「あ……ああ、安万侶か、久しいな」と何故かぎこちない。何もかもが生前の彼とは異なり、なんでだ!?とますます困惑する安万侶。しかし、安万侶はあるひとつの答えにたどり着く。それは、稗田阿礼の歴史的な記述が少なく、さらに後世の影響も相まって存在が薄くなってしまっていたということだ。そうなってしまったのは何故か。原因は…………………古事記の序文で稗田阿礼についての記述をたった数行しか書かなかった安万侶自身にあったのだ。せめて、俺が、少しでも彼について記述を増やしていたら、彼はこんなに苦しむことは無かったのに……………………
安万侶がサーヴァントになってからレムキャスに出会うと聖杯にかける願いが「稗田阿礼の記述を少しでも増やすこと」に変わる可能性がある。しかし、このことをレムキャスに話すと「そんなことを願うな。僕なんかに万能の願望器を使うことは無い」と却下される。よって基本的には聖杯にかける願いは前述した通り「神秘をこの目で見ること」である。
ちなみに安万侶の宝具は神秘にバフをかける効果がある。レムキャスの宝具が簡単に言えば神秘を剥がす効果があるので対になるといいなという妄想。安万侶の宝具名も「○○遊園」だと嬉しい。レムキャスの宝具詠唱の前半が古事記序文の1番最初の部分だから安万侶も同じだと嬉しい。あと出来れば固有結界がいい。

蛇足
レムキャスが生前とサーヴァントになってからで姿が多少異なるのは生前は存在を確立していたが(今を生きる人類なので)、サーヴァントになってからは存在がふわふわになってしまったため。
カルデアで安万侶に話しかけられたとき返答がワンテンポ遅れたのは安万侶を認識することに少々時間がかかり、生前は安万侶とどのように接していたのかサーヴァントになってからのレムキャスは分からないため。サーヴァントになってからのレムキャスは生前の記憶が「古事記を編纂したこと」しかない。だから、安万侶とはどのような態度で接していたのか、仕事以外でどのような話をしていたのかを知らない。古事記序文にしっかり書かれている安万侶ですらこんな反応になってしまうためそれ以外の生前関係者は……………
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