ラブラブディルドの試練


「………………拍子抜けね」

何が行われるのかと思えば、入った部屋はただ広いだけで怪しいものの欠けらも無い。

「…どうやってここから出ろって…言、う、のよ……?」

胸が高鳴る。
世間ではこれは恋と呼ぶのだろう。いつも頭の隅にいて離れないかの英雄様ともこんな感じであったのだろうか。
しかし、今彼女の心を射止めたのは

「ただの…自慰具でしょ……なのに、なのにぃ……あぁ…ああっ♡♡」

手は自然と転がっているバイブに伸びる。
恋人のように熱い口付けを交わす。返ってくるはずもないものを求めて。

「あぁどうしましょう。貴方が愛しくてたまらない…クビを跳ねてしまいたいほどに♡」

恋は盲目とはよく行ったのもで、彼女の目には愛しい人として写っているのだろう。

「ごめんなさい…はしたないと思うでしょう?でも私はもう我慢が出来ないのっ♡♡」

取り憑かれたように、そのまま濡れきった股に当てがう。
触れるだけで身体がピクリと跳ねる。

ズプッ♡♡

「んんッ〜〜〜〜〜♡♡♡♡」
床に固定されたそれは、跨いだクリームヒルトの中にズルズルと侵入する。

一心不乱にクリームヒルトは腰を振る。
一国の女王とは思えない、獣の交わりにしか見えない。

パンっ♡パンっ♡パンっ♡パンっ♡
「と、とまっ♡っっっっんぎいいい♡これ以上ダメなのっ…んっっっ」

頭はダメとわかっていても愛に生きた彼女は、止められない腰を振り下ろす。
水音と彼女の甘い喘ぎ声が部屋中に響き渡る。

「ああっ♡♡くるっ♡♡いく゛っ゛♡♡きて♡♡きてぇえぇ♡♡♡♡」
ピシャアアアアア

もちろん返しは来るはずもないのだが、彼女の頭では性行為として成り立っているようだ。

「っっっっっ♡♡♡♡♡♡♡♡゛おっ゛♡♡あたまちかちか……」

「…どうしましょう……イッたのにぃ♡♡こし、止まんないぃ♡♡♡♡♡♡」

身体は既に絶頂へ届いたはずなのに、彼女の愛を吐き出すにはそれは少なかったようだ。
脳に快楽が走る度に愛されている感覚も同時に来る。
幸せが訪れる。

「あっ...♡またぁぁぁぁぁ♡♡♡♡」

正気に戻った頃には何回イッたのかも数えてないような時だった。
胸に来る重りと、足にくる肉体的疲労はちぐはぐに彼女を締め付ける。
お知らせ
実務でも趣味でも役に立つ多機能Webツールサイト【無限ツールズ】で、日常をちょっと便利にしちゃいましょう!
無限ツールズ

 
writening