リハビリSS 廃墟で自称モグラの光の球が話しかけてきた件


AI提供のネタ3つの要素を抽出して混ぜました
開始時刻 2/24 23:09
終了時刻 2/25 00:30 (あとがきは除く)
以下本編

とりあえず友達というものは信用してはいけない。これが一番の教訓だろう。
町外れの廃墟にみんなと肝試しに来たのはいいものの、結果私一人だけ置いて行かれ、取り残されてしまった。
噂になっていた異音や人魂のような光が現れて、みんな逃げていってしまったのだ。

「おい、そこのお前。」
目の前の人魂らしきものが話しかけてくる。凄い眩しい。
「もしかして聞こえていないのか?」
「え、あ、ききき聞こえてます!」やばいめっちゃどもった殺される。
「そうかそうか。では一つ頼みを聞いて貰えないか?」
「ははははい!って…え?」何も考えないで同意してしまった。
「えっと、やっぱりちょっと待って下さい!」
「む?なんでだ?」
「いや素性も知らない相手の内容のわからない頼み事とか聞けませんって!」
「お前が確認する前に同意したんじゃろ。」はいそうです大変申し訳ございません。
「とても混乱していたので…。何卒御慈悲を…!」
「…まあよかろう。つまるところ、吾が輩の正体と依頼の内容がわかれば問題ないのじゃろう?」そうかな…?そうかも。
「吾が輩はモグラの頭領である。お前にはこの廃墟の解体に協力して欲しいのじゃ。」
…?????なにを言ってるんだこの人魂。いやモグラ魂か?
「まあひとまずは上階の家具の移動から…」「いや無理ですって!」
流石にちょっと理解が追い付かない。
「まずモグラの頭領ってどういうことですか?あなた人間じゃ無いんですか?」
「そうじゃが。もっと詳しく説明するなら、ここに巣を作っていたのに人家を建てるために駆除されたモグラじゃ。」それはちょっと可哀想。
「なんで、ってかどうやってこの廃墟を解体するんです?」
「無念のあまり化けてでてしまったようなんでそれを晴らそうかと思ってな。人に家を壊されたのだから人の家を壊してやれば恨みも晴れるというものよ。」つまり復讐なんですね巻き込まないで下さい。
「今までは地中から少しずつ床を小突いてやっとったんじゃが、少しばかり揺らす程度しか出来なくてのぅ。」異音の原因これかよ!ってか家一個揺らせるモグラの執念凄いな敵に回したくないわ。
「まあそう言うことじゃけぇ、協力するまではお前を家に帰す気はないぞ。」
「えーっと、私非力な女子中学生な訳でして大してお力になれないと思うのですが…。」
「ちなみにこのままお前の頭上の天井を落として役所の人間が働かざるを得なくするという方法でもいいんじゃが…。」「精一杯努めさせていただきます!!!」

と言うわけで半ば強引に協力させられることになった。無事に家に帰れたら友達はぶちのめす。ついでに家の庭のモグラ対策を強化す…いややっぱり止めておこう失敗したときの被害が1.5倍くらいにはなりそうだし。
「で、結局私は何をすればいいの?」
「うむ。二階建てじゃろ?この家。その上階の床…一階の天井じゃな。を下に落としたいのじゃ。それに邪魔な家具をどかしてくれればお前の役目は終わりじゃ。」あれ?案外あっさり終わりそう?
「正味、壁だけになれば派手に揺らすだけで壊せるじゃろうしな。無理でも天井が崩れたとあれば人間が勝手に壊してくれるわ。」
「えっと、じゃあ道具とかありますか?大きい家具とかは重さ的にもバラして運ばないと危ないので…。」
「それなら庭に倉庫があったじゃろ?鋸程度なら残っていると思うのじゃ。取ってくるといい。」
「あ、一人で行けって事ですね。」視線が物凄くわざとらしい。絶対に手伝わないという強い意志を感じる。

肝試しのルールでスマホは持ち込み禁止だった。光源で持ってきていいのは懐中電灯だけ。私のは電池も少なかったので凄い頼りない光である。
流石に電池は無いだろうし、あってもまともに使えないだろうからな…。モグラ魂の眩しさが恋しい。
少し離れたところにある倉庫に辿り着く。鍵も付いていない程度の小さな物置だ。仕方ないので暗い中に入り込み手探りで探す。
「おっ、これとか使えそうじゃん。」錆びた鋸と釘抜き付きのトンカチ。大体はこれで解体出来るだろう。
「ホラゲだとバールっぽいアレ一つでストーリー大体解決してるよな。」実際、あんなものが家においてある家庭がどれほどあるものなのだろうか。
ん?これはもしや…。
冷たくザラザラとした感触。細長く両端がカーブしている。
「…例のバールっぽいアレじゃないっすか。」本当にあるんだこれ…。
ついでに持って行った。

「お、ようやく戻ってきたか。」眩しい。暗闇に慣れた目が痛む。
「暗くて探すのに苦労しました…。」しかもこれから鋸やらでの肉体労働って…。
「よし、では二階へ行くぞ。」
階段は板が抜け掛かっていたので凄い登るのに疲れた。

結論から言うと、二階はすっかすかだった。
「私何のために呼ばれたんですか…?」
「…妙じゃな。書斎の机も寝室のベッドも何一つ無い。」
「え?モグラさんが確認してなかっただけとかでは無いんですか?」
「いや元々はあったはずじゃ。」え、こわ。モグラ以外にも心霊現象発生してんの?ここ。
「まあ何もないならそのまま崩しちゃえばいいんじゃないんですか?」
「…まあそうじゃな。降りるぞ。」
本当に何の意味があったんだあの準備には…。
「あ、この道具とかは置いていっても大丈夫ですか?」
「お前絶対戻すのめんどくさくなったんじゃろ…。落ちてきたら危ないからせめて下の階に置け。」はーい。

と言うわけで家を破壊する事になった。あと危ないから外に出た。
「じゃあ、壊すのじゃ。あと暇なら倉庫に道具片づけておくのじゃ。」
結局道具は持ってきてしまったのだ。家から距離を取った方が良いというのもあり、素直に従った。
「結局バールもどきさんの出番は無しですかぁ…。」ゲーム好きとしてはかなり性能が気になるものだったのだが…。
それともこのバールもどきだけ持ち帰ろうかな。
そんなこんなで倉庫に付いた頃に揺れと轟音を感じた。モグラさんが廃墟の解体を始めたのだろう。
「にしても結構揺れるな。こっちまで来るんだ。」
倉庫の中。道具達を適当に放り投げながら思う。ここも油断したら崩れそうな…。
少しして揺れが収まる。安心して倉庫から出ようとした。
ガタッ。立っていられない程の揺れだ。倒れ込むことしか出来なかった。
「ちょっと!?モグラさんご乱心ですか!!!」
周囲でものが落ちたり崩れたりしているのがわかった。倉庫の上側はよく見ていなかったが…。
意味のない心配だったようだ。



横から倒れてきた草刈り機。丸い刃の部分が頭に突き刺さった。

「ってなわけで、私はモグラを草刈り機で殺すまで成仏できないのよ。」

「だからさ…」

この物語を読んだキミ。手伝って…くれるよね?

あとがき
すげぇタメを長くしてギャグっぽく雰囲気を作った挙げ句後味の悪い胸糞ホラー展開で締めるとか作者はどれだけ性格と頭が悪いんだろうか。
それはそうと、最初はモグラがわざと殺そうとしてた事にしようとしました。
この結末だと真偽のほどは不明ですがね。
っていうのも、揺れを二回にわけて描写したことで地震の余震本震である可能性も出てきたわけです。
とりあえずわかることは作者が悪趣味ってことです。不謹慎ですみません。
この駄作をここまで読んだあなたに拍手と感謝を。そして出来ればこの駄作にも拍手と賞賛を…下さらなくとも、批判的な意見一つでも貰えれば僥倖です。

鬱作品を語れる相手が欲しい作者より。
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