禁欲的じゃない


※3/8に外部サイトにて加筆修正したものをを投稿済


いつものように鄭と共に過ごしていたアーチャー、ところが突然の盈月のバグによりイくのが止まらなくなってしまう。
元から禁欲的な性質なので怪異と戦闘をしたり、屋敷に戻っても弓矢の練習をして過ごしていたが、とうとう耐えきれずに自慰を始めるようになる。
一日に何度か自分で扱いて射精してみたものの、治まる気配が無く悶々とするアーチャー。
彼にとってこの不具合は屈辱にも等しいものだった。
かくなる上はと矢尻を自分に向けて刺そうとするが物々しい雰囲気を感じ取った鄭が部屋に入ってくる。
「待て待て!アーチャー、血迷ったのか?」
「ち、近寄らないでくれ……お前にこんな姿を見られたくはなかった」
一度見られてしまった以上はもう隠し通せないと悟ったアーチャーは事の仔細を鄭に話す。
「そうか……それは苦しかっただろう」
「自分でやってみても一向に治らなくてな……どうしたものかと」
「なら俺がやってみるのはどうだ?」
予想だにしない答えにアーチャーは目を丸くする。
「お前に迷惑をかける訳には……」
「いや、お前にはいつも助けられてるからな。力になりたいんだ」
アーチャーが返事を返すより先に鄭に抱き抱えられて寝台に寝かされて下穿きを脱がされる。大きな手が自分の性器を優しく握るとそのまま扱き始める。
「あっ♡あっ♡だ、だめッ……ます、たぁ♡♡」
それは自分でするよりもはるかに気持ちの良いものだった。安心しきったアーチャーが鄭に身体を委ねる。
「あんッ♡あ、ああっ♡♡そ、こい、いッ♡♡」
硬い指で弱いところを擦られて上擦った声を上げるのが止まらなくなる。その声を間近で聞いている鄭も理性が保てなくなりそうだった。
「ある、じ♡♡も、だめ……あッ、で、る♡♡♡」
限界が来たアーチャーは堪らず鄭の掌に射精してしまう。まだ顔が火照り、目には淫靡な光が宿ったままだった。鄭に抱きついて耳元で囁く。
「ま、すた、ぁ……もっと♡♡」
「はは、奇遇だな。俺もだ」
自分が従えているサーヴァントの初めて見る扇状的な姿に興奮した鄭が服を脱ぐと勃起した性器が露わになる。立派にそそり立つそれを見たアーチャーが自分の中にあれを入れられたらどうなるのか……と背筋を震わせる。自分の秘部に押し当てられてびくりと身体が少しだけ跳ねる。
「挿れていいか?」
「ッ……ああ……はや、く♡♡」
アーチャーの返答を合図に鄭がゆっくりと性器を挿入する。
「あ……んンッ……♡」
胎内を押し広げられてる途中でも甘い声を上げてしまう。やがて入るところまで突き入れられる。
「あ"……う"あ"ぁあ"……お"っ♡♡♡」
アーチャーが普段の凛とした姿からは想像できない声を漏らす。それを聞いた鄭が思わず笑みを溢した。
「はは、挿れただけで達してしまうとはな」
「ぇ……?」
目線を下に向けると自分の出した精液で腹が汚れていた。
鄭が緩やかに抜き差しを始める。
「あッ……あ"ん"ッ♡や"、あっ……や"め"、ぇ♡」
声に拒絶の色が混じるが身体は素直なもので、肉襞に先端を擦り付けようと身を捩らせる。快楽を貪る姿を見て鄭は自分の性器が硬くなるのを感じ取っていた。
「ん"ぅ"……めーげ、ん"ッ……もっとぉ"♡♡」
「参ったな。お前のそんな姿を見てしまっては俺も抑えが効かん」
友を終わらない快楽から解放する為にも鄭は出し入れを早める。奥を突く度にどちゅ、どちゅ、と鈍い水音が鳴る。
「あ"ぁ……そ、れッ♡すご、いぃ"♡♡♡」
涙で美しく整った顔をぐちゃぐちゃにしながらアーチャーが叫ぶ。鄭も限界が近づいているのを感じ取っていた。
「ッ……ある、じぃ♡も"、もぅ"、イ"ッ……」
「っ、ああ、アーチャー、俺と、一緒に……!」
鄭とアーチャーは同時に達した。胎内が濃い精液で満たされていく。アーチャーの腹はどろどろに汚れていた。
絶頂から少し経ってアーチャーが鄭の腰を放り出していた両脚で掴む。
「すまない、まだ……足りないみたいだ♡」
「ははは、俺とお前、どちらが果てるのが先になるだろうな」
二人の眠れない夜は始まったばかりだった。
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