目隠し+拘束 いきさつ


虎杖「あ、背中のその傷…」
日車「ん?…ああ、背中が少し痛いと思ったがそういうことか」
虎杖「俺がさっき爪立てたからだよな。いろいろ必死で力の加減とか全然できてなかったかも。…ごめん」
日車「それくらい君が気持ちよくなれているということなら別にいい」
虎杖「よ、よくないって。このまま続けてたらいつか背中に傷どころか骨折っちゃいそうで怖いしさ…」
日車(彼の怪力を考えれば有り得ない話ではないが、そもそもセックス自体をやめるという考えにはならないんだな…)

虎杖「……あ、そうだ。あのさ、次ヤる時は…」


~後日、虎杖の部屋にて~

虎杖「かなり緩めだしすぐ取れそうだけどこんなのでいいの?」
日車「必要以上に力を込めなければ外れることは無いだろうし、最低限拘束としての役割は成している筈だ。解くかどうかは君次第で、少しでも嫌だと感じたら外してくれて構わない。それを止める合図にする」
虎杖「なるほど…」
日車「これなら跡が残ったり鬱血したりする心配も無いだろうからな」
虎杖「そんなヤワじゃないから大丈夫だとは思うけど…俺の身体のことも考えてくれてんだね。ありがとう」

虎杖「…ていうか、これって日車のネクタイだよな。こんなことに使っていいの?」
日車「ネクタイやタオルのような布類は拘束に適しているらしいからな」
虎杖「…調べたの?」
日車「多少は。君の提案とはいえ、君が負担が多い側であることに変わりはない。身動きを制限する以上、怪我に繋がらないよう必要なことを調べておくべきだと思った」
虎杖「…俺、腕縛れば日車怪我しなくていいだろ、ぐらいしか考えてなかったな……あ、腕塞がってるから目隠し自分じゃ付けらんねぇ。日車、お願いしてもいい?」
日車「ああ。……、」
虎杖「?どうしたの」
日車「…いや、何でもない」

日車(虎杖の希望に応えただけで他意は無かったが、目隠しに腕の拘束まで加わると更にアブノーマルな光景になってしまったような気がする…)

虎杖「…よし。これで日車が怪我する心配もなくなったし、今日は俺がトぶくらいキツくてもいいよ?」
日車「この状況でそれを言うのは度胸が据わり過ぎていると思うぞ…」


続くかも
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