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悠脹前提のすっくんによるお兄ちゃんレの後の小話

※お兄ちゃん視点
※お兄ちゃんがカントボーイです注意
※お兄ちゃんが着衣風呂のまま致してます。悠仁は最初は着てたと思うけどたぶんすっくんに交代された後に全裸になった
※女の子みたいに喘ぐお兄ちゃんがいます
※一部、汚喘ぎや♡喘ぎあり注意
※かっこいいお兄ちゃんはいません
※下書きなので後でサイレント修正したりします
※書き主のヘキの煮凝りです
※マジで何でも許せる人向け



















広い浴槽に運ばれてしばらくしても、体が動かなかった。
半ば気絶状態で疲労していたのもある。しかし思ったより精神的なダメージが大きかったのだろう…と今更ながらに思う。

悠仁の体でありながら悠仁ではない男のモノで体の隅々まで犯し尽くされ、嬲られ、辱められたにもかかわらず俺は無様にも屈した。受け入れ難い快楽の奔流に弄ばれ体が燃えるように熱くなり、本能的な欲求に理性が呑まれていき…

悠仁の意識が戻った時には、既に果てていた。

これは裏切りだ。俺から悠仁への。罪悪感というものが質量を持っていたならば、きっと俺の心臓は粉々に砕かれていただろう。先程の出来事はそれほどに、十分すぎるほどに罪の重さを持ちあわせていた。

だが…
気の遠くなるような絶頂の間際、頭の芯まで痺れて真っ白になった思考の中に浮かんだのは、他でもない、愛する弟の笑顔。
その事実のみが辛うじて俺のアイデンティティを繋ぎ止め、俺が縋りつくことの許された唯一の救いになっているのだ。


「脹相…」

寝室を片付けてきたらしい悠仁が浴槽の中に入り、まるで割れ物にでも触れるかのように俺の手を握る。
ゆっくりと目を開けると、そこにはひどく憔悴した悠仁がいた。
目はうるみ、追い詰められた表情には後悔の念が滲み、不安定なバランスの上に置かれた心が今にも崩れ落ちそうになっている。

「悠、仁…」

掠れた声ではあったが、何とか絞り出す。

「脹相、お、俺…」

…そうか。そうだな、一番辛かったのは俺じゃない。
悠仁、オマエだ。

オマエは優しい子だ。人の道を尊重し、人を傷つけることを怖れることができる優しい子。
人一倍愛される星のもとに生まれてきた、俺のかわいい弟。
辛い思いをさせたな。悪かった…悠仁。

「俺は大丈夫だ。」

だから、どうか自分を責めないでくれ。

「ごめん脹相…俺、俺…」

「悠仁…オマエのせいじゃない。」

だから、そんなに泣くな。お兄ちゃんが全部受け止めてやる。
頬を伝っていく涙が浴槽の水に紛れるように、オマエが感じている悲しみも俺の中に紛れさせよう。

「おいで悠仁。…ほら」

僅かな水流の中、今にも離れ離れになりそうなほど優しく繋がれた手に力を入れ、悠仁を抱き寄せるように引っ張る。

「…ッ、脹相…」

向かい合った目線が互いに絡み合い、その次に唇同士の距離が縮まる。
そのままそっと重ねれば、悠仁の目がふたたびうるんだ。
黄金色にも見える瞳から溢れる温かく透明な雫が、俺の零した涙と混じり合い首筋を伝っていく。



──────────



息をつく暇もないほどの絶え間ない口づけ。
その合間に逞しい背中に手を回し胸板越しに悠仁の鼓動を感じ取る。

「はぁ、ぁ…んぅ…」

「…ッ、脹相、ダメだ…また俺が乱暴なこと、したら…うっ…!」

「あれはオマエじゃない。でも…」

悠仁の瞳の奥が揺らぐ。

「もしそうなったとしても、俺が全部受け止めよう。…いや、受け止めさせてくれ。」

「………」

「悠仁」

悠仁はしばらく逡巡していたが、やがてぐっとこらえた表情で小さく頷いてくれた。
惹かれるがままに再び唇を重ね、恍惚とした浮遊感に身を寄せる。

「脹相…ッ」

「悠仁…っぁ、あぁっ…ん、っ…」

これ以上ないほどの繊細な手つきで下腹部に添えられた指が、水中で揺らぐ布越しに割れ目をなぞる。ゴポッと音を立てて中にあったものが溢れてしまったが、些末なことだ。俺の中はもうすぐ悠仁のもので満たされるのだから。

「脹相、その…嫌だったらすぐ言って、な?ここの中、綺麗にするから。」

「わかった。」

紫色の布が除けられ、割れ目に悠仁の指が滑り込んでくる。それだけで自らの穴の中が締まるのを感じた。まるで悠仁の指を求め咥え込むように内壁がうねり、腹に力が入る。
2本、だろうか。クチュクチュと音を立てて奥まで迫ってくる雄々しい指の感触にあちこちを刺激され腰が震える。指は最奥まで難なく入り込み、そこからゆっくりと中を撫でるようにして引き抜かれていく。途端に、耐え難い快楽が頭の芯まで突き抜けるようにして走り抜けた。

「ッひゃ、ぅ…あ、ぁあっ」

腰から一気に力が抜け、意図せず漏れ出てしまった声のせいだろう。悠仁はすぐに手を止め心配そうにこちらに視線を向ける。

「ごめん、痛かった…?」

「ハァ…はぁ、っ…そうでは…ない。…気持ち良かったんだ…。続けてくれ。」

悠仁の上腕に手を置き、そっと続きを促す。

「もっと悠仁を感じていたい。」

「!?…そ、そういうこと簡単に言うなよ。勘違いしちゃうだろ…」

「勘違いなんかじゃない。悠仁が思っている通りだぞ。」

「……なあ脹相…俺、相当焦らされてるんだけど。わかってる?」

「…?焦らされ…?何がだ?」

「…ッ……もう知らないから…。」

次の瞬間、ゆっくりと指が引き抜かれ、直後に上着がずらされ胸を鷲掴みにされた。相変わらず優しい手つきだったが先端の弱いところを容赦なく攻められ思わず仰け反る。ぐっしょりと濡れて肌色が浮き出る白い布が、すっかり固くなった先端を強調するように張り付いてしまっていた。そこに悠仁の指が添えられねぶるように弄ばれる。
布越しの刺激は想定していたよりも強い中毒性があり、されればされるほどもっと欲しくなる。もっと激しく。片方だけでは足りない。頼む、悠仁…
そんな気持ちを察するかのようにもう片方…脇の隙間があるほうから手を差し込まれ、今度は直に先端を撫で回された。両胸から絶えず流し込まれる快楽の奔流に耐えきれず視界がぼやけていく。何とか涙を零すまいとこらえてみたものの、悠仁の前では無意味だった。

「あ゙っ、んッ…ひ、ぃっ…ハァ、はぁっ、あァ」

気づけば悠仁の股座に自らの下腹部を押しつけるようにして腰を捩っていた。涙の滲む瞳で目の前のそそり立つ壁のような胸板を見上げ、物欲しそうに悠仁と目を合わせてしまう。

「脹、相…」

布越しに存在を感じる悠仁のそれは鋼のように硬くそそり立ち、ドクドクと脈打っている。

欲しい。
この寂しさと飽くなき欲求を埋めるように、それを俺の奥底まで沈め満たしてほしい。

「挿れる、よ。」

その言葉に頷いた直後、ズプッ…と、水の中のはずなのに音が聞こえた気がした。
直後、内側から腹が持ち上げられるような感覚と耐え難い快楽が弾ける。

「〜〜〜〜〜ッ♡」

声にならない声が搾り出される。完全に余裕を失った呼吸がそこに重なり、何とも情けない姿を晒してしまっていた。
無意識のうちに袖を持った手で口を覆い、涙が溢れ続ける目を閉じる。
しかし大きな手が頬に添えられ、くい、と上を向かされた。涙でキラキラと光る視界に血色の良い悠仁の顔が映る。

「目、開けてて。」

真剣な眼差し。思わず射抜かれてしまいそうな、真っ直ぐに俺を見つめる情熱的な視線。

「俺だけを見てほしい。」

「ゆう…じ…、っあ゙、ひん…ぐッぅ…!」

ますます腰を密着させられ、悠仁のモノが根元まで全て埋まる。同時に猛々しく脈打つ鼓動に奥の奥までかき混ぜられ全身の血液が沸騰しそうだった。
気を抜けば呆気なく絶頂してしまうような快楽の渦の中、悠仁のモノが少しだけ引き戻され、絡みついている内壁が引っ張られる。
嫌だ、頼む、まだ抜かないでくれ。挿れてくれたばかりではないか。
反射的にそんなことを思ってしまう。悠仁はそんなことをしないと、頭では解っているのに。

「あ゙ッ!うぅ、ッ…ハァ、ん゙っ」

懇願するように悠仁を見上げると同時に再び逞しい腰が迫り、今度は打ちつけられるように奥まで突き入れられた。

「〜〜〜〜〜ッ♡お゙ッ、ひぃっん、ッあ、あ゙ぁッん゙ぅ」

声を抑えることすら忘れて仰け反り、本能のままに絶頂を受け入れる。
気づけば悠仁の腰を羽交い締めにするかのように脚を絡めてしまっていた。俺はなんて浅ましい真似を、などと考える余裕すらない。

最初の絶頂の余韻すらも塗りつぶすほどに激しく抜き差しされ、俺の中を満たしていく悠仁の存在。
連続する絶頂の狭間に流れ込む甘い口づけ。
それら全てが完璧な調和の中に重なり合う、愛おしい悠仁との交わり。

「ごめん脹相…ッハァハァ、俺っ、ガマン…できない、かも…」

「あ゙っ、んッふぅ…はぁ…ッ遠慮するな、悠仁…オマエのしたい、ように…ッひぃっん゙」

悠仁の腰の動きが速く、そしてより力強くなる。ひと突きひと突きが割れ目をかき混ぜ腹の奥まで余すところなく届き、俺の体は悠仁だけのものだと、悠仁だけがこの体を貪ることができるのだと、繰り返し告げられているような…満ち足りた安心感。

さらに激しさを増す腰の動きに合わせて湯が波打ち大きな音を立てて外に流れていく。視界の端では白い袖と解かれた髪が流れに逆らうことなく靡いてゆき、そこに悠仁の影が重なる。
直後には既に唇を奪われていた。

「ん、ん゙ぅ……お゙ッ」

唇のみならず舌までも絡めとられ、少し遅れて悠仁のモノが奥まで到達する。そして腰を密着させたままグリグリと捻り込むように中をかき混ぜられた。

「あ゙ぁッお゙っ…♡ん゙ひぃッ…!」

とても耐えられるような刺激ではなかった。
腰の奥…一番弱いところを何度も何度も悠仁の太くなったモノで抉るように擦られ、そこから迸る快楽が全身を支配する。無意識のうちに腰をくねらせ、胴をひねり、脚を自ら開き、涙で濡れた顔を仰け反らせ、喉の奥から声を絞り出す。

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♡♡♡」

「ウッ…ごめん脹相…!!」



──────────



気づいた時には、互いに体を密着させたまま果てていた。
割れ目にはまだ力強く脈打つ悠仁のモノが入ったままになっており、隙間から精液が溢れ湯の中に広がっていく。

「抜くよ…」

「はぁっ、良い、ぞ……ひぃん、あ゙、んぅ…ッ」

スルスルと中から引き抜かれる感触。
俺の中も悠仁のモノを離したくないらしく、いくばくかの抵抗の後にゆっくりと引き抜かれた。反射的に足腰が震え、悠仁に支えられながら上体を起こす。

すっかり紅潮した悠仁の頬をそっと撫でてやれば、こちらを向く太陽のような瞳。

「悠仁」

なんて愛おしい。

俺たちの始まりは…始まりこそ互いにすれ違ってしまったが、今はこうして愛を交わすことができるほどになった。
オマエはどうだろうか、悠仁。俺は、オマエの心の支えの一つになれているだろうか。
自分を許せないオマエの心を、少しでも軽くできているだろうか。

「おいで、悠仁。」

今度は俺から唇を重ね、悠仁の背中に手を回す。
……オマエは俺の大切な弟だ。許す許さないじゃない。
愛とはそういうものだ。

「ハァ、ハァ…好きだ、脹相…俺、オマエが好きなんだ…」

幾度目かの口づけの後、息を切らせながら、半ば囁くように悠仁が言葉を紡ぐ。

「…ッ…俺もだ、悠仁…」



それからしばらく二人で抱き合い、浴槽から上がる頃にはすっかり湯が冷めていた。


END






※ほんとスンマセンでした…。ヘキを詰めすぎて着地点見失って大変なことになった自覚はあります。てかもっと着衣濡れ透けを盛り込みたかったけど1人称だと難しすぎてほぼ断念…それにしてもお兄ちゃんエミュむずかしすぎない?お兄ちゃんこんなこと言うか?いや言う。いや言わねーだろの繰り返しでした…。
後ですっくんによるレ○プのシーンも書こうかなと思ってます。遅筆なのでたぶん半年くらいかかりますが出来上がったらスレに放流します。
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