流石にキレたアオキのオキジャモ


ナンジャモが強い人がタイプだという情報を得たトレーナーと過激派の行動にキレたアオキさんが本気出す話。自分への悪意には鈍感でもパートナーに対しての悪意には沸点低いのいいよねって…



〜ドンナモンジャTV・とある回〜

>どんな人がタイプ?

『えー?これマジなやつ?そうだなーやっぱりボクと本気でバトれる人!せめて勝率5割ぐらいで拮抗できるといいよね!』

>ハッコウジムバッジ持ってる俺立候補
>勝ったな

『今いけると思ったんだろうけどジムテストの時はそれ用に調整してるんだぞー?モチロン手加減無用で持ち物ありだからね!それでも自信あるならかかってこいや!』



〜交際報道後・家〜

「はあ……」
「あれアオキ氏おつかれ?どしたの?」
「挑戦者が倍増どころではなく増えました。ノーマルジムだということは知られているのでかくとうタイプで固めてくるのも構わないのですが」
「うんうん」
「『ナンジャモに相応しいか見極めてやる!』と一定数のトレーナーが宣言してきます」
「誠に申し訳ございません」土下座
「しかしジムテストの自分に勝った所で見極めたと言えるのだろうかという疑問は残りますね」
「わーおアオキ氏強気」
「ちなみにその中でリーグ面接を突破したトレーナーはまだいませんので本気を出すまでもなくリーグ編成でも軽く捻れると思います」
「前から思ってたけどだいぶ好戦的だよねー」
「バトル人口が増えたとどこかの誰かは大変喜んでいました」
「トップじゃん」



〜どこかの掲示板〜

>チャンプルバッジゲット
>急にバッジ持ち増えた
>ナンジャモよりはレベル高いけどめちゃくちゃ強いかっていうとな…というかナッペ山ジムリのほうが強くね?最強って言われてるし
>同意
>でもあれで本気なのか?ナンジャモは本気バトルで拮抗できる人がタイプって言ってたし
>チャンピオンランクに上り詰めるやつ出てこいや
>流石に無理
>アオキってカラミンゴ持ってたっけ
>ネッコアラノココッチムクホークだしカラミンゴはひこうかくとうだろ
>じゃあ見間違いか



〜しばらくして・ポケモンリーグ〜

「四天王だと公表します」
「ジムリ写真すら後ろ姿のアオキさんがどうしたん、変なもん食べた?ナンジャモが料理焦がしたんか?」
「確かに料理が得意な人ではないですが美味いので無問題です」
「急に惚気るやん」
「その結論に至った経緯を省略せず教えて欲しいのですよ」
「もはやナンジャモを解放しろと挑んでくるジム挑戦者には慣れたのですがお前で満足するなんてナンジャモも弱いんだなと捨て台詞を吐くトレーナーが稀にいます。自分が馬鹿にされるのは構いませんがナンジャモさんを馬鹿にされるのはどうにも耐え難く一度叩きのめして現実を見せた方が平凡な日常を取り戻せるのではないかと思います。あと生活を探ろうとしてくる不審者に対し四天王の手持ちを隠すためにポケモン達に不自由を強いることにも疲れました。この間は帰り道で闇討ちのようにかくとうタイプを仕掛けられることも出てきましたのでいい加減に日常を取り戻したいです。せめてリーグで会ってから文句言え」
「おじちゃんがたくさんしゃべりましたの……」
「アオキさんから敬語外れたで」
「いくつか警察案件が混じっていませんか」

「いい案があります」
「うわトップどっから聞いてたん」



〜なんやかんやで結婚会見〜

「……これにて会見を終了させていただきます。なおこの後アオキとナンジャモによるエキシビションマッチをテーブルシティにて行います」

「これよりジムリーダー『兼四天王』アオキとジムリーダーナンジャモのエキシビションマッチを開始します」ざわざわ
「アオキ氏とガチバトり!やってみた!」
「……よろしくお願いします」手袋嵌め
(リーグ部での編成)

「負けたー!でもさすがボクの旦那さん!」
「……リーグ戦を勝ち抜いたら本気でお相手します。それまではセーブされた手持ちしか出せませんから」カメラ目線



〜どこかの掲示板〜

>あれは勝てん
>正直すまんかった
>リーグ戦よりレベル高い本気の本気だよあれ
>チャンプルジムに勝って喜んでたやつ生きてる?
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