軍団や地名設定


政府
この国を支配する存在。
民主主義ということで、時々国民に物を選ばせたりもするが……。
その裏では完全な独裁の形態がある。
その大半は無能力者であり、能力者に対してのあたりはすこし強い。

十二支社団
(ジュウニシシャダン)
能力者や東京からは外れた地方の管理を責務とする集団。
実はそれなりに歴史のある集団であり、先代よりその役目を引き継ぐ形で形成されている。
能力よりもずっと昔より存在する、強力な妖術を扱い、担当された地における能力者や非能力者の監視、もしくは管理を行なっている。
主にこの管理者が在中する街の事を、十二支の一文字を使って○の街、管理されている地方のことを○の地と称する。

一部の地方の者は巫女として、人々が魔物と総称するその前、遙か昔より日本にいた妖との交流をしている。
その存在を忘れられぬよう、尽力しているのだとか。

政府直属特殊能力執行委員会
(セイフチョクゾク トクシュノウリョク シッコウイインカイ)
公安警察の能力者バージョン。関係者からは、特執、特能会等の名称で知られている。
非能力者もいない訳ではないが、割合的には能力者の方が圧倒的に多い。能力が関係するテロや事件、不審な動き、もしくは魔物による死亡事故が起こった場合は、大抵の処理はこちらに回されることが多い。
学徒たちが魔物担当であるのなら、こちらは主に人間担当である。故に、何かと訳ありなやつが多い。
同時にここに所属することは政府に首輪を繋げられているも同然のため、収容所のような役割でもある。
場合によっては殺しだってする、しかし許容される、そう言う場所である。

公安と手を組むことはあるが、地方規模の能力が関わっていない刑事事件を追うことはあまりない。

狗の地
人も街も、幸福に満ち溢れている。
ある意味で東京に近く、最も遠い街とも言える。
この地のものには幸福な暮らしをさせ、誰もが皆その地から離れたくないと思うような管理方針を取られており、また外の現状を完全には知らされるようになっている。
その為、この街にいるものは東京は豊かな東京のままであると言うことしか知らないままで終わることも多い。

その性質上、土地開発等もあまり進んでおらず、自然を満喫できる場所である。
そのため、巫女と妖との交流が盛んな地でもある。
主要都市の名前は白戌市(シライヌ)。

~白戌における執行委員会~

第1課
腕利き揃いの第I課。
勿論ワケアリも多いが、仕事の成功率は高い。
公安とも仕事をするが、大抵は行動隊としてなので、あまり面識がある訳ではない。
指名手配犯、凶悪犯や事件の鎮圧担当。

第2課
1課よりも戦闘能力は低いが、それでも準エースとは呼べるだろう。そしてI課よりも話をわかってくれるため、新人に頼りにされるのはこっちの方が多い。
最も、それが多すぎて人付き合いを身に付けた者もいるのかもしれないが。
公安との仕事は、まだ意思疎通のできるこちらが選ばれることが多い。
能力が関与する麻薬取引や違法取引の捜査または事件の鎮静化を担当。

第3課
少し抜けている雰囲気の者が多いが、情報収集はお手の物。戦闘能力は少し頼り無い部署である。
モニタールームを占領してるのは大体こいつら。
中にはモニタールームで寝泊りしてる者もいるとかなんとか……。
電子担当。の為、他部署との関わりはそれなりに多い。

第4課
第3課が電子担当であるなら、第4課は物理的な諜報担当である。
その性質から色々と胡散臭い奴等が集まる場であり、本心からこの部署を信用していいものかとは委員会の中でも定評がある。
それでも1課よりはマシではあるが……。

第5課
まだ小さな内のいざこざはこちらに回されることが多い。だが主にその捜査を行う訳ではない。
新人が入ってまず当てられる場所である。そうそう新人など入っては来ないのだが。
芽を摘み取りながら、適性を測る部署である。の為、勿論ベテランもいる。最も移動が激しい部署である。
新人育成兼、小規模事件の行動隊担当。

第6課
魔境。不吉の数字、パンデモニウム、悪魔の課と呼ばれている。
1課のような相当能力な恐ろしさよりも、性質的な恐ろしさがある。
前科者はまずこちらに入れられる。そうしてしっかり問題がないかを見られ、初めて仲間として成立する。
の為、素行の悪い物、得体の知れない者が多い。
雑用兼、様々な部署の手伝い担当。
個人で魔物について研究している者がいるとかなんとか。

国立白戌研究所
比較的山の方、大きく居を構えるのは、政府公認の能力研究所。
この研究所は各々がやりたいことをやれるということで評判がいい。
非道な実験は研究所長に止められているが、ここの研究所長はそれほど地位が高くないようだ。
孤児や養子として出された子供達の衣食住の場でもあるが、その子供たちは皆被検体となっている。

表向きにはこの大自然内において、植物や細菌の研究をしている、ということになっている。
白戌のシンボルのような物でもあるようだ。

公安特別制圧行動隊
(コウアントクベツ セイアツコウドウタイ)
元々は能力者を忌避する者達によって作られた特殊部隊。
かつては自衛隊に所属している者のみで構成されており、その実態も能力者に対しての威嚇や弾圧によって運用されていた。
が、近年ではすっかり様変わりし、学校に入れない子や能力者、学校に対し嫌悪感を持つ能力者を積極的に取り入れている。

魔物に対し、能力ではなく銃撃による制圧を行う他、テロや大規模犯罪の取り締まり等も担当している。
まずは訓練の期間を経て、そこから射撃能力や銃火器に関する座学や実技での調査。
そこからさらに選定された者が、正式に部隊員として活動を認められる。
例外として既に銃火器を取り扱っていて、その能力が著しい犯罪歴のある者も部隊員として動員されている。
その為、彼等の事務所に関しては悪事を働かぬよう、監視カメラが至る所に設置されている。
白戌の部隊に関しては新編されたばかりである。


白戌市立清宵能力専門学校
(シライヌシリツ セイショウ ノウリョクセンモンガッコウ)
白戌市に構える特殊能力専門学校。
中高一貫の私立専門学校として一般的には認知されているが、一般的な学校では不可能な、能力者向けの教育を目的としているため、入学金等はあまり考えなくてもいい。
一応ただの専門学校として、一般の生徒の入学も不可能ではないが、その門は狭い。
一般的な学習カリキュラムに追加して、能力の制御や大まかな仕組みの学習など、能力者向けの授業が用意されている。

この場に限った話ではないが、特殊能力専門学校に所属する能力者は、魔物が活発になると言われる夜、街の巡回を義務とされている。
その為、夜の活動に備え仮眠室や休憩室、娯楽室などの施設も豊富である。
中高と建物が分かれている他に、高等科の棟からは兵舎棟に行くことができる。

兵舎棟にはさまざまな能力者向けの訓練室の他、地下には巡回や模擬戦闘に向けて大量の武器が保管されている武器庫、夜の巡回の際に活用されるモニタールームなどが用意されている。基本的に兵舎の地下は、電力やシステムによる開閉装置が多い。

〜施設紹介〜

図書室
高等科の4階に位置する。普通の学校よりは遥かに広く、大人数が座れる机の他にも、勉強スペースとしてパーテーションで仕切られた席や、本棚の最後を過ぎ、窓際にも席がある。
蔵書の数はそれなりで、中には大学で学ぶような専門分野のものも置いてある。能力関連の資料は置いてない。
最近は要望を受けて、有名ライトノベルの取り扱いも始めた。漫画は交渉中……とのこと。

高等科職員室
高等科の3階に位置する、その名の通り。ではあるが、あくまで此処は”教員”の為の職員室である、だが、指導員のデスクが無いわけではない。
厄介な書類の数々はここから生み出され、皆に配られる。勿論テストや課題も。
たまに生徒が夜間侵入を試みることがあるようだ。特にテスト対策期間中は、たまに指導員が警備を頼まれることもあるとか。

仮眠室
高等科の2階に位置する、睡眠をとる為の部屋。にしては広々としているのは、この学校の巡回制度の為のものであるからだろう。
とはいうものの、教員や指導員の利用も可能になっており、昼休みに仮眠を取りにくる生徒もいると言う。能力の特性などで眠気を抑えられない場合は、特例としていつ利用しても良いようになっている。
それなりに広い部屋で窓も存在するが、暗幕がかけられている。ベッドは一定間隔を持って、尚且つパーテーションで仕切られている。

中庭
憩いの場その1。
校舎に囲まれるように存在する。談笑スペースの他に、噴水やお花畑がある。なんとメルヘンなことか。
温室のような物もあり、一部の生徒はそこでハーブなどを育てているようだ。違法ではない。脱法でもない……と思う。

食堂
高等科から渡り廊下の先。みんな大好き、かは知らないが、なかなか大きめの食堂。
カフェテリアというよりオシャレではないが、その規模は中々のものである。多少の麺物も扱っており、値段も良心的で、お昼にはかなりの人が来る。
なおこの食堂は夜の巡回の為に夕方を過ぎてもやっている。
お昼とは違い、かなりガッツリとしたメニューの提供もしている。

購買部
ホールの中にある購買スペース。しっかり場所が広いので、争奪戦も安心!所謂惣菜パンや、ちょっとした菓子パンやお菓子などはこっち担当である。
惣菜パンの奪い合いは激しく、食堂が開いてこちらにダッシュする生徒は少なくない。
時々地元のケーキ屋さんが来て、小さなミニケーキを売ってたりもするので、男女共に愛されている。
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