ミュージックのセイバー(フランツ・リスト)


「人物」
女性を心から愛する軟派な人物。
女性に相手をして欲しいが為に、生前は生涯を男性として通した筋金入り。
本人曰く、女の子には夜の超絶技巧で黙っててもらっていたらしい。
音楽に対しても女性と同じくらい愛しており、才能を持つ者を育てることに余念がない。
生前は弟子を面倒見よく教え、ピアノ教師としても優秀だった。
一方で、女性でない限り音楽家本人の幸福に関してはドライな部分が大きい。
リヒャルト・ワーグナーはある意味その被害の最たる人物。
彼を精神的に成長させれば彼の才能が劣化すると考え、あえて甘やかして放置していた。
一方、死後娘のコジマと結婚したことについては、バックドロップすると心に決めている。

リストの本質は、愛するもののためなら自分を含めた全てを捨てられる求道者。
女を愛せば己の性別を捨て男になり、音楽を愛せば血を吐くような努力で人を超えた。
超絶技巧に関しては、あのまま人生全てを捧げれば根源に辿りつくほどになっていただろう。
ーーーショパンとの出会いがなければ。


一人称:私 二人称:お前(男性),君(女性) 三人称:あいつ(男性),彼女(女性)
口調:丁寧で中性的な「私」。女性には紳士だが割と柄悪い。たまに父性が出る。

→ワーグナー
「お前なに私が死んだ後にコジマと結婚してやがんだこの野郎!!表出ろ!!」(対面)
「リヒャルト…才能は素晴らしかったが、あいつを純粋なままにしておくは大変だったぜ。
いっそ王様に一生囲われときゃ良かったかもな?あー、あいつがもっと若ければなー」

注釈:王様とは一時期ワーグナーに援助をしていたルートヴィヒ2世のこと。
彼のおかげでワーグナーはバイロイト祝祭劇場を建設できた。
メルヘン王と呼ばれるほど空想趣味で気前も良かったためおそらく相性抜群だっだが、
当時ワーグナーは評判が悪かったため、家臣に言われ泣く泣く援助を打ち切った。
美青年好きだったのでワーグナーがもっと若ければ追い出されなかったのでは?と考えている。
それで良いのか義父。

→コジマ
「リヒャルトの奴と結婚したのか。いや、怒ってはない。あいつの才能に惹かれたんだろ?
ならしょうがないさ。血が繋がってなくても、お前は私の子だったってことだ」

注釈:このリストは女性なので親戚の種を貰ってマリー(妻)との子を成した。
リスト家の高身長の血を受け継いだので特に疑われなかったそう。

→ショパン
「……ああ、あいつか。いや、私とあいつはただのダチだ。何でもない仲だった。
ま、久々に会ったんだ。連弾でもするか!この私について来れるのは、あいつくらいだしな」

→サリエリ
「サリエリ先生の風評被害は、私の時代でも酷かったからな。死後ならさもありなんだ。
あーんな優しかった先生が……。それはそうと、いい音だな。宝具か?」

→マリー
「素敵な歌声に誘われたら、こんなに美しい方に出会えるなんて…なんと、マリーというのか!
私の前妻と義理の娘もマリーと言ってね。どうやらマリーは私にとって幸運を意味する名のようだ。
どうか、その素晴らしい歌声に伴奏する栄誉を、私にくださらないか?」
お知らせ
実務でも趣味でも役に立つ多機能Webツールサイト【無限ツールズ】で、日常をちょっと便利にしちゃいましょう!
無限ツールズ

 
writening