RAPTブログとの出会い。人の顔色を伺い続けた私が創価学会を辞めた理由。


2019年10月1日

私は27歳男性。元創価学会員です。

小学生の頃から他の子とは違うヘンな宗教に入っているなと感じていましたが、誰一人として創価学会への違和感を口にすることができませんでした。

小学生の時でも「僕は創価学会だよ」とは言えませんでした。自分が創価学会とばれるのが恥ずかしく、また恐怖でした。バレたら学校でイジメられるのではないかという恐怖です。

私は根暗でしゃべるのが苦手な内気な人間でした。その上、他の人とは違うオカシイ宗教に入っているとバレると学校で浮いた存在になってしまう。なんとかして他の人と同じようにならないと。他の子と考えを合わせないと。気づけば、無理に人に話を合わせて作り笑いをすることが日常になっていました。

自分に嘘をついて相手の話に合わせるのは学校だけではなく、創価学会員に対しても私は話を合わせていました。前者はイジメられたくないという思いから嘘をつきましたが、後者は創価学会員からの圧力を避けたいという自分の保身のための嘘でした。

両親がともに創価学会。

月に1回は集まる会合。

会合で創価学会員に私の意見を求められると、相手の顔色を見て、「池田先生はすごいと思います」「信心のすごさが分かりました」と思ってもいないことをコメントしていました。当時の私からすると、こうでも言わないと創価学会員から反感を買ってしまう。創価学会員の凄まじい同調圧に対抗したら、自分が責められるのが怖かったです。

信仰心が足りない。
人格が成っていない。
祈っていないからだ。
折伏(=布教)していないからダメなんだ。

創価学会員はこのような精神論で人を責めます。論理的な説明はなされません。池田大作先生の素晴らしい教えと「南無妙法蓮華経」という念仏さえあれば、何でもできると信じ疑わない人たちでした。

そんな彼らでも、付き合いが長くなるに従って、私の中に「情」が湧いてきます。自分がニコニコと我慢さえすればいい。創価学会のヘンな教えに対して目をつぶれば、創価学会員はジュースやご飯を奢ってもらえるし、親切に世間話もしてくれる面倒見のいい人たちに見えなくともない。と思い込むことにしていました。

両親が創価学会員なので、創価学会に歯向かったら家でも居場所がなくなるという恐怖がありました。

家でも学校でも心休まる居場所はなかったです。これは別に私だけではなく、世間一般的に「会社での顔」「家庭での顔」「地域での顔」など、その場その時に合わせた「顔」を使い分けている。空気を読んで八方美人でいることが、この世の処世術だと思えば、居場所がない人生も我慢できました。

そうこうしている内に私も高校卒業し1年間浪人生活をしていました。この時期になると、私の住む地区の創価学会の「学生部」から「青年部」に私は移行していたそうです。要するに、創価学会に社会人としての働きを求められました。

これまで人に布教活動をしなくても口うるさく言わなかった学会員が、布教活動をするように強く迫ってくることが多くなりました。

「青年部として(池田大作)先生の人材として働くためには、折伏をしなさい」
「折伏すると功徳が大きい」
「俺も初めて折伏するときは苦労したけど、折伏出来たらめっちゃ人生が変わった」
「あれやったら一緒に友達を折伏するの手伝おうか」

私は「折伏できるよう頑張ります」と言って、その場をしのぐので精一杯でした。

学会員もいつまで経っても折伏しない私に痺れを切らしたのか
「いつまでに誰を折伏するのか」と迫ってきました。
私は「また今度に」さらに「また今度に」とその都度折伏を先延ばしにする嘘の言い訳を用意して逃げていました。

今思えば「折伏しません。創価学会を辞めます。」と言えば済むだけと分かるのですが、当時の私では創価学会を脱退した後の嫌がらせが怖くて、とても脱会すると言い出せませんでした。創価学会の組織が日本全国、海外にも手を伸ばしていることを知っていたので、創価学会の影響化から逃げられないと勝手に思い込んでいました。

また「折伏」という布教活動は「抵抗する相手の考えを へし折ってでも、法華経の教えを広めること。法華経の教えは絶対に正しいから、当初受け入れなかった相手も強制的でも正しい教えを受けることで、その人は法華経に目覚め幸福になれる。」という学会員の話を聞いたときは驚きました。ただの洗脳活動ではないかと。

ただ19歳の私には、折伏の圧力に言い訳しかできませんでした。

1年、2年、3年と年を経るごとに、折伏できないのは精神的な弱さだと責められるようになりました。精神的な弱さを克服するためには、誰よりも題目を唱えることだ。精神的に弱いのも、折伏できないのも、題目が足りないからだ。という理屈で、学会員は私の実家で私に題目をあげさせました。

「南無妙法蓮華経」と唱えたら、どんな願いも叶うと信じる創価学会員ですが、私には苦行でしかなかったです。

そんな私がRAPTブログに出会ったのは2014年8月頃です。STAP細胞が存在するか否かで世間を騒がしていた頃に、STAP細胞について書かれているRAPTブログの記事を偶然見つけたことが出会いでした。

それからRAPTブログの更新が楽しみで毎日夢中で読みました。ニュースで複雑に取り上げられる政治・経済・歴史・宗教の謎がすごいスピードで解き明かされていくので、毎回衝撃をうけていました。

その中でも仏教は悪魔教であり、創価学会はサナト・クマーラという悪魔を拝む悪魔教である記事を読んだときは本当に救われました。
http://rapt-neo.com/?p=26324

「だから幸福な創価学会員に1人も出会うことがなかったんだ。」
「悪魔を拝んでいるから「折伏」ができるんだ。」
と私の頭の中のモヤが晴れていきました。

それまで恐怖で考えたこともなかった創価学会の脱会方法を調べ、脱会届を創価学会本部宛てに書留内容証明の郵便で提出。

創価学会やめるのに何度も勇気がなく躊躇するたびに、私には神様がいる。創価学会は悪魔教。神様は悪魔に絶対に負けない。義を行う義人を神様は救ってくださることを思い返すと脱会へと動きを進めることができました。

そして折伏を迫る学会員や両親にも脱会届を出したことを報告。

学会員には「こんな脱会届を出しても、こちらでは受け入れられない。脱会したら不幸になるよ」と言われましたが「私は学会活動は一切もうしません。」とキッパリ言い切ることができました。

両親の反応は「あんたの好きなようにしな」という返答でした。不思議なことに両親も以前から創価学会の人間関係に辟易しており、私が脱会手続きをしている頃には学会活動から離れていました。

小学生の頃からずっと一生「創価学会」というレッテルを背負って生きていかないといけないのかと悩んでいました。どんな願いも叶えるはずの創価学会の教理はデタラメで、悪魔教だった事実。そんな創価学会から脱会する知識と勇気を与えて下さった神様に感謝します。そして神様の御心に従う幸福な道をしめしてくださった中心者と神様に感謝します。

私はまだまだ義の条件を立てることが出来ていない未熟者ですが、一人でも多くの人が神様に出会い救われることを心よりお祈り申し上げます。

拙い長文を最後まで読んで頂きありがとうございます。
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