目隠し+拘束②


虎杖「さっきは…ちょっと弱いとこばっか責められてあんな感じになったけど。俺だって、何回かヤって慣れてきたと思うし」
日車「……」
虎杖「あそこまでやっといて中途半端に終わらせるのはナシだから」
日車「ああ、分かった」


日車(俺の勘違いでなければ、今日の彼は普段と比べて明らかに乱れている。原因は…普段と今日の状況の違いを考えれば明白だろう)
日車(SMのSはサービスのS、といつか聞いたことがある。手酷く扱われることで彼が更に気持ちよくなるのならば、俺も『それ』に徹するべきだと思っていた)
日車(……はずだったんだが、想定以上にハマっているのは此方のような気がする…)


虎杖「ぁ゛あ、ッあ、もうイッた、イッてるから、…!なん、れ゛っ♡とめて、くんねぇの…っ♡」
日車「は……、中途半端に終わらせるなと言ったのは、君だろう…」
虎杖「ッもう、むり…だから、ぁ゛…!おねが、い…♡、も……ゆるして…、っ」
日車「何度も……ッ言ったはずだ…止めてほしいなら、それを解けばいい……、口では嫌と言いながら、逃げずに善がっているのは君だ…」
虎杖「ッう゛ぅ……!なん、で…きょう、いじわる…ばっかり……!」
日車「意地悪なのは、嫌か……っ」
虎杖「ひ、ぁ…ッア゛♡や…っ、だめ、またイッ……♡♡」

日車(……更に暴き立てたら、君はどんな表情を見せてくれるんだろうか)

虎杖「う゛ぁ…っ?♡っやだ…さっき、だしたばっか…もうでな、い」
日車「出した直後で辛いだろうが、少しだけ我慢してくれ」
虎杖「ひっ…やだ、っやだ…!♡やだって、ほんとに、へんなのくる、でちゃう…から、……!」
日車「…はは、今日の君はやだやだばっかりだな……駄々を捏ねる子供みたいだ…」
虎杖「~~っばか♡ばか…!♡っ、おねが、やだ、あ゛ぁ、ッ…………!!♡♡」


虎杖「……っ、は、……ぁ………?」
日車「……本当にできるのか半信半疑だったが、やれるものだな…」

虎杖「?……?…お、…おれ、もらし、て……」
日車「いや…今のは潮吹きと言って、厳密には」
虎杖「ぁ、…おれ…、こんな……、っ……」
日車「…虎杖?」
虎杖「ごめ、っなさ…よごして、ごめんなさい……きらいに、ならないで、…っ…」
日車「……、」

日車(今、きっと彼はタオルに隔たれたその先で、あの眩しく美しい目を歪ませ涙を流しているのだろう。ここまで追い詰めたのは紛れもない俺だと言うのに、そんな俺に対してしゃくり上げながら必死に謝っている)

日車(すぐにでも拘束を解いて、君は悪くない、嫌いになんてなるわけがないと囁いて、できる限り甘やかしてあげたくなる)

日車(…だが、それと同時に、背筋を駆け上がるようなこの悦びは、)

虎杖「ひぐるま…?…怒ってる……?」
日車「……怒ってないさ。君のせいじゃない…悪いのは全部俺だ」
虎杖「……?」
日車「すべて俺のせいにしていいから、今日はもう諦めてくれ」
虎杖「なに、言って…」

日車「…すまない、虎杖」
虎杖「───あ、……♡」


暗転


日車「………はぁ、……っ……!」
虎杖「…ん゛、ぁッ………!あ……はぁ、…は………、…」

シュル…

日車「……ん、…」
日車(ネクタイが解かれ、彼の両腕が自由になっている。流石に限界が来たか)

虎杖「っ…勝手にほどいて、ごめん……」
日車「勝手も何も…君が謝る必要はない。ずいぶんと無理をさせたのによく頑張ったな。今日はここまでにしよう」
虎杖「そう、じゃなくて……ぎゅってさせて。今日ずっと、できてなかったから…」
日車「……、」
虎杖「まだやめないで…もっと、欲しい…」
日車「…分かった。ほら…腕を伸ばせるか」
虎杖「うん、っ♡ん゛…♡んっ、あ……♡」
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