タケルちゃんのえっちなやつ


ワンクッション
現パロ
発情
怪異を倒してる?
とか細かい設定は気にしない!












「ふぅー、ふぅー」
 私——ヤマトタケルはセーラー服の袖を噛み締めて声を殺す。
 場所は学校のトイレ。絶対に声を漏らす訳にはいくまい。
「ん——っぁ!」
 それでも鼻にかかった声が漏れて、慌ててもっと強く裾を噛み締める。黒いセーラー服は味気ないと思っていたが、こう言う時は涎の跡が目立たないので重宝する。
 思考が空回りしている。ある種の現実逃避だ。何故なら、学校のトイレで己を慰めている現実なんて見たくないから。
 下着を取り払い、指を膣中にいれて掻き乱す。胎の奥が熱くて、それをなんとかしたいのに、指では届かない。
 もどかしさに涙が出てくる。
「……うぅ」
 どうすればいいかわからない。昨日怪異を倒した後からずっとこうだ。昨日の夜は身体が疼いて眠れなかった。それでも頑張って学校にきた。
 学校を休んだなんて知ったら父が何を言うかわからない。普段、何も見てない癖にこう言う時だけ口を出す。それが嫌で学校に来た。
 だけど、失敗だった。全然授業には集中できない。イオリにバレそうになってヒヤヒヤした。あまつさえ、こうして自身を慰める事になってしまった。
 これだけでも羞恥で死にそうなのに、慰めても慰めても全然足らない。もっと奥まで届くような、なにか……。
「い、イオリ……」
 不意に声が出た。
 そうだ。イオリに相談しよう。イオリならなんとかしてくれる。
 暗い感情が思考を蝕む。さっきまでイオリにはバレたくなかったのに、もう限界だった。
 濡れた手でスマホを操作する。授業中だけど、イオリならきっと来てくれる。
 イオリならきっと、私を満たしてくれる。
 そう思うと自然と笑みが溢れた。
 案の定、イオリの返信は早かった。場所が女子トイレだと知って少し渋っていた。オトタチバナの方がいいのではないか、と。それでもイオリがいいと言うと、了解してくれた。
「イオリ……、えへへ」
 私は笑みを溢す。
 そして、恐る恐る女子トイレに入ってきたイオリをトイレの個室の中に引き摺り込んだのだった。
「おい、セイ——」
 文句を言おうとしていたイオリだったが、私の姿を見て言葉を詰まらせた。
 それはそうだ。
 下着はなく、もう太ももまでびっしょり濡れている。顔は涙と涎でぐちゃぐちゃ。三つ編みもいつの間にか解けてしまった。
 私は便座に座ったまま、イオリを捕まえる。背中に腕を回して、イオリの首元に顔を埋めた。イオリはトイレのタンクに手をつけて身体を支えて、私との接触を避けようとしているようだった。
「セイバー、一体なにが……?」
 イオリは冷静を装って小声で声をかけてくる。だが、心音は速くなっているのは私には筒抜けだった。
「イオリ、私を想うならば、私を満たしてほしい……」
「セイバー?」
「昨日からずっとおかしいのだ。ずっとずっと満たされなくて……」
「まさか、昨日の怪異の仕業か? ならば、オトタチバナに連絡して解毒を——」
 私はうだうだ言うイオリの顔を掴んで、その唇に唇を重ねた。色気のない口吸い。だけど、今の私にはそれが精一杯だった。
「イオリがいい。イオリでないとダメだ」
「セイバー……」
「イオリ、疾く……」
「……相わかった」
 イオリはズボンに手をかけた。ズルりとイオリのソレが目に入る。余りの大きさに息を飲んだ。
「疾く膣中に……」
「まだ慣らしてもいないだろう?」
「疾くしないと授業が終わるぞ」
「……っ」
 イオリは観念したように私の膣に肉棒を押し当てる。ズズズとイオリが私の膣中に入ってくる。散々慰めていたから滑りはいいが、奥まで慣らした訳じゃない。痛みに声が出そうになって、私は口を押さえた。
「セイバー……?」
「気にするな。続けろ……」
 痛みもあるが、それ以上にイオリで満たされる胎が歓喜で震えている。
 イオリも興奮しているのか息が荒い。普段はボクネンジンなイオリだからこそ、私に興奮している事実に私は嬉しくなってしまう。
「痛くないか?」
「……イオリならいい。イオリのだからいいんだ」
 私は涙を流しながら、笑みを浮かべる。
「セイバー、動くぞ」
「あぁ」
「セイバー、声が出そうなら俺を噛んでいいぞ」
「いいのか?」
「構わない」
 私は躊躇うが、いざイオリが膣中で動き出したら、そんな躊躇い露と消えた。
「……ぅ、く! うぅ……」
 じゅぷじゅぷと膣中が音を立てる。イオリのソレが最奥を叩いて、引いていく。それだけで目眩がした。先ほどまでまったく満たされなかったのに、一気に満たされていく感覚に私は溺れてしまう!
「い、おり……」
 私はイオリを強く抱きしめる。イオリの背に足を絡ませる。連動するように私はイオリを強く締め付けてしまい、イオリが微かに呻いた。
 子宮孔を叩かれる度に自分が雌だと自覚する。普段は男の子のように振る舞っているが、今だけは遠い彼方のようだ。
「セイバー、足を解いてくれ。このままでは膣中に……」
「いい。許す。……膣中に射精せ」
「セイバー」
「イオリ!」
「……っ!」
 私はより足に力をこめてイオリをホールドする。イオリ観念したようにピストンを速めていく。ビリビリとした快感に視界がチカチカと霞む。
 突然、膣中に沈んでいたモノが大きくなったかと思った瞬間、膣中に熱いモノが放たれたのを感じた。
「〜〜〜っ!」
 イオリを噛み締めて、私も絶頂した。射精という雄の行為に雌として歓喜して身体が屈服してしまう。
 膣中がイオリの白濁としたそれを溢すまいとイオリのソレを締め付ける。身体の奥からイオリを感じ取れて、私はゾクゾクとした言いようのない感覚に味わう。これは癖になってしまいそうだ。
「は、ぁ、はぁ……」
「ん、はぁはぁ」
 お互いの荒い息だけが響く。
「セイバー、もう時間がない。着ててくれ」
 そう言って、イオリは私に学ランを渡してくる。
「イオリ?」
「もう授業が終わる」
「あ」
 このままではトイレから出れなくなる。私はともかくイオリはまずい。
「済まないが、後始末は後だ」
 私はイオリの大きな学ランを羽織る。流石、イオリの学ランだ。私のお尻まですっぽりと隠れてしまう大きさだった。
 イオリはそんな私を背負うと素早く、トイレから退散するのであった。
 私はイオリの背で目を瞑った。大きな背に頬ずりをする。
「……イオリ」
 うむ。次に同じ事があったらイオリを頼ろう!
 そう決めて、意識から手を離した。昨日から眠っておらず、限界だったのだ。
 その後、イオリと私を見たオトタチバナがイオリを問い詰めたようだが、眠った私の知る事ではない。
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