今はただ、スレ主に感謝を
作成日時: 2024-04-02 23:24:00
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虎杖(最近、日車の様子がおかしい)
虎杖(なんていうか、考え込んでる時間が前よりちょっと増えたっぽい。他の人に聞いてもあんまピンときてない反応だから、俺の気のせいかもしれんけど)
虎杖(悩んでる……つーか、迷ってるって感じだよな。腹は決まってるけど、あと一歩が踏み出せない、みたいな)
虎杖(あと、考えすぎじゃなければ……俺の方を見て、迷ってる、よう、な)
日車「虎杖。今夜、少し時間をもらえないか」
虎杖「いいけど……どしたん?」
日車「ここでは言いにくい話でな。悪いが、夜まで待ってほしい」
虎杖「ん、了解。俺の部屋でいい?」
日車「ああ」
虎杖(あ、焦った……急に近づいてきたから、見てたのバレたんかと思った)ドキドキ
虎杖(……日車、すげえ真剣な顔してたな)
虎杖(セッ◯スの話かなって思ったけど、あんなに思い詰めた表情ならたぶん違うよな。なんだろ)
虎杖(……もしかして、もう『ああいうこと』はしたくない……とか?)
虎杖(そもそも、今の関係になったのは日車がきっかけだし……向こうがやめたいって言うなら、俺は何も言えない……はず、なんだけど)
虎杖(日車が嫌なら、無理強いなんてさせたくないのに……それは嫌だって思う自分がいる)
虎杖(そういう関係じゃなくなったら……キスとか、ハグとか、それ以上のこともできなくなるわけで……考えただけでなんか、モヤモヤする……)
真希「何ぼさっとしてんだ悠仁、暇なら組手しようぜ」
虎杖「あ、お、押忍!」
虎杖(…………あーやめやめ、体動かそ!どうせ夜になんないとわかんねえんだし、考えるのは一回ストップ!)ブンブン
◆
虎杖の部屋
虎杖「まだかな、日車……」ソワソワ
コンコン
虎杖「!はーい、今開けんね」ガチャッ
日車「遅れてすまない、こちらから頼んでおきながら」
虎杖「いいよ、気にすんなって」
虎杖「あれ?なんでネクタイ持ってんの」
日車「今夜の話に関係があってな」
虎杖「?」
〜仲良くお茶を飲みながら〜
虎杖「で、話って何?」
日車「……君はいつでもまっすぐだな」
虎杖「遠回しなのが苦手なもんで。ごめんね」
日車「いや、それでいい……」ウンウン
虎杖「そんな深々と頷かれても」
虎杖(それに、もし俺が考えてる通りの話だったら……なるべくサクッと終わらせたいし)
日車「なら、君の言葉に甘えて結論から言おうか」
虎杖「……」ゴクリ
日車「……今後は、俺が目隠しをする」
虎杖「……なんて?」
日車「今後は俺が目隠」
虎杖「違う!繰り返さんでいいから!そういう意味じゃねーって!」
虎杖「え、どうしてそうなっちゃったの……?」
日車「以前にも伝えた通り、俺は君の目が見られない」
虎杖「色々あったもんね」
日車「…………」
虎杖「ごめん余計なこと言わんから続けて、頭抱えないで」
日車「……そこで、体を重ねる時は君に目隠しをしてもらうという対応を取ってきた」
虎杖「そうね」
日車「しかし、目が見られないというのは本を正せば俺の都合だ。ならば、君ばかりに負担を強いるのはおかしいと思ってな」
虎杖「全然そんなことないでしょ。だいたい、目隠しって言い出したの俺だし」
日車「いや、そういうわけにはいかないだろう。今後もこの関係を続けるなら、片方だけに負荷がかかることは避けたい」
虎杖(『今後も』……てことは、少なくとも今のところはこのままでいいと思ってくれてんのか)
虎杖(……よかった)
虎杖「……ん?だったら、日車ばっかりそうするってのも変じゃね?」
日車「俺が原因でこうなってるんだ。それに対する罰……にもならないが、これくらいの不自由は受け入れるさ」
虎杖(不自由……そう見えんのね。目隠しされるの、そんなに嫌じゃないんだけどな)
虎杖「えー……じゃあさ、お試しで1回だけってのはどう?」
日車「?」
虎杖「ネクタイ、持ってきてるじゃん。今夜、それで試しに目隠しした状態でやってみようよ。それで、日車がどうしたいのか決めればいいと思うんだ」
虎杖「日車も、そのつもりで持ってきたんじゃないの?」
日車「それは、そうだが……」
虎杖「見えないぶん、今日は俺が頑張ってリードするからさ。任せてよ!」
虎杖(今思いついた、ちょっとやってみたいこともあるし!)
日車(彼は何故こんなにも張り切って……?)
日車「……この話題を口にするまで、少し迷った。目元を覆ってほしい、などと言って、君に引かれたらどうしようかと」
虎杖「あ、もしかして最近考え込んでたのってそれ?」
日車「気づいていたのか。ああ、その通りだ」
虎杖「でもさ、それ言ったら俺の立場ないんだけど?」
日車「君はいい」
虎杖「堂々と特別扱いするじゃん……」
◆
虎杖「じゃ、やるね」
日車「よろしく頼む」
虎杖「ん……しょ。痛かったり、きつかったりしたら言ってね」
日車「……ああ」
日車(虎杖に、頭を抱き込まれるようにしてネクタイを巻かれている)
日車(はからずも、彼の胸に顔を押し付けられた時と似た体勢になっている。あの時と同じ、柔らかな感触が頬に触れて……)
日車(……背後に回ってもらったほうが良かったかもしれない……)
虎杖「これでよし、と。……お、おお……」マジマジ
日車「どういう反応なんだそれは……?」
虎杖「いや……こう、ちょっと引いたところから見ると、やっちゃいけないことやってる感がすごいなって……」
日車「……気に入らなければやめるが」
虎杖「んー、嫌じゃないよ。むしろ新鮮でいいかも」
日車「……そう、か」
虎杖「別に普段のがマンネリで嫌って言ってるわけじゃないからね?あんま深読みすんなよ」
虎杖「ね、触ってもいい?」
日車「君の好きなようにしてくれ」
虎杖(つっても、どこから触れば……とりあえず頬とか……?)スリ
日車「ん……っ」
虎杖(うわ、うわ、目隠ししてる人に触るってこんな感じなのか……AVで見たことあるなこういうの……)
日車(首、肩、胸……彼の手が触れたところから、じわじわと甘く痺れるような感覚が押し寄せてくる……視界を奪われると感度が上がる、と聞いたことはあったが、まさかこんなにも敏感になるとは……)
虎杖(触るとピクッてすんの、かわいいな……日車も、いつもこんな感じで俺のこと見てたのかな……)
虎杖(……でも、なんか……足りない)
日車(?なんだ?手首を掴まれた。そのまま誘導するように、軽く引っ張られて……)
虎杖「日車も、俺のこと触ってくれよ」
日車「……ッ、いいのか……?」
虎杖「俺ばっか悪いし、それに……」
虎杖「日車に触られるの……好き、だし……」
日車「……!」
日車(驚いた……まさか彼の口から、こんなに直接的な言葉を聞けるとは)
日車(たったネクタイ1枚、それに隔てられているのがこんなにももどかしい。君がどんな顔で先程の台詞を言ってくれたのか、目に焼き付けたいのに……!)
虎杖「え、わっ」
虎杖(急にギュってされた!?な、なんだろ、日車も寂しいとか思ってたのかな……だったら、嬉しいんだけど……)ナデナデ
虎杖(髪の毛……前触った時も思ったけど、固いよな。俺はわりかし柔らかい方だから、ちょっと羨ましい)サワサワ
日車「……は……」
日車(暗闇の中だというのに、彼の手に頭を撫でられるとひどく安らいだ気持ちになる)
日車(いや、むしろ『だからこそ』なのかもしれない……視界を塞がれ、否が応でも外部からの刺激に集中するから、他のことがあまり頭に浮かばない……思考が、浮かんだ端からほどけていく)
日車(決して褒められた光景ではないとわかっているが、今はこの心地よさに身を委ねたい……)
日車(……彼の、匂いがする)
虎杖「……あのさ、日車」
日車「何だ?」
虎杖「後ろ……触ってもらっても、いい?」
◆
虎杖「ローション塗ったげるから、手貸して」
日車「ああ、頼む」
虎杖「日車っていつもどうしてんの?」
日車「どう、と言われてもな……傷つけないようにまんべんなく指にまとわせている、としか」
虎杖「ふーん、こんな感じ?」ヌチュクチュ
日車「……んっ」
日車(粘液をまとった指が、こちらの指の股を滑って……背筋、いや腰に響く……!)
虎杖(お、ここ効くんだ。中学ん時に聞いたことあったの思い出して、試してみたけど……)
日車「ふ、ゥッ……」
虎杖(唇噛んで、俯いてる……我慢しなくてもいいのに)
日車「……虎杖」
虎杖「んー?」
日車「わざとか?」
虎杖「バレたか。んふふ、ごめん。ちゃんと塗れたよ」
〜なんやかんやあって解し終わりました〜
虎杖(ほ、本当に目隠ししてんだよな!?なんかいつもより気持ちよかった……ていうかめちゃくちゃ焦らされた……!)
日車「普段と比べて、君の泣き所がよくわかったような気がする。……君がイく直前の痙攣も把握できたしな」
虎杖「いい性格してんね……!」
日車「どういたしまして。……ところで、悪いが避妊具を取ってくれ。手に乗せてくれれば、あとはこちらでやる」
虎杖「……」
日車「……?いたど、」
日車(なんだ、仰向けに転がされ……)
虎杖「日車、ごめん……!」
日車「は?……あっ、ぐ、ゥ!?」
日車(やわらかな、濡れた肉襞が絡みついて……!この感触、いつもと違う!目隠しのせいだけじゃない!)
日車「や、ったな、虎杖……ぅあ"っ!」
虎杖「マジごめんっ、でも、俺、腹は丈夫だし、ッ!ずっと、ははっ、生で、ヤってみたくて、ッ……!」
日車「待て、それは本当にまずいから……ッア、」
虎杖「ん、ふッ……日車、もっ、気持ちいい、でしょ?」
日車(クソッ、ああ気持ちいいとも!視界が閉ざされているのが裏目に出た、根本から包まれるような感覚を微細に感じ取ってしまう……!)
日車(だから困るんだ……万が一にも出してしまったら、と考えるだけで……彼に苦痛を与えるのは本意じゃない、というのに……!)
虎杖(あ、そうだ。この体勢なら……)
虎杖「ねえ、日車……」
日車(ッ!?耳元で……)
虎杖「俺の、中で……日車の、びくびくってしてる……ッ、かわいい」
日車「ゥ、あ……やめ、それ、……っ」
虎杖「ンッ……あ、大きくなった……日車ジュニアは素直でいい子だなー……よし、よし……」トン、トン
日車「何言ってるんだ君は本当、に……ッ!」
日車(彼の手で、腹越しに撫でられる感触が……伝わって……!)
虎杖(日車の、どんどん固くなってる気がする……やば、自分の腹トントンしてたら、俺のいいところにも、響いて、ッ)
日車(まずい、このままじゃ本当に……しかし、あれだけのことを言っておきながら俺から目隠しを外すのは、彼に対してあまりにも不誠実な気が……!)
日車「虎杖、たのむ、抜いてくれ……ッ」
虎杖「……」
日車「早く抜い……ァッ!?」
虎杖「嫌って、ン、ふぁ……言ったら……どうする、ッ?」
日車(中が、締まって……搾り取られる……クソッ、駄目だ力が入らん……ッ)
虎杖(日車の髪の毛、乱れて……汗で額に張り付いてるの、すげえエロい……っ!)
虎杖「日車……俺の中で、いっぱい気持ちよくなって……?♡」
日車(ぁ、耳に息が、かかって、あたま、なでられたら、)
日車「……ぅ、く、ふゥ……ッ!」
虎杖「あ……ぁあッ、んぅ〜〜〜〜ッ……!♡」
◆
虎杖「はは……腹の中、あつ……♡」
日車「……っ、はあ、はッ……」
虎杖「日車、目隠し取る?どうする?」
日車「取……いや、その前に起こしてくれ……」
虎杖「そしたら、背中支えるね。よいしょっ……と」
日車「……」
虎杖「どう?初めての目隠しの感想は」シュルッ
日車「……君に任せると、」
虎杖「ん?」
日車「随分と自由にやられてしまう、ということがわかったよ」
虎杖(あ……日車の目が、こっち向いてる)
虎杖(ギラギラして、雰囲気も、なんか……)
日車「……だから」ガシッ
虎杖「へ、」
虎杖(目元、手で覆われて……何も、見え……)
日車「選んでほしい」
虎杖「えっ、と……何を?」
日車「腹を壊さないよう、今から君の中に出たものを掻き出す必要があるわけだが」
虎杖「んッ!?♡」
日車「指と、」
虎杖「あ、待っ、今そこコリコリされるの無理……ッ」
日車「『こっち』と、」
虎杖「は……いや、これ、掻き出すってか押し込んで、〜〜〜〜ッ♡」
日車「君の希望を聞かせてくれ。さあ、どっちがいい?」
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