SHORT STORYS


背後にお気をつけください…
あなたの背後に異様なモノがいるかもしれません…

  【Vol.2】
SHORT STORYS

皆さんこんばんは。ショートストーリーズのストーリーテラーです。
皆さんは他人の幸福を奪いたいなんて思ったこと一度はありませんか?
わたしも一度は思ったことがあります。
こんな話があります。
ある男が好きな人と結婚した男を恨み、幸福を剥奪するために呪文を唱えました。
すると、友人は突然死し、その結婚相手がなんと男の結婚することになりました。
          しかしー

俺『西岡亮太』の友人が俺の好きだった同級生の子と結婚したー
俺はそのことを聞いた時、怒りと悲しみに溢れていた。
しかも、その友人は縁を切り、俺も大っ嫌いだったやつだった。
あいつなんかより、もっといい人いただろ! そう思ったら、いてもたってもいられなかった。
だから、結婚式をめちゃくちゃにしてやりたいと思った。
いや、できることなら殺したい。だが、自分の手を汚すわけにはいかない。
そんなことをしたら、警察行きになる。そして、人生も終わる。

そして、俺はこんな画期的な方法を思いついてしまったー

それは、呪文であいつを病で呪い殺そうと。
だが、この方法はリスクが高い。下手すれば自分が死ぬことになるかもしれないからだ。
でも、俺はもう迷いはなかった。もし、死んだとしても悔いはない。
ただ一つあるとしたら、あいつを殺すことだけだ。
そして、俺は急いでパソコンを用意し、ホームページで呪文の方法を調べた。
調べてみると、意外にもたくさんあった。どれも努力と覚悟が必要なのだが。
その中でも、一番簡単なものを試してみることにした。
呪文の内容はこうである。

・紙を用意する。
・その紙に殺したい人の名前を書く
・その紙の上に自分の血を一滴垂らす。(できれば少量)
・呪文を唱える

これで終わりである。なんて簡単な方法なのだろうか?
しかも、自分には災いは降りかからないという呪文だ。
これならば、リスクは少ないだろう。
そして、俺は謎の覚悟をし、罪悪感に包まれながらも実行に移すことにした。
まず、紙を用意しようと思い、引き出しから取り出した。
そして、名前を書いた。もちろん、あいつの名前だ。
そして、俺はカッターで腕を傷つけ、血を一滴紙に垂らした。

その後、俺は恐る恐る呪文を唱えた。
すると、不思議なことに急に眠気が襲ってきた。
そして、そのまま俺は眠りについてしまった。
目が覚めると、なぜか身体が重くなってくる。それに少し息苦しい。
『なっ、なんで...こんな時に...まあ、殺せるならいいか...』
俺はそう思いながら、意識を失っていた。

『うわぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!』
結果を早く知りたいという強い好奇心で俺は思わず、飛び起きてしまった。
しかし、目を開けるとそこはいつもの部屋ではなかった。
周りを見るとそこには誰もいなかった。ただ真っ白の世界が広がっていたのだ。
とりあえず、ここはどこなのかわからないし、どうしようもない。
俺は立ち上がり歩き始めた。どこに行けば良いのか分からないけど……
すると、遠くの方で何かが光っているように見えた。
俺はそこに向かって歩いていくと、目に前には、白い空間の中でナイフを振り落とし、友人を殺していた男がいた。
白い空間は血が飛び散ったかのように赤く染まり、俺は恐怖と罪悪感のあまり絶叫してしまった。
そして、男が俺の姿を見るなりこう笑いながら言った。
「この男の幸福は剥奪できました。あなたにこの幸福をお差し上げいたします。」

すると、俺のスマートフォンに一つの電話が入ってきたー
「亮太、言いづらいんだが『真斗』が突然死したって...結婚式直前に。しかも1分前に。」
嘘だろ...本当にあいつが死んでしまったのか...?
『うっ、嘘だろ...突然すぎるよ...まだ若いのに』
だが、裏では大喜びの感情が溢れかえっていた。
ついにあいつが死んだ!やっと解放された! これで俺は自由の身だ!もう我慢する必要もなくなった! これからの人生を自由に生きることができるんだ!!
そして、そのおかげで彼女は俺と結婚することができる。
だってあの時、「あなたにこの幸福をお差し上げいたします」と言っていたから。
きっと俺にもその結婚という幸福がやってくる。だから、俺は彼女に電話をかけた。
そして、2コールぐらいした後、彼女が出た。
俺は嬉しくてつい声を大きくしてしまう。
なぜなら、彼女も同じ気持ちだったからである。
「あの、高校時代断っちゃったけどやっぱりー付き合わない?」
昔、高校時代に彼女に告白したが、俺は断られたことがあったのだー

『うん、いいよ。これからよろしくお願いします。』
こうして、俺は彼女と付き合い始めることができた。
これでようやく自由に生きられるー 俺はそう思いながら、彼女の家に向かったー
だが、そこに待っていたのは最悪の結末だった。
そこには彼女が倒れていた。胸には刃物で刺された傷跡があった。
その光景を見た瞬間、俺は悟ってしまった。
彼女はもう死んでしまったのだと。
110番の電話し、この事態は正式に事件となった。

すると、目の前が真っ白になり、横には黒い男がいる。
「申し訳ございません。あなたの人生は、幸福は奪われることになりました。申し訳ございません。あなたの人生は、幸福は奪われることになりました。申し訳ございません。申し訳ございません。申し訳ございません。」
すると、ナイフとカッターを持ち、俺の腕を切る。
『嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」
そして、腹部をメスで切り始め、内臓を取り出す。
そして、心臓を強く締め付け、男は絶命する。

そして、男の脳の一部を取り出し、幸福を奪う持ち主の脳を切り、一部をくっつける。
「これであなたもこの人の幸福を味わえるな。アハハハハハハハアハハハハハハハ。本当はこんな幸福は存在しないのですがね。脳が作り出した幻覚なのですがね。」

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この物語に関係がないと思った方少なからずいるのではないでしょうか?
しかし、そんな方こそ恨まれぬようご注意をー
さて、続いては理不尽な理由で犬を殺してしまった男のお話です。
果たして男はどんな運命を迎えるのでしょうか?

                     10年後ー

            男は65歳になり、定年間近の年齢となっていたー

真夜中、家に帰り電気をつけソファーに座っていると犬の声がした。
「ワン!!!!!!!!ワンワンワン!!!!!!!!!!!!!!!ワン!!!!!!!!!!!!ワンワンワンワンワンワンワン!!!!!!!!!!!!!!!!!」
そして、俺は覚悟を決め庭に出るとそこには『マサオ』がいた。

                     ⌘犬⌘

『なんでいんだよ...なんでいんだよ!!!!!!教えてくれよ!!!!!!!おっ、おおおおお俺にうっ、うっ、恨みでもあんのか!?なぁ、教えてくれよ!!!!!!!!!!!!!』
だが、犬は何も答えず俯いたまま吠えるだけである。
すると、犬が家に勝手に入り出し、物を荒らし出す。
俺はこの行為にイラつき、殺そうとしてしまう。
『お前!!!!!!この野郎死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッターナイフを持ち、犬に走って向かうと、犬が即座に避け俺はイラつきながら、力よくテレビを持ち犬に振りかざすと犬は呆気なく絶命した。
『はぁ、はぁ、はぁ、なんで戻ってきたんだよお前は!!!!!!!低脳ゴミクズ犬は帰ってくんなゴミクズ‼︎‼︎‼︎いや、ゴミクズじゃなくて価値なし犬だな。アハハハハハハハアハハハハハハハ』

その後、男は寝てしまったー。

朝起きると俺は1番最初に犬の処理をする。そして、ゴミ箱には犬の死体がある。
それを処分し終えるといつものように仕事に向かう。
会社に行く途中、昨日の犬を思い出してみる。
犬は俺を見ても吠えるだけ・・・もしや俺に恨みがあるのか?それとも・・・・・・殺したいのか?
そんな事を考えながら夜の0時、いつも通り帰宅していると、ある事に気づく。
犬の死体がなぜかないのだ。
確かに昨日ここに捨てたはずなのに……。
その時、俺の頭にとある考えが浮かぶ。
まさか・・・あの犬は死んだふりをしているのではないか?
『この野郎ォォォォォォーーーーーーーさっさと死ねぇぇぇ』
だが、明らかにあの時死んでいた・・・
だとしたら、なぜ今いないんだ?その瞬間だった。
後ろから何か音がすると思い振り返ってみるとそこに、俺が昨日殺したはずの犬が血まみれで立っていた。
俺は驚きと恐怖心が入り混じりその場から離れようとすると犬が襲いかかってきた。

俺は必死に逃げるが足がもつれてしまい倒れてしまう。
すると、犬は俺の上に乗り首元を噛みちぎろうとする。
俺は死ぬ寸前に思った。あぁ、俺は今日ここで死ぬのだと。
そう思い目を閉じようとした時だった。
急に犬の動きが止まり、息を引き取るように動かなくなった。

そして翌日のことー

俺はいつも通りに出勤していた。
会社に着くと上司が俺を呼ぶ声がした。
どうやら俺を呼んでいるらしい。
何だろうと思い、駆けつけると上司がこう言ったー
「申し訳ないんですけどあと1ヶ月でかっ、かか解雇だから...」
『わっ、わかりました。』
まさか俺より年下の男から解雇を言い渡されるなんて思ってもいなかった。
そして、帰ってきた時俺は更なるイラつきが襲っていた。

なんせ、俺がせっかく育ててきた部下たちも俺も次々と辞めていってしまうからだ。
なんでだよ……なんでみんな辞めちまうんだよ!! こんなにも頑張ってるのに……どうしてなんだ……
俺は疲れ果てていた……。
そんな時犬の吠えている声が聞こえる。
『まっ、まままままさか....またあっ、あいつか...?』
庭を見るとまたあの低脳犬がノコノコと座っていた。
すると、犬が俺に向かって喋り出す。
「あーあ、餌あげないでどこ行ってんの?低脳人。さっさと死ねクソ野郎」
そして、またもや俺はイラつきながら必死に犬を踏み、蹴りながらまた殺してしまった。

すると、殺したはずの犬が急に生き返り、俺を見つめた。
そして、俺はこの犬のことを人生で最大の恐怖に包まれながらも悟った。
『こっ、ここここれふっ、普通の犬じゃねえぞ!!!!!!!!!!』
そうだ、この犬はただの犬ではない。亡霊だ・・・
すると、あの犬がまた喋り出した。
「アハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハ」
『この野郎…俺を散々馬鹿にしやがって!!俺を何歳だと思ってるんだ!』
いや・・・待てよこの犬俺より歳上じゃねえか。
すると、犬が想像以上に低い声を出す。
「バーカバーカバーカバーカ俺は91だよーだ!!アハハハハハハハアハハハハハハハ」
そして俺は段々と怒りとイラつきが立ち始めるが、この犬はどのみち殺せない。
いや、殺しても帰ってくる。変な犬となって。すると、犬が俺に話しかけてくる。
「なぁ、低脳人。お前さ、今自分がどんな状況に置かれてんのか分かってねぇよな?」
『はぁ!?お前が勝手に喋ってんじゃねぇよ!!黙れよゴミクズゥゥーー!!!!!!!!!」

少々キレ気味で答えると、犬が突然大声で笑いだす。
「アハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハ愚かな人間どもめ。」
その言葉を聞いた途端、男の表情が変わり犬に近づき、犬の首を締め上げ始めた。
だが、犬は余裕の笑みを浮かべながら話し続ける。
やがて犬の首はどんどん締まっていき、犬は苦しむ。
だが、犬は男の腕を掴み、力強く首を絞めてくる。

すると、男が泣き叫びだし、ついに首から手を離す。

だが、今度は男の方が倒れ込んでしまった。
犬はすぐさま立ち上がり、男の方へ歩き出す。
まるで、俺が殺しに来ているかのように思ったが、なぜか犬は俺を見つめたまま喋らない。

俺は段々と意識が遠のいていくー

『わっ、わかりましたぁ!これからちゃんと世話しますから〜』
「わかった。でないとお前を殺してあげるからな。アハハハハハハハアハハハハハハハ。」
それから俺は四六時中ずっと犬の世話をするようになった。
散歩、餌、会話、テレビまでさまざまな世話をするようになった。
しかも犬は人間のように好き勝手言うのであまりにもめんどくさい。
「餌不味い!ぺっ、ぺっ、もう一回作れ!低脳人!」
『かしこまりました!』

だが、ある日のことー

俺はもう世話が面倒になり、四六時中サボっていた。
そんなある日犬に庭に来いと言われ俺は深夜、庭に来ていた。
すると、犬が突然吠え始める。
『ちょっと、近所迷惑だって言われるだろぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!この低脳犬静かにしろ馬鹿‼︎‼︎』
そういうと犬が吠えたのが原因か周辺住民がスマホを持って近寄ってくる。
しかも俺が犬に暴力振るってるのをスマホで撮りながら。
すると、犬が周辺住民に向かって喋り出す。

「この低脳人、俺を3回暴力振るって殺した最低野郎なんすよ!!!しかもこいつ、何もしてないのに殺したりだとか最低っすよねぇぇーー!!!!!って、聞いてるお前らもそうっすけどねぇ!!!低脳人‼︎‼︎でもコイツほどじゃないと思いますがねぇーーーーーー」

犬がそう言うと俺の力強く足で首を絞めてきた。
すると、俺が必死に抵抗しようとすると、犬の爪が伸び始め、俺の首を切り裂き始める。
すると、俺の身体からは血が流れ出しはじめ、だんだん息ができなくなっていく。
すると、今度は俺の身体を足で蹴り始める。
そして、俺の腹の部分を何度も踏み始め、身体に人生の中で1番の激痛が走る。

そして、今度は足と頭を蹴り始め俺は意識が遠のいでいく。
まだ生きてるんだ...まだ俺は大丈夫かもしれない...
だが次第に呼吸が薄れていき、苦しくなっていく。
すると、犬が俺に向かって吠え始め、笑い出す。
「アハハハハハハハアハハハハハハハうひゃうひゃうひゃうひゃうひゃ。お前こそ低脳犬だよな〜。知ってるか?俺実は元死刑囚なんだよ〜。10人殺りましたわ。刑務所の警官かなんかに犬みたいに扱われたんだよな〜。俺が喋り出したのはそういうわけ。じゃあ、そういうことでな。あ、一つ言うけど10年前殺された後お前が低脳犬として扱われる人生に変えるオプションにしてきたから。アハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハ。結局お前は社会からも生命からも見放されるんだよ。」
すると、周辺住民がスマホで俺を撮りながら俺をゴミクズ扱いしていた。
俺を「最低」だと「クズ」だと、そして「低脳人」だと。

そして男は突然泣き叫び、死んでいくのであったー

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そして、ある家庭の家では低脳犬と散々犬に向かって暴力している家があった。
「あー、もううるせえ!!!!低脳犬なんか死んじまえ!!!!!そうだ、バットで殺してやっからよ。ほれほれ。」
すると、男が突然ニヤニヤとした表情をし始めた。
「俺わかるか?そうだよ、低脳犬だよ。アハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハアハハハハハハハ。」

SHORT STORYS

皆さんは嘘をついたり、誤魔化したりしたことはありませんか?
わたしストーリーテラー含め大人の皆さんは一度はあるでしょう。
学校の叱られそうになった時、危機に陥った時・・・
しかしお気をつけください。あなたの使い方次第で人生を暗闇にすることもありますから。
え?助けてくれ?いえいえ、わたしは神ではないのでできませんよー

      ⬛︎2022年7月8日(金)⬛︎
ある貧乏な若者『赤井雅和』は顔を大胆に加工し、動画配信者となり金を儲けていた⬛︎
イケメン、最高という声も少なくはなかった⬛︎

『あーあ、マジで動画のネタねーよ。生配信だとキリ忘れてやばいことになりそうやしな〜俺ブサイクだし。』
俺は毎日この醜い顔を見なければいけない。
毎日歯を磨くために鏡を見る時顔を隠している。そして外へ出る時マスクをしている。
俺は昔からこの醜い顔でいじめられていた。
自殺した時もあった。だがこんなことでは死にたくないと死ねなかった。
『あ、待って今日歯磨きしてないじゃん。早くしないと。歯は加工してないんだから。』
そして朝の歯磨きを昼にするため鏡を見ると顔があの加工した顔に変わっていたのだ⬛︎
そして俺は驚きの声を家中に響かせた。
『えぇ!?おっ、俺の顔変わってんじゃねえか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

         ~⬛︎ネット変身⬛︎~


これは俺の人生史上最大の危機である。
まず、仕事だ。俺の顔は大胆に加工しているため誰だかわからなくなる。
目も、鼻も、雰囲気も、口も、髪も前とは比べ物にならないほど変わっている。
それに、今まで会ってきた人たちにも気づかれない。しかも俺は行方不明になるだろう。
俺には恋人がいないため、その点はいいのだが…………。
身元不明の人として生きることになる・・・考えただけで大ショッキングだ。大ショッキング。いや地雷だ。
それに、家族とも離れることになる。妹もいるがどうせ嫌われるだけだ。
俺はもう、自分の顔すらわからないのだから。
まぁ、とりあえず明日は休日なのでゆっくり考えようと思う。
そうだ!これを使えば仕事をしなくてもいい!配信だけでいい!いじめられない!加工しなくてもいい!
なんて得が大きいんだ...。これを使えば得だらけじゃ!
そして俺はニヤニヤしながら外へ歩いていると早速サインをお願いされた。
『えっ、ええ。わっ、わっ、わかりましたぁーはい...』
「ありがとうございます!」

そっか、俺登録者300万だったのか。意外と人気あったんだな。
それからというもの、どんどん人が集まってきて、俺は疲れきっていた。
すると後ろの方から、誰かが近づいてくる足音が聞こえた。
振り向くとそこにはスーツを着た男がいた。
なんだこいつ?と思いながらも話を聞くことにした。
すると、あるどこかの事務所か何かに連れてかれることになった。

「あなたの顔とルックス、スタイルは非常に良い。しかもあなたのチャンネルの登録者の伸びは非常に早い。あなた、うちのこの『SSSM』に入りませんか?あの配信者もいるんですよ〜」
それを聞いた時、俺は速攻で要望に答えた。
『入ります入ります!!!!!!!!!!お願いします!!!!!!!!!!!!!!!!お願いします!!!!!!!!!!!!!!!!』
こうして俺は憧れの配信者に近づきたい一心でこの事務所に入ることになった。
それから俺は応援コメントが何百個も届き、俺は内心喜びに溢れていた。
『よし、これから頑張るぞ!!!!!!!!!!!!!!!!よし!!!!!!!!!!!!!!』
俺はそう意気込みながら、事務所へと入って行った。
『ここが事務所かぁ〜なんか緊張するな〜』
そしてドアを開けると、たくさんの人が出迎えてくれた。
どの配信者にも華があり、それぞれに魅力がある。

俺はそんなことを思いながら受付に行くと、一人の女性が対応してくれた。
「あっ、あなたもしかして...かおかっ、顔変わりました?じっ、実は私も加工していたらこんな輝く顔になっちゃって...」
『あっ、あっ、あなたもですか!?仲間いたんですか!?』
そう口を開くと後ろから上司から部屋に来るよう言われた。少し怖いなと思ったが勇気を出して扉を開けた。
すると中には3人の男が座っており、一番奥に社長らしき人物もいた。
そして、その男は口を開いた。すると、彼は俺にこう言ったのだ。
「君のチャンネル登録者を不正に増やします。300万?はぁい?君には一年かけて登録者500万にするよう運営に言いましたのでよろしくお願いします。それでは。」
なんて人だ...そんなにこの事務所、力が大きいのかよ。

そう思ってるとまた一人入ってきた。
それはなんと俺の大好きなあの配信者ではないか! そして俺は感動で胸がいっぱいになった。
そして俺は彼に声をかけようとした時、彼が俺の肩に手を置いてきた。
俺は驚いたが、彼の言葉に耳を傾けることにした。
そしてその言葉は衝撃的な言葉であった。
「今受付の人から君のこと聞いてきたが、実は俺も顔変わったんだぜ。アハハハハハハハアハハハハハハハ。」
ぉぉぉぉぉぉぉぉお前もかヨォォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
すると、社長が俺に向かってこう言った。
「あのー、ヒロクンTVと話したいならそっちに行ってこい。」
そして俺は彼のところへ行き事情を話すと彼は俺を励ましてくれた。
その後、俺達は連絡先を交換し、別れることとなった。

それからというものの、俺は大忙しで配信をしては動画を投稿したりして頑張っている。
ただ、最近一つ悩みができた。
家族が俺の顔が変わったことにより誰だか認知していないことだ。だが、今日は休日だ。ゆっくりできる。
俺が朝飯を食べている時、家の外に妹がおり、顔を見せたが家を間違えたと言ってきた。
妹よ、お兄ちゃんの顔を忘れたか……
まぁいい。今日も配信するか! 俺はパソコンを開き、配信の準備をしていた。
そして、間違えて顔に再度加工してしまい、俺の顔は醜く、赤い顔になってしまった。
そして、まさかと思い鏡を見ると顔は醜く溶けたような顔になっていた。
『うわぁ“ぁ”ぁ“ぁ”ぁ“ぁ”ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

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人間の奥底に眠る狂気と悪意。
それは果たして満たされるものなのでしょうか?
わたしにとっては知る由もありません。
あなたもこんな恐怖の体験をしてみてはいかがでしょうか?
それにしても嫌ですねぇ。こんな体験。
それじゃ、わたしはこれでー



【次回のSHORT STORYSは・・・】
第一話『切迫』

ある定年間近のサラリーマンは、家に手紙が届くようになる。
その手紙は昔辞めた部下であった。
そして、なんと手紙は毎日届くようになり、注意しようと返信しようとする。
すると、その日から辞めた部下が時々現れるようになり・・・

第二話『蘇る前世』

主人公のOLは、実家の母親が体調不良で村に帰ることに。
そして、外へ出るとある一人の若い男と出会う。
そこで、何かの記憶が蘇り・・・

第三話『願望神』

ある40代の男は人生で最大の危機に陥っていた。
それは、妻との離婚間近、息子の学力の圧倒的低さ、リストラ。
そして、男は会社の帰りにご利益が大きいと言われている知られていない神社に3つ願いを言う。
それは「妻と離婚したくないから離婚しないようにしてくれ」「息子の学力を上げてくれ」「リストラを回避させてくれ」であった。
そして、それから男は急に気分が上がっていき・・・

7月22日(金)公開

この物語はフィクションです・・・実際の人物、団体とはなんら関係はございません・・・
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