EP5以降の赤字まとめ


ノックスの十戒

第1条 犯人は物語当初の登場人物以外を禁ズ
第2条 探偵方法に超自然能力の使用を禁ズ
第3条 秘密の通路の存在を禁ズ
第4条 未知の薬物及び難解な科学装置の使用を禁ズ
第6条 探偵方法に偶然と第六感の使用を禁ズ
第7条 探偵が犯人であることを禁ズ
第8条 提示されない手掛かりでの解決を禁ズ
第9条 観測者は自分の判断・解釈を主張することが許さレル
第10条 手掛かりなき他の登場人物への変装を禁ズ


EP5


古戸ヱリカは探偵であることを宣言するわ。
探偵は、犯人ではなく。その証明には如何なる証拠も必要としない。
古戸ヱリカは犯人ではない。
古戸ヱリカは、これまでのベアトのゲームに影響を与えない。
これまでの世界には存在しないし、影響も与えないわ。
(島の人数は)古戸ヱリカが1人増えただけ。それ以外の在島者の人数は、これまでのゲームとまったく同じ。
つまり、今、この客間にいる人数が、在島者全ての人数、ってことになるわね。


碑文を誰かが解くことで、この子(ベアトリーチェ)が何かを得ることはありません。
もともと黄金郷の黄金はこの子のもの。見つけさせる必要も、横取りする必要も、何もありません。
碑文の謎が解けても解けなくても、この子にとって得るものは何もありません。
碑文が解かれようと解かれなかろうと、ベアトが何かを得ることはない。
戦人くんは犯人ではありませんよ。戦人くんは誰も殺してはいません。これは全てのゲームにおいて言えることです。
恐怖を味わわせるのが目的ではありません。誰かに復讐するためのものでもありません。
ベアトは、快楽目的で殺人を行なっていることはありません。


探偵権限。……探偵は全ての現場を検証する権利を持つ。そこを退きなさい、右代宮戦人。これはニンゲン側に認められた、ゲームの正当な権利よ。


ノックと手紙
親族会議以前に、ヱリカ、譲治、朱志香、真里亞、南條、郷田、熊沢は、屋敷より退出し、ゲストハウスへ移動したものなり。
残りは、蔵臼、夏妃、源次の3人のみが2階廊下におり、それ以外の全員は食堂におりしこと、申し上げ奉る。
蔵臼、夏妃、源次の3人は、その手紙に触れてさえいない!
食堂の全員の誰も、いいえ、もっとシンプルな言い方をするわ。24時の時点で屋敷内にいた誰一人! あの手紙を廊下に置いた者はいないわ。
蔵臼、夏妃、源次の3人は、ノックをしていない!
これは、扉だけはノックしていないという、限定的な意味じゃないわよ? 音が伝わる柱だろうと録音したカセットテープの再生ボタンだろうと、そのノック音を生み出したことは断じてないという意味! 無論、直接的にも間接的にも、意図的にも偶発的にも、無意識的にもね!
24時の時点で、2階廊下にいた、蔵臼、夏妃、源次の3人と、食堂にいた全員以外の、一切のニンゲンは屋敷内に存在しなかった
蔵臼、夏妃、源次の3人に加え、食堂の全員もまた、ノックしていないこと、申し上げる。このノックとは、ノック音を生み出す、直接的、間接的、意図的、無意識的、偶発的な全てを含めるものなり。
つまり、屋敷にいた人物全員が、ノック音の発生源とは成り得ない、という意味デス。……そしてこの“全員”とは、誰も把握していない、観測されていない人物であったとしても含みマス。
屋敷内の誰一人、手紙を廊下に置いた者はいない。それは直接的、間接的、意図的、偶発的、無意識的、全ての概念でよ。
24時の時点で、屋敷以外に存在するのは、ヱリカ、譲治、朱志香、真里亞、南條、郷田、熊沢のみである
廊下天井に手紙が存在したことはなきなりや。
配膳車に手紙が触れたことはなきと知り給え。
屋敷以外の全員は、親族会議開始後、屋敷内にて何を行なうことも不可能なり。
全ての人物は、ノック音を誤認することはない。
ノック音を誤認しない、ということはつまり。ノック音によく似た他の音を、ノック音と勘違いしたりはしない、ということよ。柱を叩くとノックに似た音がする、なんてのもアウト。ノック音をカセットテープに録音したとしても、それはもはや“ノック音を録音したテープの音”であって、ノック音ではない。だからこれもアウト!
つまり、実際にあの扉を叩いたノック音を、全員は正確に識別し、絶対に聞き間違えないということよ。あの扉を直接叩く以外のあらゆる音を、ノックと誤解することは絶対にありないということ!!
ノックは、人が手で扉を叩くもの
そして、彼らは誰もノック音を誤認しない。蔵臼、夏妃、源次の3人はノックにかかわっていない。それ以外の人物は誰も屋敷内に存在もしない。そしてノックは、直接扉の前に立ち、手で扉を叩く行為を指す。


第1の晩:朱志香・譲治・真里亞・楼座・源治・蔵臼
譲治、朱志香、真里亞、楼座、源次の死体は、誰が見ても、一目で死亡が確認できる
死んだフリなど絶対にありえぬ、誰もが一目で死亡を確認できる死体であるわ。

右代宮夏妃は犯人ではない!
右代宮蔵臼は犯人ではない。そしてとっくに殺されてるわ。あんた(夏妃)に電話で声を聞かせた直後にね?
譲治、朱志香、真里亞、楼座、源次の5人はちゃんと死んでるわよ。

犠牲者は全員、他殺なりや。
全ての死体は、決して検死を誤らぬ
登場人物以外の死体は登場しない

つまり熊沢は、ゲストハウスへ戻って以降、朝まで2階に上がっていない。
つまり、郷田はゲストハウスへ戻って以降、朝まで2階に上がっていない。
ゲストハウスには、24時の時点で、譲治、朱志香、真里亞は生存していて、2階のいとこ部屋にいた。南條、郷田、熊沢は1階にいた。
24時の時点で、屋敷の2階廊下には、夏妃と蔵臼、源次がいたわ。残りは全員、親族会議の食堂よ。もちろん、この時点ではまだ殺人は起こってない。源次も健在よ。
午前1時から午前3時まで、ヱリカ、南條、郷田の3人は、ゲストハウス1階のラウンジで過ごした。
24時以降、ヱリカは午前3時までずっと、南條と一緒にいたわ。
あなたの封印も赤き真実も完璧よ。南條は、午前3時までヱリカと一緒にいたというアリバイがある。そして午前3時から朝まで自室を出ていない。
右代宮戦人は、午前3時にいとこ部屋に戻りそのまま就寝した。そして事件発覚まで部屋では一切、不審なことはなかった!
つまり、戦人には殺人も死体を傷つけることも不可能だったということ。
ゲストハウス2階へは、ラウンジにいた人物に知られずに至ることは不可能。……もちろんこれは、内部から2階へ至る話だけれど。
ゲストハウス2階へは、ラウンジを通過しない限り至ることは出来ず、ラウンジにいたヱリカに知られずに至ることは不可能!

24時の時点で、屋敷の2階廊下には、夏妃と蔵臼、源次がいた。残りは全員、1階の食堂。
食堂の全員は、午前1時まで、誰一人食堂を退出していない…!
源次は電話の取次ぎを終えた後、そのまま、まっすぐ控え室に戻っている。
絵羽は午前1時に源次の控え室に封印をし、それは、朝の事件発覚時に、嘉音と熊沢に破られた。
午前1時の小休止で最初に食堂を出たのは、楼座と絵羽よ。絵羽が戻るまで、食堂の人間は全員その場に留まっていた。絵羽は、楼座を見送った後、控え室へ行き、封印を行なった。無論、その際に室内には一切立ち入っていないわ。
源次が24時以降、屋敷を出たことはない

以上により、封印の完全性は保証されマシタ。ミス・ヱリカの封印は、何者にも破れず、誤魔化すことは出来ないのデス!!
絵羽の封印も、ミス・ヱリカの封印と同一のものデス。この封印方法は、ミス・ヱリカと絵羽が晩餐後に共同で考案したものだからデス。
全ての封印は如何なる方法でも、痕跡を残さずに剥がすことは不可能なり。
全ての封印には不審な一切の痕跡は、無きにけり…!
ヱリカと絵羽の全ての封印には、剥がすなどの、封印の機能を損なわせる一切の工作はなかった。
ラウンジでのヱリカ卿の見張りは完璧なりや。わずかの隙も油断も、1秒の見落としも無きにけり。
よって、ラウンジでの会合中、2階へ上がりしは、楼座のみなり!
ノックス第10条、手掛かりなき他の登場人物への変装を禁ズ! 何者かが楼座に変装することを示唆する伏線は存在しマセン! また、彼女が人間を隠蔽できる荷物を所持していなかったことを、ヱリカは確認していマス!


譲治は死後、遺体は一切、移動されていない!
朱志香は死後、遺体は一切、移動されていない!
真里亞は死後、遺体は一切、移動されていない!
楼座は死後、遺体は一切、移動されていない!
源次は死後、遺体は一切、移動されていない!
蔵臼は死後、遺体は一切、移動されていない!
よって、遺体発見後に遺体が消失することはありえないッ!! 貴様の推理、遺体は金蔵が運び出したは、破綻する!

第2の晩:秀吉


EP6


あのベアトリーチェが蘇ることは、二度とない。

私(ベアトリーチェ)は、お父様のために生まれてきました。


第1の晩:夏妃・絵羽・霧江・楼座・真里亞・戦人
(6人の部屋は全て密室でアル)
認める。(もちろん、郷田たちがチェーンを切断するなどして、密室を破るまでの話だが)
(密室の定義とは、外部より構築不可能であるコト。)
認める。
(密室の定義とは、内外を横断する一切の干渉が断絶されていることを指ス。)
認める。( ただし、ノックや声、内線電話など、一般的な部屋で想定できる干渉方法を否定はしない)
(密室破壊時、室内には犠牲者(夏妃・絵羽・霧江・楼座・真里亞・戦人)以外存在シナイ)
認める。
(密室破壊後、部屋に入ったのは、私(ヱリカ)を除き、蔵臼、留弗夫、秀吉、郷田の4人のみである。)
認める。(ただしこれは、現時点での話だ。今後のゲーム展開如何では、他の人物が立ち入ることもありえる)
蔵臼、留弗夫、秀吉、郷田たち4人は、夏妃、絵羽、霧江、楼座、真里亞、戦人たち6人の殺人にかかわっていない。
(犠牲者たちは、他殺を除くあらゆる方法で死んではいナイ)
認める。

(第一の晩の犠牲者6人の所在は、発見場所のとおりである。夏妃は自室、絵羽は貴賓室、霧江は蔵臼の書斎、楼座と真里亞は客間で、あんた(戦人)は客室)
それを認める。
(隣部屋に所在するのは、秀吉、譲治、紗音、熊沢、南條である!)
認める。
それ以外の全員が、いとこ部屋にいることを認める。

いとこ部屋、隣部屋の両部屋の密封は保証されマシタ。
客室の完全な封印を確認しマシタ。ヱリカ卿が戦人の存在を確認して以降、この密室は維持されていマス。
ベッドの上に、右代宮戦人は、いない。
客室内に、ヱリカさんに発見不能な隠れ場所は、存在しません。
例外一ヶ所を除き、ベッドルームに誰の姿もありマセン。
バスルームに誰の姿もありマセン。
例外一ヶ所を除いて、客室に戦人が存在しないことを確認しました。
右代宮戦人は、客室内に存在しない。……クローゼットも含め、一切の例外なくだ。

(この部屋に封印を破って入った、一番最初の時点です。)……あの時、私は、すぐに扉を閉め、チェーンロックを掛け直し、この部屋を封じました。
ヱリカは、チェーンロックを修復したのよ。
ヱリカはね、そのガムテープで、切断されたチェーンの切断面両端を繋いで “封印” したの。つまり、封印によってチェーンを修復し、それによってこの部屋を内側から再び密室にしたってわけね。
ガムテープの使用制限は回数じゃなかったでしょ?部屋の数よ。……3部屋までという、場所の制限だけ。……ヱリカはその1部屋にこの客室を選んでるわ。だからヱリカは、この部屋に何ヶ所でも、そして何度でも、封印する権利を持つッ。
ガムテープの封印によって、チェーンロックが修復されて、元の機能に復帰していることを宣言します。そして、それにより、私は入室と同時に施錠を行ない、この客室を再び密室としました。
チェーンロックは施錠を、維持している。

右代宮霧江ニハ、戦人ヲ救エナイ。
右代宮霧江には、……戦人を救えマセン。
右代宮夏妃には、戦人を救えマセン。
右代宮絵羽には、戦人を救えマセン。
無駄death。楼座にも真里亞にも救えないのデス。
(私は、慌ただしい屋敷内を駆け巡り、全ての現場を訪れ、全員を………… )しっかりと、殺し直したのですッ。
殺した全員の頭部を完全に切断したわ。
私が殺した5人全員は、……私が殺す瞬間まで、ちゃんと生きていました。

謹啓、謹んで申し上げる。(いとこ部屋と隣部屋の封印は)どちらも破られていないものと知り給え。
破られていない封印とは即ち、未だ何者の出入りも拒みたることの証と知り給え。
封印を破らずしての出入り、改めて言うに及ばず、不可能と知り奉れッ!!

この部屋は内側から作られた密室です。窓の封印は健在ですので、窓からの脱出はありません。バスルームからの脱出方法ももちろんない。
……はっきり断言しましょう。この扉以外に、脱出口はありません。しかしこの扉にはチェーンロックが掛かっています。外すも掛け直すも自由ですが、それは内側からしか出来ません。そして、扉から出ることさえ自由ですが、チェーンロックが掛かっていない状態での退出は、脱出とはなりえません。


不可能デス。(いとこ部屋は)窓も封印を維持していマス。無論、ロジックエラー時にデス

戦人を救出したのは、間違いなく嘉音本人である。
戦人と嘉音は別人である。
いとこ部屋は完全な密室が最後まで保証されています。
隣部屋は確かに封印されましたが、ロジックエラー時には、扉のみしかその維持が証明されませんでした。
封印時の隣部屋に居たのは、秀吉、譲治、熊沢、紗音、南條である。そして、隣部屋の人数は5人である。この5つの名に該当する者以外は存在しない!全ての名は、本人以外には名乗れない!!

戦人救出時、客室に入ったのは嘉音のみである。
認めようぞ。そなたの入室からロジックエラー時まで、客室を出入りしたのは、そなた(ヱリカ)と戦人と嘉音のみだ。
認めようぞ。そなたと戦人と嘉音で、3人である。
無論だ。3人、即ち3体が出入りした。そなたと嘉音は入ったのみ、戦人は出たのみ。全ての名は本人以外に名乗れないと赤き真実ですでに語っている。よって、ヱリカ、戦人、嘉音の名はいずれも、本人にしか名乗れぬのだ。
(私は救出者ではない)当然だ!
救出者とは、戦人の開けたチェーンロックを、再び掛け直したもの、ということにする。戦人を救う意思があったかどうかは、問わないことにしておく。
(出入りの定義とは、客室と外部の境界を跨いだかどうかである)認めようぞ。
(客室とは、ベッドルーム、バスルーム、クローゼット内の全てを含む)認めようぞ。
(客室内とは、ベッドルーム、バスルーム、クローゼット内の3区分である)妾もその認識でいるぞ。そしてすでにそなたは、ベッドルーム、バスルームの2区分で、誰も隠れていないことを赤き真実で確認したはずだ。
ゲームは、私が客室に入ったところで終ってしまったのだから、私は、自分で閉めたチェーンロックを、開けてさえいない。
だから、私が退出した後に、私に続いて脱出、というのは通用しない。
また、チェーンロック施錠は、入室と同時に行っている。私が入室してから、チェーンロック施錠までの数秒間に、誰も退室は出来ないのだ。
客室は、戦人検死時に封印したため、私が再び訪れて封印を自ら破るまで、客室の出入りは一切不可能だ。
よって、私の入室時、戦人は客室内のどこかに隠れていたことは確定する。
戦人の脱出のチャンスは、私が封印を破った後のみ。
さらに限定すれば、私がバスルームにいる間しか脱出チャンスは存在しない。

ベッドルームに嘉音は存在しない。
客室に、嘉音は存在しない。………もちろん、クローゼット、ベッドルーム、バスルーム、この全てにおいてである。


初めまして、こんにちは!探偵ッ、古戸ヱリカと申します!!招かれざる客人ですが、どうか歓迎を!!
我こそは来訪者ッ、六軒島の18人目の人間ッ!!!
(…………申し訳ないが、)そなたを迎えても、

「「 17人だ。 」」
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