去年の思い出


この記事は、Kumano dorm. Advent Calendar 2021の13日目の記事です。
だいぶ遅れてしまった。まあいいか。

 僕は寮生活でずっと音楽をしてきた。MUCに入って、いろんなバンドでライブをして。本当にお寿司大好きバンドやテレキャスタルルみたいに一回で終わってしまったものやKing Gnuみたいにまだ続いてるのもあるが、その中でも特に思い入れが強いのはShe is Cだ。このバンドは僕の寮生活のすべてといっていいだろう。だから今日はShe is Cとその思い出について書いていきたいと思う。

 She is Cができたのは僕が入寮してから最初のMUC会議の時だった。何かの新歓の終わりの時で、新入寮生が自己紹介をしてC棟の一回生はみんな楽器ができたからバンド組もうみたいな感じだった気がする。この時にC棟バンドという5人のライングループができて、そこが始まりだ。ちなみに5人ってもう一人誰だ?と思うかもしれないが、この人はMNMSWでギターが弾けるらしい。しかも俺と全く一緒のギターだとか。普段はうちらのライブを撮ってくれたりしてるが、いつか5人でライブをやってみたいな。

 話はそれたが、そこからみんなで一緒に音楽室に入って丸の内サディスティックを合わせてみたりした。これは最初から思ってたけど全員楽器がうまいんだよね。UNSWさんは歌とピアノが完璧で、MKMは8年もブランクがあると感じさせないドラム、HSKは吹奏楽部で鍛えられたのかは知らないけどリズム感が抜群。こんなバンド好きにならない理由がないよね。最初の合わせもそれなりになったんじゃなかったかな。それで新歓ライブに出ようってなって、この時にやったのがトーキョーナイトダイブと丸の内サディスティック。She is CのCはCityだって言って東京っぽい曲を二曲選んだ。逆だったっけ?東京の曲を二曲選んだから今回のCはCityになったのか?忘れてしまった。トーキョーナイトダイブを聞くと今でも当時のことを思い出すんだよなあ。入寮したてで不安だった夜や、音楽室から上がってきたときの少し煙たい感じとか、懐かしいことをすべて思い出せる最高の曲。丸サはこの後定番曲になっていく。このライブでは割と原曲に忠実にやって、ピアノがエレキになっただけ。僕もコード弾いてるだけだしなんか若いって感じ。昔のライブ動画を見返してみるとみんな若くて面白いので皆さんもやってみてください。

 次にShe is Cが出たのは夏フェスだった。やったのはただ君に晴れ、ないものねだり、丸サの三曲。ただ君に晴れいいよね。最高に夏っぽい。確かHSKがやりたいって言ったはず。俺も練習したことあったしやることになったけど、この曲ギターがめっちゃ難しいんだよね。ずっとちょこまか弾いてなきゃいけないし、ソロの早弾きがむずくてむずくて。しかもバッキングギターはMNMSWがやる予定だったんだけど夏フェスの日帰省してると判明して、そこからギターをもう一人探さなくちゃいけなくなるという。でも夏フェスに最高にあってる曲だったなと思う。苦労してやって良かった。ないものねだりはUNSWさんが高校の時にやったことがあったのかな。みんなで初めて音楽室に入った時になんとなくできて、そういう感じでやることになったんだと思う。で、二曲だと少し物足りないから前やった曲の丸サを足して三曲。このライブで印象に残ってるのはただ君とないものねだりの間のHSKのMCだ。「ただ君で見せた通り、今回She is CのCはCoolのC。かっこよくて、おしゃれで…」→ここでUNSWさんがないものねだりのイントロを始める→HSK「嘘でーす!!!盛り上がっていくぞ!!!」という完璧なMC。最高ですね。あと丸サもアウトロでMKMとUNSWさんがパートチェンジして丸サ進行の曲をMKMが即興で歌うというアレンジをしてる。何がすごいって途中でアドリブで歌詞を作って歌いだすんですよ。さすがMKM。横で見ててすげえなって思ったわ。普通にビビった。サークルモッシュも起きてたしとても盛り上がっていたライブだったんじゃないですかね。

 次に出たのはハロウィンライブ。やった曲は小さな恋のうた、サマータイムレコード、そして丸サ。小さな恋のうたは言わずもがな名曲だよね。この時はMUKMとUNSWさんがボーカルだったのかな。ドラムボーカルができる人間は無条件に尊敬できるわ。この時の俺、ギターの位置が高くてダサいんだよなあ。このライブ動画を見てギターの位置を下げようと努力をした思い出がある。ちい恋でギターの位置低くないって意味わからんだろ。ギターの位置なんて低ければ低いほどかっこいいんだから。サマータイムレコードはカゲプロの曲。最初のアルペジオとか天才すぎる。あのアルペジオの何がすごいって聞いただけで夏を感じるんだよね。一二弦の解放音がそう感じさせてるのだろうか。爽やかで少し寒いような夏を感じる。あとこの曲は普通に弾いてて気持ちいい。最後のギターソロが完全に俺好みでいい。ギターソロ終わりのアルペジオもね。夏休みが終わった感がでてとてもエモい。丸サはこの時はHSKボーカル。この一年後のハロウィンライブでもHSKボーカルで丸サをやってるから慣例化してきた。このバンドは俺以外歌がうまいのでカラオケに行くといつも肩身が狭い笑。この日はライブ直後に寮祭実があった気がするが酒を飲みまくっていたのでほぼ記憶がない。てか一瞬で寮祭実が終わったのか。このころはライブ中でも出番とか関係なく酒を飲みまくっていた。あの頃に戻りたい…。

 僕が一番記憶に残っているのは一回生の時の寮祭ライブだ。出番はトリ!いい慣習だよね。寮祭に向けて一番頑張ってるのは寮祭実で、そのお礼っつっちゃあれだけど寮祭ライブは一回生がトリがいいし何より盛り上がる。うちらの時もそうだった。あれが過去一だと今でも思ってる。やった曲はパリピ、ないものねだり、サマータイムレコード、ただ君に晴れ、夏祭り、大不正解、小さな恋のうた、ソラニン(yonigeカバー)、アンコールで丸サとパリピ。天才すぎるこのセトリ。十年のMUCの歴史で一番に決まってるだろこんなん。このライブは動画を見すぎて展開をすべて覚えてしまった。始まるときにKIDが「さっきBumpめっちゃ盛り上がってたぞ。お前ら越えられるのか」と挑発してきてそれを吹き飛ばすようにパリピをやって大盛り上がり。そのまま特にMCもなく、ないものねだりに突入。観客はみんな疲れて死にかけていた。ここからHSKのMCによって夏ゾーン突入。この時のHSKはめっちゃテンションが高くて、ライブ動画にはこれを聞いたKZNさんが「HSKガンギマリじゃん…」とつぶやくのが記録されてる。サマータイムレコードのイントロでISKWさんが叫びながら前列の方に来るのがいいよね。他にも、結構静かめなこの曲でずっとサークルモッシュしてたり、DIKがラスサビの入りを間違えてひとりでジャンプしたりと見てて面白いところがたくさんある。あと俺ギターうますぎ。去年に戻りたい。ただ君に晴れはやはり良い。寮祭ライブではテンポが走りすぎてとても大変だったがそれでも何とかやり切れたのは凄いと思う。間奏でUNSWさんが叫ぶのもいいね。最高っす。夏ゾーンラストの曲は夏祭り。この曲は俺がとても好きな曲で、夏フェスの時にUNSWさんがバンドでやってたし、できるだろって思って俺が提案したんじゃないかな。まじでこの曲好き。Whiteberry版のがコードがちょっとおしゃれになってたりギターソロがキャッチーになってるから好き。途中でちょっとミスをしてしまい、二番からギターソロまでが飛んでUNちゃんのギターソロになったが、あれはあれでとてもいいギターソロだった。あいつギターうまいからな~。ギタボやらせたら誰も勝てないと思う。あとラスサビでMKMが凄い楽しそうにドラムたたいてるのが嬉しかった。寮祭が終わってMKMはしばらくいなくなってたから,その期間にこの動画を見て、こんなに楽しくやってたのにもうこいつとはしゃべる機会ないのかもな~なんて思ってたのが懐かしいっす。バリバリ復活してますけどね。嬉しい限りですわ。夏祭りが終わってメンバー紹介をし、後半戦に突入。このMCのタイミングでAYNさんがステージ見ながらサークルモッシュしろよ的なアジをステージ下からして、この後の曲ではみんな地獄だったらしい。次の曲は大不正解。この曲のリフかっこよすぎる。最初のサビでYSKIが奇声発してるのおもろい。人によって色々なノリ方があって、それを見るのもまた楽しいのでおすすめ。そして小さな恋のうた。しかもボーカルは俺。この曲は俺のためにあるだろと勝手に思ってる。知らんけど。この時の俺のMC最高にきしょいんだよね笑。「僕今恋してて…、この歌は彼女に届けばいいと思う」って笑。この日の朝に喧嘩して彼女とほぼ別れたみたいな状態だったのによくあんなこと言えるなって思うわ。彼女とはなんやかんやまだ続いてるんですけどね。ラスサビ以外はそれなりに歌えたんじゃないかな。初ボーカルだったにしてはよくできてると思う。自画自賛です。そしてアンコール前ラスト曲のソラニン(yonigeカバー)。この時のMKMのMC最高だった。次が最後なので絶対にアンコールするなよって、そりゃアンコールするに決まってるじゃん。アンコール前のMC全部あれでいいわ笑。このVerのソラニンも良い。原曲は最後の超早弾きのところが凄い好きで、こっちは疾走感が好きかな。寮祭ライブ終わった後はShe is Cはもうできないと思ってたからこの曲の歌詞は沁みたな~。この曲は本当に歌詞がいい。「さよなら それもいいさ どこかで元気でやれよ」って完全に当時の俺のMKMに対する気持ちじゃん。心をえぐられた様な気持ちになりながら毎日聞いてた。ほんと名曲だわ。そしてアンコールでまずは丸サ。毎回やってきた思い出の曲だけどこの時が一番うまくできた。てかアレンジが良かった。俺はギタボ、リードギター、ベース、ドラムという構成のバンドが好きなのだけど、その形でこの丸サはやったので最高。ロックだよね。客もみんな盛り上がってるしうちらもノリノリだしやばい。アウトロでのクソ長ギターソロも今聞くとダサく思えるけど、ザ・
俺のギターって感じ。今とプレースタイル変わってないし。それで丸サが終わったらそのまま二回目のパリピに入る。完璧すぎる。一サビでKTMRさんが肩車されながらモッシュするとことか、UNSWさんが所々で叫んでるところとか、ラスサビ終わりでMKMが立ってドラムたたいてShe is Cのメンバーが全員一列に立って見えるところとか、色々語りたいことはあるんですが、ほんとに多くなりすぎちゃうので気になったら動画を見てください。MUCのラインのノートに貼ってあります。まあとにかくこのライブは今までのMUCの歴史の中で一番いいライブだったということです。

 このアドベントカレンダーは2021年のものなので、寮祭ライブまでの思い出にとどめておこうと思います。2022になっても、MKMが復帰したりとか寮祭ライブにまた出たこととかたくさんあるんだけど、それはまたいつか雑記帳にでも書こうと思います。長々書いてきましたが、結局伝えたいことは、僕はShe is Cが大好きでShe is Cこそ最高のバンドということです。いつか誰かが退寮するまでこのバンドを続けていきたいですね。よろしくお願いします。
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