泥酔R18


※嘔吐表現注意
※既に行為する関係になってる
※19×28

脹相を背負った東堂はなるべく揺らさないよう、かつ早足で公園へ向かった。
なんとか公衆トイレへと運び込み背中から降ろすも、脹相は自分では膝も立てられないうえに吐き出せる様子も見せない。東堂は仕方なく、脹相の腹部の前で拳を作って胃を圧迫する形で持ち上げた。

「う、ぉ゛、え゛ッ……」
「…どんだけ飲まされてんだ、しかもあんまり飯も食ってないだろ…」

ほとんど透明な液体が便器の中に落ちていき、それと同時にキツいアルコールの匂いが個室に充満した。煙草を吸っていたからか、煙の匂いも混ざっている。もし一升瓶を本当に全て飲ませさせられていたとするならば、今吐かせた分では足りないだろうと東堂は考えた。

「ほら、もう少し頑張れ」
「う゛、え゛ッ…ぁ゛う、待゛っ……」
「一思いに吐いた方が楽になる、…あとでコンビニで飲み物も買ってやるから…」
「ぉ゛え゛ッ……ひ、ぅ゛っ……」

何度か圧迫を続けるも、幾度目かで体力が尽きたのか吐けなくなってしまった脹相に東堂はため息を吐いた。やはりこれでは足りないと判断し、半開きになり唾液か胃液かもわからない体液を垂らす口に指を滑り込ませる。舌を辿ってその付け根をグッと押してやれば、脹相は身体を跳ねさせてまた胃の中身を吐き出した。

「ッ、ッ……」
「……きついだろうが、お前のためだ…耐えろ。」

何度か嘔吐を繰り返し、これくらいでいいだろうと指を引き抜いた東堂は一度脹相の顔を上げさせてからトイレを流した。だいぶ吐き出させた分、水分も取らせないといけない。そんなことを考えながら脹相の脇に腕を差し込み立たせると、脹相のスーツが形を変えているのを見つけた。

「…お前、何でこの状況で勃ってんだ…?」
「へぁ…っ、あ゛……、ゆび、が……っ」
「指が?」
「おまえ、の、ゆび……好き、だ」

へらりと笑った脹相の表情は珍しいほど柔らかく、頬は赤らみ汗ばみ濡れた肌がやけに色っぽさを持たせていた。
扇情的な様に一気に煽られ、東堂は便器の蓋を閉めてその上に脹相の上半身を凭れさせた。

「……責任は、取ってやる」
「せき、にん」
「力抜いとけよ…。」

東堂はボディバッグを開けて常日頃持ち歩いている避妊具と携帯用小分けローションを取り出し、脹相の腰からベルトを引き抜き下着とズボンを引き下ろした。腰を支えながら、ローションを臀部の割れ目へと垂らして指を挿し込む。外であるという異様な状況が僅かに興奮を手伝うのが分かり、そんな性癖の扉は開けたくないと東堂は眉をひそめた。

「ん、ぅんっ……、ぁ、っ…♡」
「……頼む、声、抑えてくれ……、人が来たら聞こえる……」
「ん、はぁ…っ♡」

指で解しつつ、乗り出して脹相の耳元で小声で語り掛けると、脹相は甘く声を漏らした。まるで意思を伝えるのは難しいことに気付き、東堂は脹相のネクタイを片手で器用に解いてからそれを噛ませた。もう片方の手は濡れているために使えず、後頭部でネクタイの端同士を手に巻き付けて掴む形で固定した。

「ん゛、んん゛っ…♡」
「はっ…、ここ、気持ちいいだろ…」
「ぅん゛んっ……♡」

前立腺を二本の指で交互に刺激すれば脹相の細く白い腰が畝った。ネクタイを噛まされ、それを犬のリードのように掴まれ、便座に倒れ込む形で悶える姿。完全に何かしらの癖を生み出しそうな光景に東堂は一度天井を仰いだ。

「……健全な性癖を持ってる自信はあったんだがな…。」
「んん、ぅ……?♡」
「はぁ…、……脹相、おまえ、柔らかいな…ここ、普段から使ってるか?」
「ん、んっ……♡」

脹相は以前、「行為の頻度が少ないと毎回準備に時間がかかる、それで萎えてしまっては可哀想だと思って…なかなか機会を作ってやれないのはほとんど俺のせいでもあるからな」と言って、ほとんど毎日風呂場で肛孔を慣らしているという特大カミングアウトをしてきたことがあった。そこに快楽はなく、自慰というよりもトレーニングだと言うのだから、東堂は脹相の羞恥心ポイントがいまいち掴めずにいた。その時は驚き過ぎてつい適当な返事をしてしまった東堂だったが、脹相が少し拗ねたような顔で「お前に褒めて貰えると思って…嬉しいと思って貰えると思って頑張っていたんだが…。」と言われ五分かけて褒め倒したことも記憶に新しい。

指が三本すんなり入ったところで、東堂は指を引き抜き片手と歯で避妊具の包装を開けた。そのまま既に膨張した陰茎へと嵌め込み、脹相のひくつく肛孔へと擦り付ける。ゆっくりと押し込み先端が埋まったところで腰を支え、一気に突き上げた。

「ぉお゛ッ…!?♡ん゛ふッ……ん゛、あ゛う゛っ…♡♡」
「声、抑えろって…!」
「うう゛ぅッ……♡♡」

ネクタイを噛ませているにも関わらず、脹相は甘い声をしきりに漏らしている。いっそのこと手で口を覆った方が、と考えた時。東堂は外で足音がすることに気がついた。その瞬間に脹相に覆いかぶさり動きを封じて、ネクタイを掴んでいた手を離して脹相の口を鼻ごと覆った。身を乗り出させたことで、陰茎は深くズッポリと奥まで嵌め込まれ、脹相は膝を震わせ身体を痙攣させながら精液を吐き出した。きつく腸壁に陰茎を締め付けられ、東堂もまた身体を震わせる。

「ぐ、ぅッ……!?お、い……っ、締め、るな…っ、」
「ッ〜〜〜〜…♡♡」
「しず、かに…しろ、人が……通ってるっ……」
「ッ、ぅ゛、ッッ〜〜〜……♡♡」

何度も快楽の波が身体を襲い、その度に背筋は跳ねて腸壁は収縮する。それによってまた東堂の陰茎の形を強く認識させられ、脹相は何度も達する悪循環にハマっていた。酸素が取り込めない中で脳がぼんやりと麻痺し始めれば、快楽を受け取る機能もおかしくなって、脹相はキツいメスイキを絶え間なく繰り返す羽目になっていた。ぴゅ、ぴゅと潮が噴き出て、便座は精液と潮で酷い状況だった。

「……、……よし、もう行ったな。…大丈夫か、息をゆっくり吸え……」
「っげほ、ぇあ゛ッ、あ゛っ、ぅあ゛ッ♡♡ずっ、ずっと、きもち゛ぃッ…♡イ゛ってぅ、ず、ずっと、まだイ゛く、イ゛くぅっ……、ッ〜〜〜〜♡♡」
「ッ……ま、待て、そんなに締め付け、られっ……!」

足音がなくなったのを確認してから急いで手を離すと、酸素を思い切り吸い込み咳き込んだ後に脹相は快楽の限界を東堂に訴えながらまたガクガクと身体を震わせて達した。脹相が意識を飛ばしたのとほぼ同時に東堂も達して、壁に手を付きながら荒い呼吸を整えようとした。

この状況を、家で待つ恋人の弟たちにどう説明するかを考えると気が遠くなりそうだったが、東堂は隠し切る方向で行こうと決意を固めてから陰茎を引き抜き、この場の片付けに取り掛かった。
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