【閲覧注意】無防備では無い?アーサー♀の話


時系列:劇場版前
色々捏造過多注意。
アーサーは女性ですが名前はアーサーのままです。
※コメディです。
※※ハインライン暴走注意。

「おはようございまーす」
ファウンデーションやらブルーコスモスやら、近々大規模な作戦が控えているとはいえ今日のところは通常通り勤務が始まる。
警戒体制とはいえ、戦闘体制では無いのでフルメンバーではなく交代制のシフト勤務でブリッジのクルーの数は少なめではある。
今日のところはコノエ艦長抜きでハインラインが代理トップ、アーサーが出勤して副長と交代となっていた。
出勤したアーサーにハインラインが近づき、アーサーの下半身を一瞬見て目を逸らす。
絶対凝視しない事、とコノエ艦長に口酸っぱく言い含められ、挙げ句の果ては尊敬する総帥と准将まで出て来て艦長室で反省文を書かされたのはつい先日のことだ。
アーサーのスカートや行動が何故か気になっても見てはいけない。
追いかけてもいけない。
まして廊下などの館内カメラにアクセスするなどもってのほか。
自重できるな、と3人に誓わされたので我慢している。
しかし1ヶ月スカートチャレンジとやらは終わってズボンに戻ったのでは無かっただろうか?
目を逸らすハインラインにアーサーはふふん!と胸を張って見て下さい、とスカートの裾を持つ。
「ハインライン大尉、もう無防備ではありませんよ!」
見てと本人から言われたのだから問題ないなと前を向いたハインラインの目の前で、アーサーがピラッとスカートの裾をまくる。
「じゃーん、ただのスカートじゃなくてキュロットスカートなんですよー!」
めくられた布の下に、同じ黒色の柔らかい布で出来た半ズボンに包まれた太ももが見えた。
ふわり、とめくられたスカートの裾の動きに合わせてゆとりのある半ズボンの裾もめくれ上がる。
少し光沢のある膝上ストッキングと半ズボンの間の地肌の肌色がハインラインの目に飛び込んできた。
「どうですか〜?スカートだけどズボンでもあるから動きやすいし、これなら無防備じゃ無いですよね!あれ?どうかされましたハインライン大尉?」
むっふふー!と勝ち誇った笑みでアーサーはスカートの裾を何度かピラピラさせて見せるが、ハインラインは固まっていた。
無表情で動きの止まったハインラインにアーサーは目の前で手を振ってみる。
「…バ」
「バ?」
10秒ほど経って深呼吸したハインラインが小さく何か言うのにアーサーは首を傾げた。
「バカにつける薬が欲しい!どうしてこう無防備なんだ!何で僕の言った事を理解してくれないんだ!アーサー副長!貴方私の渡したセクハラ被害の資料読みましたか!?」
「読みました!」
「じゃあ理解力がお粗末なんですね!いや!バカでも分かるように資料を作らなかった私が悪いんですね、すみませんでした!」
「えぇー!?」
ガバッと頭を下げるハインラインにアーサーが何これ〜とどこかのんびり驚いている。
『ハインライン大尉がアーサー副長にスカートめくられて謝ってます』
ブリッジにいたアビーが慌てて非番のコノエ艦長に通信文を送る。
ハインラインがアーサーのスカートをめくったと勘違いしたコノエ艦長がブリッジに怒鳴り込んで来るまであと3分。
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