Moonlighter_ending_jp


Zenon/
おい、待たんか。勝手にダンジョンを閉鎖して立ち入り禁止にされても困るぞ。
それにキミたちは一体何者なんじゃ?

Watcher/
いいですか、ご老人…
あなたが「ダンジョン」と呼んでいるアレは、簡単かつシンプルに略奪行為を行えるよう
別次元の欠片を組み合わせて作られた構造体なんです。
まさかあの「アーティファクト」が、何もない場所から勝手に生み出されてるとか思っていませんよね?

Zenon/
キミは一体何様のつもりだね?
なんだね、その口のきき方は。もう少し礼儀というものをわきまえたらどうだ!そもそも突然なんだね。
キミのいうことが本当だとして、なぜいまになって来たんだ。
ダンジョンは長年、ずっとここに存在していたのじゃぞ。

Watcher/
事情が色々と込み入っているのですよ。
礼儀を最優先にできていないとしたら申し訳ない。

我々は、あなたの一生分を超える時間をかけて、奴らの行方を追ってきたのです。
そしてガイザー次元で足取りがつかめなくなって以来、
奴らの所在が分からなくなっていました。ところが最近になって奴らの発信機のひとつが起動し
この世界を見つけ出すことができたのです。

Zenon/
さっきから「奴ら」と言っとるが、
その「奴ら」とは誰のことだ?

Watcher/
次元海賊ですよ。

Zenon/
次元海賊…?

Watcher/
そう、次元海賊です。

Watcher/
次元液で構成された肉体を持つ種族のことです。
次元間航行技術をいち早く確立した種族だったんですがね。
その知識を共有しようとせず、代わりに多次元からの略奪行為に走った連中です。

我々の受けた報告によれば、今もその扉の向こう側に隠れているはずです。

ところでその子は?まさか海賊どもの一員ではないでしょうね?

Zenon/
そんなわけあるか!
ウィル…なんて可哀そうな子だ。
大丈夫か、ウィル?

Watcher/
ん 何だって?
クラゲ型のロボットと戦っただと!?

そいつらは奴らのボスだな。とんでもない悪党さ…
なに、中にはもう奴らは残っていない?
出られなくなって、殺し合いを始めた?
いやはや。そいつは傑作だ。冗談だと言われた方がまだしっくりくる。
では、少し待っててくれるかな。現状について、こちらのクルーと協議しておきたい。

おい大尉
群衆を解散させろ。スペースが欲しい。

Lieutenant/
はい艦長

Watcher/
海賊…
ここにいる人々だが…
窃盗…全員だな。
ただしあの老人と、さっきあの扉から転がり出てきた子供は別だ。

Lieutenant/
それでは皆さん、解散してください。
艦長のお話の通りです。
帰宅されないのならそれでもいいですが…いや、やはり帰宅した方が良いでしょう。
もう見納めになるかもしれませんよ。さあ、どいてどいて!

Watcher/
協議の結果、とある結論に達しました。
多次元のアーティファクトの窃盗にかかわった罪でこの惑星の全住人を逮捕します。
とまぁ…

本来なら全員逮捕すべきなんでしょうがね。

しかし!
この若者はあの海賊団の居場所の特定に貢献。
さらには海賊団の頭の討伐さえ行ってくれました。

これを踏まえ、窃盗に関しては報告はしないとだけ言っておきます。
現状を見る限りでは、これ以上の捜査は不要と判断します。
ですがこれらの「ダンジョン」は封鎖させて頂く予定です。
これの仕様は現状、違法とされているのでね。

しかし奪ってばかりをするつもりはありません。

皆さんが他次元と接触してしまった以上、現状のままにしておくことはできません。
できることなら皆さんの記憶を抹消してしまいたいところですが、
この措置は過去に問題があったため、現在中止されています。
あの惑星なんか、今も…
まぁ、とにかくです。皆さんには、DCT-「次元開通商協定」へ
ご参加いただく機会を設けたいと思います。
この協定に署名されることで、多次元とのやり取りと交易を「合法的に」行うことができます。

なお、皆さんとこの惑星を協定に迎え入れるため、準備に若干の時間を要します。
皆さんには、各集落の人々にこのことを伝え、今後に備えて準備を進めておいてください。
よし。ひとまずは一件落着だな。撤収の準備を。
少ししたら、協定の件でまた改めてお伺いします。

では失礼。楽しませていただきました。
実際はそうでもなかったですが、まあ、その辺りはお察しください。

ああ、それと!
「ダンジョン」を使った事は決して口外しないように。
そうなったら全員改めて逮捕しにきますから。いいですか?
…よろしい!ではさらば!


Computer/

オベレーション「トビラにカギ」を実行せざるを得なくなった。
部下が4本のカギを使って自己封印を実施する。
このキーはウォッチャーが当セクターの捜査を中止するまでは隠蔽される。
1ヶ月もあれば、ウォッチャーの追跡を撒けるだろう。

この場所で自己封印を実行されてから、すでに2カ月以上が経過。
資源残量が少なくなってきた…我々を開放する任を与えた部下はどこへ行った?
とりあえずプロトタイプLの開発を開始した。

あの役立たずのバ…ERROR

この墓場から逃れるという選択肢はもはや消えつつある…
自らを訪印してもう3ヶ月。先週は兵士たちが暴動鎮圧をする羽目になった。
なんとかして脱出する方法を見つけなければ。

プロトタイプLはついに完…ERROR

いよいよ取返しのつかないことになってきた。
数名の同士が正気を失い、兵士たちに殺されたのだ。
暴動に食糧問題…ある意味、一石二鳥ではあるが…

発生中の問題はさておき、プロトタイプLの保管場所がもうすぐ完成する。
ボスは新しい肉体を試したがっているが、まだ安全かどうか確証はない。

脱出する方法はこれしかない。
次元エンジンを過充電させ、別の次元に衝突する。
または空虚に衝突するか。どれも飢えて死ぬよりはましだ!
お知らせ
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