太安万侶×稗田阿礼(※ぬるいスケベ、捏造、閲覧注意)


太安万侶×稗田阿礼
(捏造と幻覚、英霊になる前の生前時代)

小説というよりも会話形式のなんちゃってSS
古事記製作セッ〇ス未遂(※一応気持ちR-15程度のスケベ、閲覧注意)





「さて、今日も古事記の編纂作業を進める予定だったが……」
「はい……」
畳の上に正座する太安万侶と、それを見下ろす稗田阿礼。

「安万侶、僕は墨が切れたから次に来る時には新しい物を持ってこいと言ったよな?」
「筆なら持ってきました」
「筆だけで文字が書けるか!墨が無いと話にならないだろう!」
「稗田くんごめんて~!でも今日はどうしようもないからもうお休みにしようよ」
「……いや、前回書いた物の見直しをする。何処かの間抜けが、僕の記録を間違えて記していないか確認する必要がありそうだからな」
「えぇ~今まで僕がそんな間違いした事無かっただろう?信頼してよ~」
予定を乱された事で不機嫌になった阿礼はそう言い捨てると机に向かう。
放置された安万侶は、畳に寝そべり唯一持ってきた筆を手の中でくるくる回している。

「(稗田くん拗ねちゃった……ああなると日が落ちるまで口を聞いてくれないぞ)」
無言で書物に目を走らせる同僚を暫く眺めていたが、流石に暇になってきたので阿礼に近づく。
「ねぇ稗田くーん、許してほしいな~次はちゃんと忘れないで持ってくるからさ~」
「………………」
「ひーえーだーくーん、ひーえーだーのあーれーくーん」
「………………」
「…………阿礼くん」
「……ッ!……」
最初はいつもの感じで名前を連呼していたがあまりにも無視するので、安万侶は阿礼の耳元で息が当たる程の距離で囁く。
すると阿礼の身体が小さく揺れ、ほんの微かに息を呑んだ。
反応があった事に喜びを覚えた安万侶は何かを思いついた顔をしたかと思えば、丁度手にしていた筆を静かに阿礼の背中に走らせる。
「ンンぅッ!!?……くぅ…ッ!」
「ねーぇ稗田阿礼くん、僕の事無視しないで?機嫌治してほしいなぁ」
「……んっ……ぅ……」
「そんなに意地を張られたら、もっと悪戯しちゃうかもしれないけど……いいの?」
耳、項、首筋、背中、脇腹、腰と、筆を上から下に、
時々逸れて不意打ちのように擽れば、阿礼は身体を震わせ漏れる吐息を必死に我慢する。
そんな反応に気を良くした安万侶は、筆を持つ逆の手をゆっくりと阿礼の腹部へと滑らせる。
「ああそっか、もしかして稗田くん……期待してるのかな?」
「ぁっ……ひぅッ!…はぁ…ぅッ……」
「この前みたいに、ここを、僕に解されるのを――」
筆は下に、下に、無防備な尻臀を通りすぎ、
そして反対の手もなぞるように下腹部へ降り――

「……やめろ、いい加減にしろこの戯男がッ!」

――瞬間、横薙ぎに襲い掛かる肘鉄!
その容赦ない一撃は、見事安万侶の肩に命中!
衝撃に吹き飛ぶ筆!そして転げる安万侶!
「あだーーーっ!!!痛い!すごく痛いよ稗田くんの肘!?すっごい尖ってて痛い!」
「いい気味だ。そこで這い蹲って反省していろ」
阿礼は畳の上で痛みに悶え苦しむ同僚を一瞥すると、そのまま部屋を出ていく。
またもや置き去りにされる安万侶。
「あいたたたた……余計怒らせちゃったなぁ。あれは長引くぞ~」
痛む肩を押え、吹っ飛んだ筆を回収した安万侶は困ったように頭を掻く。
「うーん…でも稗田くんの反応が面白かったから、まあいいか」
机に広がっている書物を片付けながら、あの面白い同僚に次はどんな悪戯をしようか企む安万侶だった。
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