かわいいがすぎる


交流会の後、藍は自身のベッドで寝込んでいた。
理由としては、襲ってきた特級呪霊の術式を奪い、自身の呪力以上の呪力を消費し、体に負担をかけてしまったからだった。

「あ、狗巻くん!」

「高菜」

ベッドの上で自身が愛読している小説を読んでいた藍はドアからひょこっと顔を出した同級生の狗巻に気づき、本を閉じた。

「明太子?」

「大丈夫ですよ〜ちょっと負担かけちゃっただけなので。あ、そうだ、、」

「?」

「術式、ありがとうございました。おかげで助かりましたよ」

「しゃけ」

「狗巻くんさっきからおにぎり語喋ってますけど、まだ術式返してないので喋れますよ」

「、、!?いくら?」

「呪言ないので、何言っても呪いにはなりませんよ」

「、、」

その言葉に狗巻はおどおどする。
そして少し深呼吸をした。

「ら、藍、早く体、治してね、、」

その言葉に藍は声にならない声を上げる。
狗巻は顔を真っ赤にして口を更に隠していた。

「はいっ!すぐ治しますから、待っててくださいねぇ!」

「しゃけ、、」

そして藍は狗巻に術式を返しながら考える。

(やっぱり狗巻くん、美少女だったら絶対可愛いですよね、、)
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