私の思いを


桜(入社して5年になる私は、同じ毎日に飽き飽きしていた。
 刺激が欲しいそんなことを思うようになってきた矢先、新しい子が入社してきた。)

桃「本日付けで入社しました、桃です。お役に立てるよう精一杯がんばります!」

桜(あれ?なんか見覚えがある気がするんだけど誰だっけ?懐かしい感じがするんだよな…)

桃「桜先輩?あっ!やっぱり、桜先輩じゃないですか!」

桜「え?えっと…」

桃「忘れちゃったんですか?高校の部活で一緒だった桃です!]

桜「桃…?何年ぶりだっけ?久しぶりだね!」

桃「桜先輩、お久しぶりです!たしか5年ぶりだと思います」

桜「もうそんなに経つんだね!懐かしいな~」

桃「先輩と出会ったのはちょうど私が入学してすぐでしたよね!」

桜「そうそう!道に迷ってた桃を見つけて声かけたんだよね!」

桃「あの時は私、大人しくてなかなか友達できなかったんですよね~」

桜「桃、眼鏡かけてて文学少女みたいだったからね!」

桃「失礼な!これでも隠れギャルだったんですよ!」

桜「まさか~」

桃「本当ですってば!」

桜「そういうことにしとく~」

桃「も~!あっ、そういえば先輩に卒業する時伝えたいことがあったんです!」

桜「え?なんだろ…?」

桃「ここじゃちょっと言えないので仕事終わったら先輩の家行ってもいいですか?」

桜「うん?いいよ~」

ー定時の時間ー

桃「先輩!仕事おわりましたか?」

桜「ごめん…もう少し待ってて!」

桃「先輩、私も手伝います!二人で片付けたらすぐですよ!」

桜「ありがとう、桃」

桃「いえいえ、先輩の役に立ちたいですし!」

桜「充分役に立ってるよ!」

ー仕事終わりー

桜「桃のおかげで早く片付いたよ、ありがとう!」

桃「役に立てて嬉しいです!」

桜「ほんとあんたはかわいいんだから~」

桃「ん?なんか言いました?」

桜「なんにも~」

桜「で、私の家来るんだっけ?」

桃「はい!行ってもいいですよね?」

桜「まぁ、いいけど」

桃「やったぁ~!じゃあ、飲み物買っていきましょ♪」

桜「じゃあ、コンビニで買おうか」

桃「はい!」

ーコンビニの中ー

桜「桃、何買う?」

桃「オレンジジュースでいいです!」

桜「相変わらずおこちゃまだね(笑)」

桃「いいじゃないですか!これが好きなんですぅ~!」

桜「わかったからいじけない~」

桃「いじけてないですよ~だ!」

桜「はいはい、何か甘いの買ってあげるから」

桃「しかたないですね~、甘いもの2個で許してあげます!」

桜「現金な奴~」

桃「何か言いましたぁ~?」

桜「何も言ってませ~ん」

ー家の前ー

桜「着いたよ、さぁ、入って~」

桃「おじゃましま~す、結構部屋広いんですね」

桜「まあね、ほんとは二人で住むはずだったんだよね」

桃「え…」

桜「振られちゃったんだけどね…」

桃「……」

桜「もう3年前のことだから平気!」

桃「先輩…」

桜「しんみりしないの!」

桃がそっと抱きしめる

桜「あっ…急に抱きしめて…どうしたの?」

桃「抱きしめられながら聞いてください。私、先輩に出会った時から目が離せない人だなって思ってたんです」

桜「私ってそんな危なっかしいかな?」

桃「そういう意味じゃなくて…」

桜「なくて?」

桃「あ~もう!とっ…とりあえず最後まで聞いてください!」

桜「はい…」

桃「ずっと先輩ばかり目で追ってしまって、もっと先輩のことが知りたいって思っちゃたんです。先輩と話すたび胸がドキドキして先輩に聴こえちゃうんじゃないかって…迷惑かもしれませんが私の気持ち聞いてください!わたし…桜先輩のことが…ずっと前から…好きでしたっ」

桜「桃…あのね…」

桃「突然言われても迷惑ですよね!返事はすぐじゃなくて…」

桜「聞いて!私も桃のこと好きだったんだ…」

桃「えっ…それって…両想い…?」

桜「うん…」(照れる)

桃「先輩!もう取り消しできませんからねっ…というかさせませんっ…」

桜「取り消しなんかしないよ…ずっと離してあげないから」

桃「のぞむところですっ!」

キスをする

END
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