風邪を引きました
題名：風邪を引きました 作者：草壁ツノ
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＜登場人物＞
男子学生：男性 学生。風邪気味。喉の調子がおかしくなってしまい、普段とは違う声が出る
女子学生：女性 学生。男性の同級生。
アルバイト：女性 兼ね役。コンビニで働いている。
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＜役表＞
男子学生：男性
女子学生、アルバイト：女性
SE：どちらかが兼ねて下さい
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■注意点
台本の演出上、男性は話のシーン毎に声を変えて下さい。
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■台本の規約について
過度なアドリブ×
一人称の変更×
作中のキャラクターの性別変更×
人数変更×
不問→演じる方自身の性別を問わない役、という意味
両声の方→男性が女性役、女性が男性役を演じる〇
（その際はほかの参加者の方に許可を貰った上でお願いします）
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※学校の通学路、男子学生と女子学生が並んで登校している。
男子学生、喉に手を当て咳き込んでいる。
男子学生：「ア"――、ッン、ンン」
女子学生：「あれ、どうしたの？」
男子学生：「いや、なんか昨日から調子悪くてよ」
女子学生：「アレでしょ。アンタまたずーっとクーラー付けて寝てたんでしょ。バカだねー」
男子学生：「ぶぇっくし。うるせえな、そうだよ」
女子学生：「あはは、馬鹿でぇ」
男子学生：「あー、今日学校サボって休みてぇ」
女子学生：「はいはい、留年したくなかったら真面目に通おうね～」
次の日
※男子学生、自室のベッドで苦しそうにせき込んでいる
男子学生（オジサン声）：「ゲホッゲホッ......ア"――、喉痛いな。
うわっ、なんだこの声。オッサンみたいな声になってる」
SE：ピロピロピロ（スマホ音）
女子学生：「もしもし？」
男子学生（オジサン声）：「ア"――もしもし？」
女子学生：「えっ......阿部寛さん！？」
男子学生（オジサン声）：「耳が腐ってんのか俺だよ、オレオレ」
女子学生：「......ええ？ もしかして、アンタなの？」
男子学生（オジサン声）：「そうだよ」
女子学生：「阿部寛じゃなくて？」
男子学生（オジサン声）：「そうだよ......ゲホッゴホッ」
女子学生：「うえー、凄いね。全然声の原型無いじゃん。
オジサンみたいな声になってるよ」
男子学生（オジサン声）：「本格的に風邪引いたっぽい」
女子学生：「あちゃあ、それじゃ大人しく今日は寝てないとだ」
男子学生（オジサン声）：「おう......そうだ、悪いんだけど、先生に言っといてくれないか？」
女子学生：「はいはい、仕方ないね。分かった、伝えとく」
男子学生（オジサン声）：「悪いな」
女子学生：「......あのさ」
男子学生（オジサン声）：「なに？」
女子学生：「『バカと塩顔ほど、東大に行け！』って言ってくれない？」
男子学生（オジサン声）：「誰がするか」
※男子学生、家から出てコンビニに向かっている
男子学生（高い声）：「くそっ、なんでこんな時に限って家になんも無いんだよ......。
仕方ない、コンビニになんか買いに行くか。
んん、なんかまた喉が変な感じスルナ」
SE：ピロピロピロ ピロピロロ（コンビニの入場音）
アルバイト：「いらっしゃいませ～」
男子学生（高い声）：（Ｍ）......卵粥と、ポカリと。こんなもんでいいか。
アルバイト：「いらっしゃいませ、お預かりします」
男子学生（高い声）：「アノ、スミマセン」
アルバイト：「卵粥が1点～」
男子学生（高い声）：「アノッ！」
アルバイト：「えっ？」
男子学生（高い声）：「レジブクロ、オネガイシマス」
アルバイト：「えっと、すみません。もう一度いいですか？」
男子学生（高い声）：「レジブクロ」
アルバイト：「泣き黒子？」
男子学生（高い声）：「レジブクロ」
アルバイト：「池袋？」
男子学生（高い声）：「レジブクロ！」
アルバイト：「......ああ！ レジ袋ですね。すみませんすみません。
3円かかってしまいますがよろしいですか？」
男子学生（高い声）：「オネガイシマス」
アルバイト：「......あの、すみません」
男子学生（高い声）：「ハイ」
アルバイト：「もしかして、お笑い芸人の方ですか？」
男子学生（高い声）：「チガイマス」
アルバイト：「ああっ！ すいません！」
※翌朝、登校中の男子学生。喉
男子学生：「はぁ......一晩寝たら大分調子が戻ったな。良かった良かった。
お、オイーッス、昨日はありがとな」
女子学生：「オ"ハ"ヨ"ウ"」
男子学生：「うわっ、なんだお前その声？」
女子学生：「ア"ン"タ"ノ"カ"ゼモ"ラ"ッ"チ"ャ"ッ"タ"ミ"タ"イ"」
＜終＞
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＜登場人物＞
男子学生：男性 学生。風邪気味。喉の調子がおかしくなってしまい、普段とは違う声が出る
女子学生：女性 学生。男性の同級生。
アルバイト：女性 兼ね役。コンビニで働いている。
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＜役表＞
男子学生：男性
女子学生、アルバイト：女性
SE：どちらかが兼ねて下さい
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■注意点
台本の演出上、男性は話のシーン毎に声を変えて下さい。
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■台本の規約について
過度なアドリブ×
一人称の変更×
作中のキャラクターの性別変更×
人数変更×
不問→演じる方自身の性別を問わない役、という意味
両声の方→男性が女性役、女性が男性役を演じる〇
（その際はほかの参加者の方に許可を貰った上でお願いします）
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※学校の通学路、男子学生と女子学生が並んで登校している。
男子学生、喉に手を当て咳き込んでいる。
男子学生：「ア"――、ッン、ンン」
女子学生：「あれ、どうしたの？」
男子学生：「いや、なんか昨日から調子悪くてよ」
女子学生：「アレでしょ。アンタまたずーっとクーラー付けて寝てたんでしょ。バカだねー」
男子学生：「ぶぇっくし。うるせえな、そうだよ」
女子学生：「あはは、馬鹿でぇ」
男子学生：「あー、今日学校サボって休みてぇ」
女子学生：「はいはい、留年したくなかったら真面目に通おうね～」
次の日
※男子学生、自室のベッドで苦しそうにせき込んでいる
男子学生（オジサン声）：「ゲホッゲホッ......ア"――、喉痛いな。
うわっ、なんだこの声。オッサンみたいな声になってる」
SE：ピロピロピロ（スマホ音）
女子学生：「もしもし？」
男子学生（オジサン声）：「ア"――もしもし？」
女子学生：「えっ......阿部寛さん！？」
男子学生（オジサン声）：「耳が腐ってんのか俺だよ、オレオレ」
女子学生：「......ええ？ もしかして、アンタなの？」
男子学生（オジサン声）：「そうだよ」
女子学生：「阿部寛じゃなくて？」
男子学生（オジサン声）：「そうだよ......ゲホッゴホッ」
女子学生：「うえー、凄いね。全然声の原型無いじゃん。
オジサンみたいな声になってるよ」
男子学生（オジサン声）：「本格的に風邪引いたっぽい」
女子学生：「あちゃあ、それじゃ大人しく今日は寝てないとだ」
男子学生（オジサン声）：「おう......そうだ、悪いんだけど、先生に言っといてくれないか？」
女子学生：「はいはい、仕方ないね。分かった、伝えとく」
男子学生（オジサン声）：「悪いな」
女子学生：「......あのさ」
男子学生（オジサン声）：「なに？」
女子学生：「『バカと塩顔ほど、東大に行け！』って言ってくれない？」
男子学生（オジサン声）：「誰がするか」
※男子学生、家から出てコンビニに向かっている
男子学生（高い声）：「くそっ、なんでこんな時に限って家になんも無いんだよ......。
仕方ない、コンビニになんか買いに行くか。
んん、なんかまた喉が変な感じスルナ」
SE：ピロピロピロ ピロピロロ（コンビニの入場音）
アルバイト：「いらっしゃいませ～」
男子学生（高い声）：（Ｍ）......卵粥と、ポカリと。こんなもんでいいか。
アルバイト：「いらっしゃいませ、お預かりします」
男子学生（高い声）：「アノ、スミマセン」
アルバイト：「卵粥が1点～」
男子学生（高い声）：「アノッ！」
アルバイト：「えっ？」
男子学生（高い声）：「レジブクロ、オネガイシマス」
アルバイト：「えっと、すみません。もう一度いいですか？」
男子学生（高い声）：「レジブクロ」
アルバイト：「泣き黒子？」
男子学生（高い声）：「レジブクロ」
アルバイト：「池袋？」
男子学生（高い声）：「レジブクロ！」
アルバイト：「......ああ！ レジ袋ですね。すみませんすみません。
3円かかってしまいますがよろしいですか？」
男子学生（高い声）：「オネガイシマス」
アルバイト：「......あの、すみません」
男子学生（高い声）：「ハイ」
アルバイト：「もしかして、お笑い芸人の方ですか？」
男子学生（高い声）：「チガイマス」
アルバイト：「ああっ！ すいません！」
※翌朝、登校中の男子学生。喉
男子学生：「はぁ......一晩寝たら大分調子が戻ったな。良かった良かった。
お、オイーッス、昨日はありがとな」
女子学生：「オ"ハ"ヨ"ウ"」
男子学生：「うわっ、なんだお前その声？」
女子学生：「ア"ン"タ"ノ"カ"ゼモ"ラ"ッ"チ"ャ"ッ"タ"ミ"タ"イ"」
＜終＞
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