もしも時が戻せるなら【シリアスネタ注意】


私がこの刑務所に収容されて数週間が経とうとしていた
あの刑務所のように優しい看守も親切な囚人もいない
ただ私を物珍しく見ているような人しかいなかった
私は最終的に無期懲役となりお父さんやエドワードさんとは離れることになった
これは私が選んだことだそしてお父さんの逮捕もまた彼が選んだことだからだ

『なあ聞いたか?あの娘昨日死刑が執行されたところの仲間らしいよ?』
『マジで?やっぱり獣人の味方をするのは犯罪者しかいないんだ』
『正直言ってアイツ邪魔だよな?』
わかってるそんなことはわかってる
お父さんだって私だって犯罪者だ償わなくちゃいけないんだ
でもそれでも……
『やっぱりあんな12次元みたいなところにいたのが悪いんだよ』
『殺人犯のクズの仲間はやっぱクズしかいないんだな』
どうすれば良かったのかな















やっぱり止めるべきだった否が応でも止めるべきだった今更後悔してももう遅いがそれでもアイツは
「私は行きます…罪を償うので……」
「またもし会えたらそのよろしくお願いします」
「汚れが落ちたら会いましょう」

幸か不幸か惨殺の影響で刑務所は恐ろしいほどに人の気配が少なかったそのため侵入も容易だった
アイツは無事か?そもそも刑務所内の状況もまだわかってないでもアイツは無事だと思うが……
ポメラ「」
エドワード「!?ポメラ!」
エドワード「何があった!?しっかりしろ!」
意識があるかを確かめる、どうやら一応保ててはいるらしい
恐らく一時的なショック状態だろう
ポメラ「」
エドワード「大丈夫か?なあ答えられるだけで良い」
エドワード「この周りに散乱している肉片と血はなんだ………?」
無意味な質問をする、分かっている知っている
彼女がポメラが周りの人間を惨殺したそれも精神状態的には恐らくポメラの方で
別に俺は罪がどうとか罰がどうとかそんなのは良い俺だってやることは何回もやってきた
別にこの肉片も俺には関係のない人物だ今ここでポメラを切り捨ててもなんの損にもならない
………………だが
エドワード「おいポメラ!まずここからいや、もうこの世界から離れるぞ!」
エドワード「何があったのかはわからないし今は聞く余地もない、取り敢えず俺の故郷の方に行くぞ!そこまでなら追っ手は来ない!荷物は荷台にまとめてるから早く!」
半ば無理やりポメラを車の助手席に座らせてそのまま刑務所を立ち去り一気に俺の故郷に戻った
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