no title


不毛の砂漠で ヒリヒリと焼けた喉から零れ落ちた
たくさんの弱音は 日に曝されて干乾びた
砂塵に目を潰された 僕は何も見えないから
震えている僕の手 その感覚が全ての答えなんだ

千の夜を越えてきた 景色はいつも同じだった
時間が変えてしまう殆どに意味は無いから
さよなら告げた幾つもの 大事な気持ちは嘘になって
震えていた君の手 握り返すこと出来なかった

愛する人よ 僕がもしも この旅路の果てで生き絶えたら

海を駆けぬく風になるから
それに吹かれて 前に一歩進んでくれ
消えていく事 忘れていく事
僕は少しも恐れてはいないんだよ

いつだって失って その度に強くなって
変わり続けるんだ そう あの日変わってしまった
君の気持ちも それを信じられなかった僕の気持ちも
間違いじゃない 間違いじゃない

愛する人よ 旅の途中 夢半ばで力尽きた愛が

空に揺蕩う風になれたら
それを見上げて 涙してくれないか
消えていく事 忘れていく事
僕は少しだけ怖くなった気がするんだ

海を駆けぬく風になるから
それに吹かれて 前に一歩進んでくれ
そしてどうか忘れずにいて
僕は此処にいて 君だけを信じ続けたことを


(情報提供: ゴミくずちゃん様)
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