no title
作成日時: 2020-05-01 03:04:04
公開終了: -
不毛の砂漠で ヒリヒリと焼けた喉から零れ落ちた
たくさんの弱音は 日に曝されて干乾びた
砂塵に目を潰された 僕は何も見えないから
震えている僕の手 その感覚が全ての答えなんだ
千の夜を越えてきた 景色はいつも同じだった
時間が変えてしまう殆どに意味は無いから
さよなら告げた幾つもの 大事な気持ちは嘘になって
震えていた君の手 握り返すこと出来なかった
愛する人よ 僕がもしも この旅路の果てで生き絶えたら
海を駆けぬく風になるから
それに吹かれて 前に一歩進んでくれ
消えていく事 忘れていく事
僕は少しも恐れてはいないんだよ
いつだって失って その度に強くなって
変わり続けるんだ そう あの日変わってしまった
君の気持ちも それを信じられなかった僕の気持ちも
間違いじゃない 間違いじゃない
愛する人よ 旅の途中 夢半ばで力尽きた愛が
空に揺蕩う風になれたら
それを見上げて 涙してくれないか
消えていく事 忘れていく事
僕は少しだけ怖くなった気がするんだ
海を駆けぬく風になるから
それに吹かれて 前に一歩進んでくれ
そしてどうか忘れずにいて
僕は此処にいて 君だけを信じ続けたことを
(情報提供: ゴミくずちゃん様)
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