終末世界のヒトモドキ 設定資料集


登場人物#


名前: アーク・ベルン・シュタイン
性別:男   年齢:24歳
身長:167㎝  体重:45㎏
特徴:灰色で少々長めの髪(後ろで束ねている)。琥珀色の瞳。銀縁の眼鏡。
若くして大学教授と対等にディベート出来るほどの頭脳を持つ研究者。しかし常人には理解しがたい思考回路をしており、そのままでは表舞台には到底立てなかった。本人もそれを理解しているため、18歳で一度巨万の富を築き上げると、同類や裏社会の人間との伝手を作り20歳で研究所を設立。自身のやりたい研究を続けた。表向きには製薬会社の社長となっており、研究所も会社の施設の一部という事で通っている。


名前:シャド・クロフ・フォード
性別:女   年齢:24歳
身長:172㎝ 体重:49㎏
特徴:朱色の長髪をポニーテールにしている。瑠璃色の瞳と右頬の涙ぼくろ。
14歳の頃にスラムに放り出された不良少女だったが、喧嘩の腕を見込まれマフィアのボスに拾われた。18歳になる頃にはかなりの功績をあげボスからの信用も酒の席に呼ばれるという形で証明されたが、20歳の時に参加した抗争での銃撃戦の最中に致命傷を負う。そのマフィアは元々アークと交流があり、アークは一応製薬会社としての最低限の医療設備を持っていたためしばらく預けられることになった。アークお得意の伝手で闇医者を手配し、シャドの怪我はほとんど完治した。しかしアークがシャドのことを気に入り職員として雇い始めたためマフィアとの関わりは今ではほとんどない。アークは相棒と認識しているがシャドは腐れ縁だと思っている。


名前:ジェノ・ルチア・ランマレー
性別:男   年齢:48歳
身長:182㎝  体重:65㎏
特徴:金のメッシュが入った黒の短髪。右目が義眼で白く左目は赤い。左頬に古傷が残っている。
アークが声を掛けた多くのマフィアのボスの一人。若くて強く忠誠心のあるシャドを気に入っていたが、アークへの借りを返すため仕方なく引き渡した。体は細いが筋肉質で銃の扱いも上手い。義眼になった原因の1回とシャドが死にかけた時に不意打ちを喰らった1回くらいでしか大きな怪我は負っていない。マフィアの構成員は大体4500人程。情に厚く恩を重視するような性格のため幹部などの重役は皆ジェノを慕っている。


名前:ノア・ルイス・クラーク
性別:男   年齢:24歳
身長:169㎝  体重:51kg
特徴:翡翠色でさっぱりとした短髪。空色の目。白いヘッドフォン。
アークの旧友。【V−1932zb】に抗体を持つ稀有な人間。「アークならウイルスの治療薬を作れるのではないか」と感染者の妨害を受けながらも研究所へ歩を進める。アークとは大学で出会った。お互いに14歳の時に飛び級入学しており、レアな同い年として仲良くなった。しかし近くでアークの才能を見せつけられることとなり、ノアは挫折。不登校となるも18歳でテレビに映るアークを見て「俺がサボった4年間であいつはここまで成長できたのか」と感じると共に、「俺もそろそろ頑張らないとな」と動き出す。勿論同年代の中では優秀な部類だったノアはすぐに大学を卒業し、夢だった医者として働き始めた。22歳の頃に大きな手術を成功させ、ドキュメンタリーに取り上げあられるほどに著名になる。



あらすじ#

「シュタイン様が適任なんですよ。」
国から来た使者に提示された仕事内容は『軍が動かないと対処できないほどの怪物と、そいつだけに有効な武器を作り国に渡せ』というもの。
国に利用されるのが気に入らなかったアークは、高い報酬とリスクを無視して依頼を断るが、普段から繰り返している異常な実験から、既に怪物よりもおぞましい生物兵器を創り出していた。
「政府がここまで腐ってるんだから人も腐るのが道理だよね!」
【V−1932zb】と名付けられたウイルス。人の脳や細胞に損傷を与え、動く死体とするそれを世界中にバラ撒き『観察』を始める。
「なんでボスを助けなかった!」
「だってシャドはもうボクの相棒でしょ?」あいつはこの世界には必要ないよ———。
研究所内でのすれ違い。
「俺はまだ信じてる。お前はやってくれるだろ?」
「…参ったね。材料と興味が存在するならばボクは断れない。」
世界の終焉とそれに抗う一人の青年。
「ボクが終わらせた世界はボクが始める。これも道理ってわけか。」
アークは今日も昨日もこれからも、本当に訪れる終末を待ち研究を続ける。
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