満 州 開 拓 団 の 悲 惨 な 結 末


満州開拓団の悲惨な結末
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満州事変後、満蒙開拓団という新しい政策を推進したのは、
東宮鉄男(関東軍陸軍大尉、張作霖殺害の実行犯)、
石原莞爾(関東軍参謀、満州事変の首謀者)、
加藤完治(農業指導者)、石黒忠篤らである。

当時の高橋是清蔵相は満蒙開拓団に不賛成であった。

高橋蔵相の【移民など可哀想だから良くない】という一言で
いったんはしぼみかけたこの構想であるが、
1932年の5.15事件(海軍将校が犬養毅首相ら政府首脳を
殺害したテロ事件)で、高橋是清は更迭されてしまう。

満州国建国後、この構想は具体化された。

日本を破滅に追いやった満州事変の首謀者である
石原莞爾ら関東軍参謀たちは、1945年8月の
【満州開拓団の悲劇】の責任者としても、
その罪を厳しく糾弾されなければならない。

 半藤一利氏は、著書『ソ連が満洲に侵攻した夏』(文藝春秋1999年7月発行)
の第313頁で、「囚人部隊を先頭に立てたという説もあるが、(満州へ)
一番乗りで突進してきたソ連軍兵士はドイツ戦線で鍛えられた猛者が多く、
戦場で鍛えられはしたが、教育や訓練で鍛えられる余裕のなかったものが
多かった。(日本人は)時計はもとより、机、椅子、鉛筆、消しゴム・・・
何から何まで奪われた」

 「かれらが開拓団の逃避行を平気で攻撃してきたのは、
戦場の常とはいえ、許されることではない」と述べている。
保護すべき日本人母子老人家庭難民や民間人である開拓団員を
保護せずに、逆に、レイプ(強姦)・暴行・殺戮・強奪を行ったことは
【人道に反する罪】である。

 前掲書第313頁に述べられている通り、犠牲はそれらにとどまらない。
いまにあとをひく数千人の残留孤児の問題である。規律が滅茶苦茶な
ソ連軍兵士のレイプ(強姦)・暴行・殺戮・強奪によって、日本人母子老人
家庭避難民は、【子供を置き去りにせざるを得なかった】ほど、
死と隣り合わせの極限状態に置かれたのである。

 前掲書第271頁~第273頁で半藤一利氏は次のように述べている。
「日本本土では確実に、そして早急に平和と安息が訪れてきている。しかし
満州では、まさしくその正反対のことが行われようとしていた。ソ連軍の
進駐の日を境に、大小都市や町で【悪夢】がはじまったのである。市内の
治安はその日を境に混乱し、乱れに乱れていった。殺人、婦女強姦、強奪、
暴行はひんぴんとして行われだした。8月18日以降、ハルビン市はソ連兵
による強奪、暴行、強姦の街と化した。」










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