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（秋田ひろむ受賞メッセージ 書き起こし）

amazarashiの秋田ひろむです。
「新言語秩序」は、一般市民同士の相互監視によって言葉が奪われた社会を描いています。
これはSNSでよくある誹謗中傷とか炎上とか、そういうものからヒントを得ました。
構想段階の時期に、アーティストが政治的発言をしてそれが炎上するってことがよくあったんですけど、それに僕は衝撃を受けました。
表現する側の人間が集中攻撃を受けて、言葉を訂正させられるってことに、すごい怖さを感じて、怒りを覚えました。明日は我が身だと思いました。
だから、このライブの一番のモチベーションは怒りだったと思います。
武道館という、ミュージシャンにとっては記念碑的な大事な場所だったんで、ミュージシャンとしてこの先ちゃんと言えるバンドでありたいという、決意表明みたいなライブだったと思います。