幸せを探している君へ。


nmmn注意


・本人様には関係なし
・なんでも許せる方のみ
・BL注意。過度な恋愛・R指定等なし


本編↓









「——くんの幸せ、一緒に探そうよ。」


「俺たち、もう友達でしょ?辛いこと、俺にも背負わせて。」


「——部、入ってくれませんか?」


「放課後みんなと一緒に出掛けるけど、よかったら来る?」


「きっといつでも俺たちは繋がってるよ。親友なんだから。」


【PROFILE】

≪メイン≫
成瀬 桃(なるせ もも) .
高一の主人公。
毎日午後四時までに ”噓” を一つ付かないと、この世から消えてしまう。
そのため、定期的に精神科へ通っている。

水無瀬 蒼(みなせ あお) .
桃と同じく高一。歌い手部所属。
ゲーム好きで、成績は学年トップレベル。
他クラスの4人の友達と学校生活を送っている。



≪その他≫
花渕 赤(はなふち あか) .
高一で、1年2組。歌い手部所属。
歌うことが好き。

花ノ宮 黄(はなのみや き)
高一で、1年2組。歌い手部所属で、副部長。時々伴奏担当。
ギターやピアノを弾くことが好き。

矢歌 橙(やうた だいだい) .
高一で、1年3組。歌い手部所属。
人を笑わせることが好き。

神楽 紫(かぐら むらさき) .
高一で、1年3組。歌い手部所属で、部長。
人と話すことが好き。




【STORY START. 】

清潔感のある香りの診察室で、俺は静かに医師へ問いかけた。

桃「…もし、嘘をつけなかったr——」

医師「この世から消えます」

桃「死ぬじゃなくて…?」

は、消えるって何...?と思いつつも、質問を返す。

医師「死ぬ、というより、貴方の存在がすぐなくなります。」

医師「一瞬で消えますよ。綺麗に、ぱっと。」

桃「…消え、る」

つい先ほどまで、「貴方は午後4時までに言いたいことと正反対の噓を1つ付かないといけない」「それを他人に告白したら、その相手が消える」ということを言われている。

俺が言葉を失うと、なぜかショックのための精神安定剤を複数出されて病院を追い出された。

大きくため息をついて、自分の家を目指し、歩く。






桃「…帰りました。」

ドアを開けて礼をすると、リビングから舌打ちと咳払いが聞こえた。

過去に交通事故で親を亡くした俺を施設から引き取った、血の繋がっていない祖父だ。

祖父「...喋るな、耳障りだ」

桃「…」

ため息をついて無言で階段をのぼり、ベッドにダイブする。

桃「やっと明日で金曜日かぁぁあ......」

立てかけ式のカレンダーを見つめて、大きく伸びをした。


それからは早退して受けなかった数学と科学、二日精神科へ通っていた分の日本史と英語の復習をして、歯を磨き風呂に入る。



ベッドでスマホをいじっていると、急に眠気が襲い、俺は深い眠りに落ちていた。



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【 第一章 「 部 員 集 め 計 画 。」 】

≪side蒼≫

蒼《部員はあと誰にする?》

11:24分。僕たちは「歌い手部」の部員をあと一人集めるために、グループラインで話し合いを進めていた。

黄《赤、蒼ちゃん、橙くん、紫ーくん全員声が個性的ですから、魅力を感じる人がいいですよね》
蒼《うんうん》
橙《そうやな~、俺と紫ーくんが低音、蒼赤が高音、黄ちゃんが中音メインやから、中音いける人とか?》
黄《ぱっと見中音域だとわかる人あんま居なくないですか?歌ってもらわないとですよね…》
赤《確かに。地声は低音の人が多いよね》
紫《そういえば、音楽の担任から合唱祭のパート分けした名簿もらえるよ》
蒼《ほんと⁉明日の放課後持ってこれる?》
紫《うん、いける!》
橙《じゃあ一つ目の候補は決定やな!》
黄《ですね!》
赤《あと、1人だけ年上っていうのも避けたいよね》
紫《うんうん》
紫《あ、俺たち各クラス2人ずつ部員になってるから、蒼ちゃんのクラスに誰かいい人いたりする?》
蒼《うーん、》


蒼「あ、」

頭の中に1人だけ、思い当たる人がいる。

ピンク髪で、青い目の成瀬くん。


蒼《成瀬くんって知ってる?》
赤《あ、知ってる!掃除場所同じ!》
橙《成瀬桃さん?なんとなく知ってる気が》
黄《話したことないですけど、学校一影口の言われっ子とか…僕は仲良くしたいです!賛成します》
紫《え、そうなの?めっちゃイケメンなのに⁉》
蒼《あ、そうなんだ。でも顔立ち最強だよね!ね、良くない?誘ってみようよ!》
赤《うんうん!でも、どうやって誘う?》
黄《誘いますか!校門でビラとか作って渡してみます?僕が渡しますよ》
蒼《いいじゃん!さすが副部長!》
紫《ビラ渡したところで、軽く放課後空いてたら呼び出して話してみる?入ってくれるかも聞こう!》
赤《いいね!自然そう!》
橙《じゃあ蒼は一日中桃くんに話しかける係な》
蒼《勝手に作るなwまぁおけ!》
赤《じゃあ明日の朝から実行で!》
蒼《うん、おやすみ~》
橙《おやすみ!》
紫《また明日ね!》
黄《はい!》


蒼「…ふぅ…桃くん明日は学校来てくれるといいな」

そう呟いて、スマホの電源を切り、眠りについた。
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