日記


またしても考えもなしにノンストップ指日記を書き始めた3/23の早朝である。例に漏れず寝ていない。前回のノンストップ指日記を書いてからおよそ一ヶ月近く経ったわけだが、その間何も進捗がなかったことをここに記しておく。もうすぐ春休みも終わりに近づいているわけだが、なにも成せていないし、何もなす気力が湧いてこない。これは実益のともなった実生活においてもそうだし、実益のともなうか分からない趣味の世界においても言える。今の俺に必要なのは現在の認識なのだと思う。現在を現在と捉えられず、常に仮の自分でいるために自分に対して実感が持てない。常に霧がかかったような感覚に見舞われる、
自分が自分であるという実感が持てないから、危機感が持てない。すなわちこれが現実逃避だ。自分で書いていて何を言っているのか分からないが、要は俺に自分を律する自制心がないという話だ。例えるならいる前を向いて歩いて行こうと決意を決めた瞬間にはもう脇道に一歩踏み出しているようなありさまで、しかもそれが俺にとってあまりに自然で当たり前の出来事であるものだから、脇道に逸れてしまったという違和感や罪悪感がない。来た道を振り返ってようやく、己が間違った道を歩み続けていたと気づく。いや、自分が間違った道を歩んでいたこと自体は一歩目から気付いてはいたものの、実感がなかったのだ。それを後々になって実感する。そして猛烈に後悔する。そんな行程を何度も何度も繰り返し、猛省し、次こそはと決意を新たに一歩踏み出す足がすでに脇道に踏み出している。
そんなありさまだ。
この日記だって決意を改にするためのものではあるが、よくよく考えれば脇道でしかない。無駄な手慰みだ。
とはいえ今の俺にとって無駄でないこととは一体なんだろうと考え始めてみると、これまた返答に窮する。俺の生活は頭からつま先まで無駄によってのみ構成されており、そこに有意義なぞという真っ当なものが差し挟まる余地がないのだ。我ながらいっそ芸術的と言えるほどの堕落っぷりだと思う。
ここまで堕落した人間にとっての有意義な時間とは何か。何をすれば有意義といえるのか。
ある意味で俺は余命数時間の癌患者のようなものだ。ちなまに俺と癌患者を一緒にするのはあまりに癌患者に失礼だろうという野次は飛ばさないでいただきたい。俺に野次を飛ばしてくれるやつなんておらんが。
話が逸れたので戻す。
余命数時間の癌患者に勉強させることが有意義か?
余命数時間なのに、筋トレをする意味があるのか?
余命数時間なのに、健康食を食べて何になる?
ここにおける癌とは袋小路の代名詞であり、俺から見た俺はまさににっちもさっちもいかない袋小路の中にいるのだ。
袋小路に追いやられた鼠の願いとは何か? 無論、袋小路から抜け出すことだ、したがって、袋小路から抜け出しうる行動・時間こそが有意義な時間といえるのではないかと、思われるかもしれない。
その指摘は半分正しい。
しかし決定的に間違っている。
抜け出せないから袋小路なのであり、どうにもならないから余命数時間などと宣言されるのだ。
そんな俺に有意義さを求めるのはステージ4の癌患者に癌治療を強要するようなもので、ある意味これ以上酷なことはない。
じゃある本人の望み通りに見放せばいいのかといえば、そんなこともない。
本人の望みはあくまで袋小路から抜け出すことであり、癌の完治こそがほんとうの願いだからだ。
ではどうすればいいのかと問われれば、それが分からないから袋小路といっているのだと答えるしかない。
俺はどうすればいいんだ。
だれか教えてくれ。
出来れば親切に一から十まで指導してくれ。
導いてくれ。
ああ神は死んだのか。

我ながらクズ過ぎる言い分である。
ここに書いたことは、まあ、半分以上ネタであるが、半分近くは本心も混ざっている。
ようはほんとうにどうしたらいいのか分からないのだ。思い浮かぶ案はどれも本当に怖い。怖いのだ。恐ろしさのあまりに気力が削ぎ落とされるのだ。だこらといってこんなにも自堕落な日々を送る理由にはならない。それもよくよく分かっている。いや、分かってないのかもしれない。きっと全く分かっていないに違いない。俺は単に理屈で自分を悪と判断しそれをこうして非難しているだけだ。心の底から嫌悪しちゃいない。
だって仕方がないじゃないか。
俺が俺であろうとするだけで不和が生じるんだから。
外にいるとき、どうやって振舞うべきなのか頭で理解してはいても、行動として現れないのだから。
俺は好きで俺をやってるんじゃない。

ふと、思う。
人生とは時間だ。
人の価値とは、ある意味、時間をどのようなものにどれだけ費やしたかによって決定される。
それならば、時間をこんなにもふんだんに無駄にする行為は自殺もいてるのではないだろうか。

俺はこうして時間を無駄にすることで自傷している。
堕落することで死に近づいている。
楽することで、自分の首を絞めている。

ああ、我ながら、本当にどうしようもない。
だけど、ここまで言っておいてなんだけど。
ここに至るまでちらりと触れてはいたけど。
俺はこの地獄から抜け出すつもりだ。

方法は分からない。
ここの者からですら嘲笑され
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