【藤井厳喜】「中国版リーマンショック」 チャイナ政治を裏で操る黒幕の正体


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「中国版リーマンショック」
チャイナ政治を裏で操る黒幕の正体


(Yahoo! ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef3527c8126f2cb4ec9e2546ee451b7b5c2af7ca

(東洋経済オンライン 
https://toyokeizai.net/articles/-/456613

(NEWSWEEK 
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/09/post-97122.php


今年8月、ニューヨークで上場していた中国不動産大手:恒大集団が破産申請をしました。負債総額は48兆円。その規模は、2008年に経営破綻したリーマン・ブラザーズに匹敵するレベルであり、世界中が固唾を飲んで中国の経済情勢を見守っている状況です。

中国国内に約400万人もの雇用を生み出している恒大集団の破産により、今後、中国経済全体に壊滅的な悪影響がもたらされる可能性があります。また、恒大集団と同じく上場している不動産大手:カントリーガーデン(碧桂園)もデフォルトの危機に陥っており、一企業だけでなく、中国全体としての不動産不況が浮き彫りになりました。

メディアでも、中国版リーマン・ショックが起きるのではないかという報道が加熱するなど、心配されている方もいるのではないでしょうか?
果たして、中国版リーマン・ショックは本当に起こるのでしょうか?
そして、日本や世界にはどのような影響があるのでしょうか?

通常、このような国を代表する大企業の場合、政府が救済措置をとり、潰れないようにコントロールすることができます。例えば、2010年に倒産した日本航空(JAL)などが、その一例です。しかし、国際政治学者の藤井厳喜先生は、「チャイナ政府が恒大集団を救済するとは思えない」とおっしゃいます。

なぜ中国政府は自国の大企業を助けないのでしょうか?
実は、これらの問題を紐解いていくと、
背後に黒幕がいたことが明らかになったのです…


中国不動産バブル崩壊の黒幕
この黒幕の正体はいったい何だと思いますか?

米中対立の真っ只中で、正面から敵対するアメリカでしょうか?
香港を通じて、長年蜜月関係にあったイギリスでしょうか?
ウクライナ侵攻など、虎視眈々と領土拡大を狙っているロシアでしょうか?

はたまた、CIA、MI6、モサドなどの諜報機関…あるいは欧米の巨大ファンドや、世界に冠たるGAFAなどの国際的大企業でしょうか?

いいえ。実は、これらは全て違います。

おそらくこの答えは、あなたにとって目を疑うようなものになるでしょう。なぜなら、私たち日本人からすると到底考えもつかない…「意外な人物」が黒幕だからです。ではいったい、その人物とは誰なのでしょうか…正体を明かす前に、この黒幕について話すためには、
「チャイナ国内に存在する3つの政治勢力を理解しなければならない」
と、藤井先生は言います。


国際政治学者
藤井厳喜


藤井先生は国際政治学者として40年以上も、世界情勢を分析し続けてきました。予測の精度は折り紙つきで、日本のバブル崩壊やリーマン・ショックをはじめ、数多くの経済の潮目を事前に予測し、的中させてきました。

このような実績を持つ藤井先生について、福田・中曽根内閣時代、総理大臣に情報提供や助言を行なう、首相特別顧問を務めた経験を持つ故加瀬英明氏は、「私が日本の国際政治学者が書く評論・本で、ただ1人読むのは藤井先生のものです。本当に未来を先取りしていますから、日本の行く手を考えるに当たって、これほど役に立つことはありません」と評しており、数多くの著名な方からも推薦をいただいております。

そんな藤井先生は、「チャイナ関連のニュースを見ていて不可解に思う出来事の裏には、3大政治勢力の動きがある」と仰るように、中国情勢を分析する際は、必ずと言っていいほど、この3つの勢力を見ていると言います。

ここで1つ例をあげると、

2020年11月、アリババの子会社が上海と香港で上場する直前に、中国政府によって突然、上場を中止にさせられるという事件がありました。私たちの感覚からすると、国内の企業が成長し、上場するということは、当然経済にとってプラスのことなので、歓迎すべきことだと言えるでしょう。なので、その直前に、政府自ら上場を中止させるなんて不可解すぎる、と思われたかもしれません。

しかし、3大政治勢力の視点からこの事件を見てみると、その全貌が驚くほど簡単に理解できるのです。そんな3つの勢力とはどんな集団なのか…簡単に説明してみようと思います。




中国を牛耳る3大政治勢力

第1の勢力は
今の中国のトップに立つ集団
もはや今、この集団を止めることは誰にもできない…それほどに勢力を拡大させています。

第2の勢力は
現代の中国経済の基礎をつくり上げた集団
中国を支えてきた圧倒的な経済力…それは彼らが生み出したといっても過言ではありません。

第3の勢力は
若手エリート集団
官僚として能力の高い若手エリートたちです。

そしてこれらの勢力は、今この瞬間も中国国内のあらゆる覇権を握るために、火花を散らしているのです。
テレビやマスコミなどに出ている言論人は、このアリババの事件について「民間企業として成功し過ぎたから政府が目をつけただけ」と分析しますが、実はここには重要な視点が欠けていたのです。

一般的に日本やアメリカなどでは、企業と政府は直接的な関わりを持っていません。ですが、中国は違うのです。今、有名になっている中国の大企業は、ほとんどがどこかの派閥と繋がっていて、このアリババも例外ではありませんでした。

さらにこの3大勢力のパワーバランスは、常に変化しています。そのため、属する集団の力が強い時には、それに連動して企業は業績を伸ばしますし、力が弱まれば、苦戦を強いられることになります。まさにアリババの成長と衰退の裏には、この3大勢力のパワーバランスの変化があったのです。

このように、一見不可解に思えるような中国ニュースは、この3大勢力を理解し、刻々と変わる3者のパワーバランスを捉えることで、非常にクリアになるのです。

また、これは経済に関するニュースだけでなく、もちろん政治にも大きく絡んでいて、習近平が同じ共産党内のトップを更迭したり、自国の利益にならないような行動をしたりする理由も読み解くことができるのです。

・昨今話題となった中国の大規模停電
(※大手メディアでは石炭価格の高騰と言っているが、実は中国は世界最大の石炭生産国なので問題ないはず。しかも停電になっているのは製造業が盛んな地域ばかり…)

・中国で隆盛を極めた塾業界が、政府からの通達一つで事実上消滅
(※塾産業に関わっていた5,000万人が仕事を失った。優秀な人材を育てることにも繋がるはずなのに、なぜ経済にダメージを与えるようなことをしたのか…)

などなど…

中国国内の覇権を争う内部闘争、そこから派生する意味不明な中国ニュースの裏側、そして、3つの勢力の正体を紐解くために作ったのが、こちらの講座です。


ビデオ講座

『チャイナ3大政治勢力』

過去や現在だけでなく、未来に起きるであろう出来事も予測することができたり、中国を中心とした国際情勢の理解にまで応用できるような、まさに万能な視点をお届けします。
※あわせてテキスト講座もPDFでご提供します。


“恒大集団” 破産の真相…

そして、もう既にお気づきかもしれませんが、冒頭でお話しした、中国政府が恒大集団を救済しない理由、そしてその原因となっている黒幕の存在も、実はこの3大政治勢力の歴史を遡ると見えてきます。

実は、今の中国を牛耳る第1の勢力が生まれたのは、かなり最近のこと。それまではずっと、第2の勢力と第3の勢力がしのぎを削っていました。

これまで中国は、安い労働力と引き換えに、外国から技術や工場、資本を持ってきて、経済発展を図ってきました。その立役者となったのが、第2の勢力と第3の勢力です。これらの集団は外国ともかなりコネクションを持ち、豊富な人脈を利用して中国経済を飛躍させました。

これらの集団はその間に、中国国内のあらゆる経済利権を握ります。そして現代にまで続く、とても大きな影響力を作り上げていったのです。
ですが次第に、この2つの勢力は対立を深めていくことになります。そして、この派閥争いが行き詰まった結果、妥協人事として生まれたのが、この2つの勢力のどちらにも属さない人物だったのです。

そして彼は、第1の勢力として自らの権力をどんどん拡大させていきます。中国国内に散らばる第2の勢力の経済利権に目をつけ、それらを次々に潰しながら、徐々に独裁色を強めていく…そうして、今日の中国を形作っていったのです。
これについて、藤井先生によると、今の中国の分かりやすい見取り図というのは、第2の勢力と第3の勢力が手を握って、第1の勢力に抵抗しているという図式だそうです。


これらの歴史を踏まえ、恒大集団の話を見てみましょう…

実は恒大集団というのは、今、協力関係にある第2、第3の勢力に属する企業なのです。そのため、この3大政治勢力の観点からこの出来事を見てみると、今最も力を持っている第1の勢力が敵対勢力を潰した…ただ単にそれだけのことなのです。さらに最近では、カントリーガーデンという不動産大手も、経営破綻するのではないかと大きな注目を集めていますが、この企業も例外ではなく、敵対勢力に属する企業なのです。

いくら敵対しているとは言え、自国の大企業を潰すことは、第1の勢力にとってもマイナスではないか…と思われたかもしれません。ですが、代々不遇を受けてきた第1の勢力にとっては、敵対勢力を叩き潰すことが最優先…なので、その目標を達成するためだったら、中国版リーマン・ショックが起きることすら厭わないのです。

では、具体的にはどのようなことが起こっているのでしょうか?また、これが本当に中国版リーマン・ショックに繋がるのでしょうか?そうなった場合、日本や世界にはどんな影響があるのでしょうか?

そこで、一連の中国不動産バブル崩壊の流れや、その裏に存在する内部闘争、また今後の予測などをまとめた講座がこちらです。


ビデオ講座

『最新事例解説』
〜中国版リーマン・ショックは起きるのか?〜

・恒大集団の破産・カントリーガーデン破綻危機…これらの黒幕は?
・中国版リーマン・ショックは起こるのか?日本や世界への影響は?
・3大政治勢力の視点から中国不動産バブルの崩壊を読み解くと…?

(約25分の動画講座です)

もし、11/8(水)開催の「ONE TAIWANシンポジウム」にご参加いただけるなら…こちらの2つの講座を手に入れることができます。






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