ヤクザメシ


Introduction#


 料理系Youtuberになりたい。大蛇丸とか見てるとキャラ+料理のコンテンツには未来があると感じる。極主婦道とか見てるとバチバチにイカツい格好して家庭的な料理を作るのもウケそう。とか思っている。

 大学に入ってから自炊をするようになった。最初は「自炊してる自分かっこいい」くらいのテンションでマズい野菜炒めとか作ってたが、確かたまたま作ったシチューがバカクソ美味かったかなんかで才能の目覚めを感じ(今になって思えばシチューをレシピ通りに作って不味くなることはないのだが)、ちょっと本腰いれて料理を楽しんでみようという気持ちになった。
 1回生のころは土日の度に4人前の飯を作って同期に売ることで自分の食費を浮かせていたが、あれは料理の上達に一役買っていたと思う。基本的に土日しか自炊しないので、1人前の料理では材料を使い切ることが難しく、そうするとバリエーションも少なくなってくるのでどうしてもあれこれ作るのは難しい。美化してしまえば、寮という環境があったからこその上達だったのだと思う。

 ある程度上達してから取り組み始めたのが「作るとあんまり上手くできないし買えばそこそこ美味いの食えるからあんま作んないんだよね~」という料理を何度も作って極めることである。よくわからないのでこれまでの事例を挙げていこうと思う。あまり料理初心者向けではなく、かつ上級者が見たら何言っとるんやこいつってなるであろう、中級レベルの文章である。自炊まあまあするけどちょっと飽きてきたな、ちょっと冒険してみてもいいかもな、くらいの層を対象にしている。



Episode 1. 唐揚げ#


 第一章は別名「〇らこ越え唐揚げプロジェクト」として打ち上げられた。略してKKKプロジェクトである。紆余曲折あって、某ラーメン屋を憎んでいた。今でも憎んでいる。二度と行くものかと決意したが、ラーメンは大して美味くないからいいものの、あそこの唐揚げは美味い。二度と行かなくてもいいように、某ラーメン屋の唐揚げよりも美味い唐揚げを自分で作れるようになったらいいのではないか。そういう発想で来る日も来る日も唐揚げを揚げ続けた。
 まず鶏肉を切るところからだが、鶏肉はデカければデカいほど美味くなる。バカみたいな話だがこれはガチ。多分肉汁が逃げなくてジューシーになるとかそんな話だろう。1枚のもも肉から3つ作るくらいの気持ちで。ただし中まで火が通らないという危険がつきまとう。対策は後述。
 次に鶏肉をたれに漬ける。しょうゆと酒とみりんとにんにくとしょうが、くらい。余計なものは入れなくていいと思う。3時間くらい漬ければ味がしみしみになってお肉も柔らかくなってハッピー。冷蔵庫がにんにく臭くなるのはご愛敬。
 引き揚げたらいよいよ衣をつけよう。さっきからわかったような顔をして書いているが、実は衣の配分についてはよくわかっていない。片栗粉はざくざくする。パン粉を細かく砕いて混ぜるともっとざくざくクリスピーになる。小麦粉の効果はよくわからん。小麦粉片栗粉1対1、オール片栗粉、片栗粉+パン粉などいろいろ試してみたが、理想になかなか近づけない。〇らこかTKYSあたりのパリパリっとした衣のレシピほしい。あと、粉は贅沢に使おう。ケチらずにドカドカまぶすと美味しくなる気がする。
 衣をつけたらべちゃっとしないうちに油にぶちこんでしまおう。たくさん作るのならその都度衣をつけるのがよい。漬け汁とか肉汁とかですぐべちゃべちゃになるので。ここで秘技「二度揚げ」を紹介しよう。デカい塊を中まで火が通るように揚げようとすると、外が焦げたり肉がかたくなったりする。これを避けるためには「余熱」がキーワードとなる。あまり料理をしない人にとっては直感的に理解しづらいかもしれないが、高温の油から引き上げたあとの肉は置いてるだけでじんわり火が通る。熱湯を注いだカップ麺が3分で美味しく仕上がるのと同じである。当然ながら、肉は置いてるだけで焦げたりはしない。すぐかたくなったりもしない。でも火は通る。素晴らしきかな。160度くらいの油で3分くらいじっくり揚げて、引き上げてちょっと待って、最後に180度くらいで1分からっと揚げることで、ジューシーかつやわらかかつ焦げてなくてザクザクの唐揚げが完成するのだ。
 個人的には衣の配分が決まり切っていないのであまり満足いっていないが、僕の唐揚げを食べた多くの人は「〇らこより美味い」と言ってくれるので、第一章は達成といってもいいと思っている。最近あんまり作ってないからまた誰かに食べてもらおうと思う。

参考:https://cookpad.com/recipe/3888561


Episode 2. カルボナーラ#


 第二章は店で食うと美味いのに作るとなかなか上手くいかないこいつ。短期間で4回くらい作ったらめちゃくちゃ美味しいやつが作れるようになった。
 まずパスタ(タリアテッレというきしめんみたいなパスタがおすすめ)をゆでながらベーコンをオリーブオイルで炒める。好みの具合になったらベーコンを引き上げて、オリーブオイルに白ワインを入れる。このときとにかく混ぜ混ぜするのがコツだと思う。はっきり言って水と油を混ぜるのは怖い。炒め物をしているときにバチバチなって怖いのは水と油がケンカするせいである。早めに混ぜ混ぜして乳化させとくとそこまで怖くない。
 ソースは、卵黄、生クリーム、粉チーズ、ブラックペッパー、引き上げたベーコンを混ぜ混ぜ。これはめちゃくちゃ濃厚なレシピ。全卵を使ったり生クリームが牛乳に変わったりすると多少アッサリした感じになるんかな。濃厚を極めたかったのでアッサリ方向には詳しくない。
 パスタが茹で上がったら、オリーブオイルと白ワイン混ぜたやつに加えて混ぜ混ぜ。そのあとソースを入れて混ぜ混ぜ。カルボナーラはとにかく全工程の混ぜ混ぜを本気でやるのがいいと思う。油がはねて怖かったり、油が分離したり、ソースがダマになったりといった問題点はだいたい混ぜ混ぜで解決する。

参考:https://oceans-nadia.com/user/12773/recipe/188682


Episode 3. チャーハン#


 中華鍋を買った。おいしい中華料理を作りたくなったので。鉄の大きなやつを柄の長いお玉と一緒に買った。買った直後にしなきゃいけないこともあれば使う直前直後にしなきゃいけないこともあるのでめんどくさいが、やっぱりフライパンとはまったく違ったものができる。
 カンカンに熱した中華鍋にラードを入れる。ちょっと多いか?くらい。溶けてあったまったら溶き卵を入れる。ジュゥー!!!ぶくぶくぶくぶく!!!!みたいになるのでお玉でかき混ぜつつ、すかさずコメを投げ入れる。ちょっとほぐして平らにしたら、一度鍋を返して卵とコメの上下を逆にする。そこからはお玉のフチでガンガンしたりお玉の背中でギュウギュウしたり鍋振ったり回したりしてひたすらコメを分離させ卵を細かくする。固まったコメや卵は見逃さずお玉で破砕。
 頃合いを見てネギ、刻みチャーシュー、塩コショウ、醤油を入れる。醤油は味というよりも香りを入れたいので鍋のフチに入れてジュウーってさせるといい。ガツガツ鍋振ってパラっとしてきたら完成。
 まじでラーメン屋で出てくるチャーハンが作れる。多分中華鍋なくても、油をラードに変えるだけで全然味が変わると思う。ラードすごい。

参考:https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/noriki-washiya/18-00039



とまあこんな感じで。練習する前と後で明らかにクオリティが変わる系の料理は楽しい。美味しいものを食べるためではなく、美味しい料理作れたらかっこいいよねみたいなテンションで料理しているので。次はタンポポオムライスとかに挑戦したい。(https://youtu.be/xAawGfEhzf4)こんなの。

 書き終わってからもうちょい自分語りすればよかったなって思う。寮の話とか就活の話とか。気が向いたらどこかの機会で書くかもしれない。